代表取締役 渡辺 健太郎
設立 | 2007年7月2日 |
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事業内容 |
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会社HP | http://www.microad.co.jp/ |
新規事業の立ち上げを通じて
新卒で就職した会社では、
建設業向けのソフトウェアを販売するシステム系の営業をしていました。
理系で情報処理を学んでいましたが、SEを目指すよりは営業がしたいと思っていたので。
具体的にこれがしたいというビジョンを持っていたわけではなく、
早く自分のやりたい仕事をやれるだけの力をつけたいと、その会社・仕事を選びました。
当初から1〜2年で結果を出したいと思っていましたので、充実した時間を過ごしたこと、
3〜4年続けても同じようには成長できないだろうと思ったことをきっかけに転職しました。
その頃は、インターネットが話題になっていた時期。
私自身、インターネットには早くから興味がありましたので、
「インターネット」「ベンチャー」というキーワードを元に、
サイバーエージェントに就職しました。
当時、サイバーエージェントは社員20人足らず、起業して1年ほどのベンチャー企業。
しばらく東京で営業をした後、大阪の支社長として立ち上げを任されました。
25歳とまだ若かったので、失うものは何もないと思っていました。
成功以外の選択肢を考えないで、背水の陣で臨みました。
しかし、失敗できない仕事を任されたプレッシャーよりも、
早くに立ち上げの機会が巡ってきて幸運だった、という思いのほうが強かったですね。
大阪で2年を過ごしたあと、様々な新規事業の立ち上げに携わりました。
中でも印象的だったのは「メールビジョン」(メールアドレスを登録すると、
音声や映像などのコンテンツが自動的に送られてくるサービス)の立ち上げ。
ブロードバンド時代に立ち上げたもので、3ヶ月で100個余りのメディアを作りました。
試行錯誤しながらも、ダイナミックに展開した思い出深い事業です。
長い時間をかけて成長させたい
起業、というよりは、
日常的にあった新規事業の立ち上げと同様の感覚で「マイクロアド」を立ち上げました。
もちろんサイバーエージェント中での立ち上げなので、
他にも自分がゼロからスタートさせている事業がありました。
しかし、数ある中でも「マイクロアド」の事業は長く意味のある事業として
育てていきたいと思ったのです。
また、私自身、ひとつの事業に集中したい気持ちが強くなっていました。
マス広告は、一部の大広告主しか使うことができない。
しかし、精度を高めてよりマイクロにしていけば、広告が情報に細分化されて、
より多くの人に使ってもらえる。
必要な情報を必要なだけ供給することも可能になります。
効率的であれば広告主の儲けになり、ビジネスを盛り上げることができる。
自社の事業は、いわゆる広告宣伝ではなく、物を売るための流通チャネルと考えています。
そうしたビジネスの基盤となるような事業をやっていくなら、
自分の人生を使う意味があると確信しました。
テーマカラー
コーポレートカラーは「オレンジ」。
単純に、クールよりちょっとかわいい方がいいということでオレンジに。
また、ロゴまでソリッドだと人間らしくない感じがするので。
因みに、会社ロゴは「M」の文字が人を表しています。
広告を有益な情報に細分化して、人と人とを繋いでいく、という意味。
社名には、よりマイクロなアドバタイジングを、という思いを込めています。
こんな人と働きたい!
―普通ではつまらないと思う人―
何となく働く、食べていくためだけに働く、というのは面白くないと思っています。
何か分からないが、何かがしたい!と思っている人や、
チャレンジすることや変化を楽しみたい人と一緒に働きたいですね。
仕事というのはどこかでルーティンになっていく。
「それでは退屈で死んでしまう!」、「普通の人生ではつまらない!」と
思える人が良いと思います。
学生へメッセージ
就活やその他日常のなかでも
「こうしなきゃいけない」「こうあるべきだ」という考え方は意味がない。
自分がどうしたいか、が大切なのであって、
自分の「こうあるべき」を無理に作る必要はないと思います。
就活はひとつの仕組みであって、それはただの仕組みとして理解しておくべき。
仕組みに支配されてしまうのは愚かです。
内定をもらうことがゴールではありませんから、
「就職」よりも「人生をどうしようか」と考えた方が良いと思います。