代表取締役 子俣 有司
設立 | 1996年8月26日 |
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事業内容 |
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会社HP | http://www.apollo-ns.com/ |
【新車スクープとの運命の出会い】
大学を卒業してオーストラリアに1年間留学、その後父の経営する会社に就職しました。
業種はフォトライブラリーといって、ポジのレンタルです。
そのなかで私は、車の写真部門を任されました。
ちょうどその頃、新車スクープ業界の著名なカメラマンと契約したこともあって、
今にして思えばこれが新車スクープとの運命的な出会いでした。
初めは車のことなど全くわかりませんでしたし、さほど興味もなかったのですが、
四六時中車の写真やニュースと向かい合っているうちに、だんだんと好きになってきたのですね。
独立する頃には大好きになっていました。
父の会社には7年在籍。
後を継ぐ選択肢もありましたが、自分には自分の方向性があると考え、
30歳で独立、起業しました。
学生時代から、まずは行動ありきだと思っていましたし、
現状満足していたら成長はそこで止まってしまう。
30歳当時、私にはすでに家族がいましたが、
勝負するなら若いうちだという気持ちで起業しました。
【日本唯一の存在として】
新車スクープというのは、1分を競うもの。
カメラマンには業界の情報があり、それを元に発表前の車を撮るのですが、
エージェントはその写真や記事を雑誌に売るのが仕事です。
1日遅いだけでも他社に抜かれれば、何の価値も付きません。
写真を見ただけでは素人目には何の車かわかりませんので、見分けるための知識が必要ですし、
それを瞬時に値付けし、適正な雑誌社に売ることができなければなりません。
日本では、新車スクープの歴史はわずか26〜27年ですが、
弊社の起業当時は5〜6社あった競合他社も、現在では弊社だけになってしまいました。
カメラマンは多数存在しても、窓口は弊社だけなので、供給過多になっているのが現状です。
現在日本で、新車スクープに特化したエージェントは私だけです。
ですから、この部門では誰にも負けたくない。
世界的に注目されている車は必ず自分がスクープする、という思いでやってきましたし、
過去にもライバルに負けたことはほとんどありません。
新車スクープが好き、という思いは、魅力的な外車を伝えていくことで、
車の人気をこれからも維持したい、という使命感でもあります。
【座右の銘】
「ピンチはチャンス」
創業から15年、もちろん波はありました。
映画・コンテンツ配信を始めた時期が特にそうでしたが、
しかしそんな時こそ、普段見えていないものが見えてきたり、
思いつかないような発想が湧いたりする。
車雑誌が売れなくなってきている現状に対しては、電子書籍を使えば、
弊社のような小規模の会社でもいずれ出版としての機能を果たせるのではないかと考えています。
月刊誌だと1ヶ月前のニュースということもあり得ますが、電子書籍には速攻性がある。
スクープとしても有利ですからね。
【学生へメッセージ】
仕事・プライベートを問わず、もっとガツガツと向上心を持って欲しい。
例えばもっといいメシを喰いたいだとか、そうした小さな夢をひとつひとつクリアしていく。
仕事のモチベーションにもなります。
そして、先にも述べましたが、まずは動いてみる!
「うまくいくかな」「成功するかな」ではなく「必ず成功させる」という気持ちが大事だと思います。
こういう気持ちが運も見方につけるはずです。
若いうちはどんどん勝負したらいい。
たとえ負けても、戦ったという事実があるなら負けても後悔しないでしょう。
戦って勉強したことは絶対に忘れないものです。
年齢を重ね、家族など自分の守るべきものができてくると、
勝負を回避しなくてはならないこともありますが、独身・20代なら、まだまだ勝負の時期。
起業するなら20代のうちがいいと思いますよ。