代表取締役 鈴木 俊二

株式会社 グラフィティマガジンズ 代表取締役 鈴木 俊二

代表取締役 鈴木 俊二

株式会社 グラフィティマガジンズ
設立 2004年9月
事業内容
  • 「東京グラフィティ」の編集、制作、発行
会社HP http://grfft.com/

起業ストーリー

「Tokyo graffiti」 書店・コンビニ・ネットで発売。


昔から自分が“面白い”と思う雑誌を作りたいな、と思っていました。
起業する前は、ファッションビルのプロモーションなどを行う会社で働いていました。

サラリーマンとして働いているのも楽しかったんですが、
仕事は自分がもっと面白いと思うことをやりたい!とさらに思うようになりました。
そこでいろいろ経験した後に、人を集めて、「グラフィティマガジンズ」を立ち上げました。

私達の作る雑誌は、一般の人たちの生活風景や考えていることを取り上げています。
他の雑誌と違い、表紙に人気モデルを起用したり、編集者のコメントを載せたりなどは、一切していません。

というのは、読者にそれぞれの受け取り方、感じ方で読んでもらいたいと思ったからです。
これは、取材された側は、自分の思いをあまり編集されないで、そのまま伝えられるということ、
読者は、掲載されている人の姿や思いをコメントや解説なしで、そのまま見ることが出来て
自由に感じる事が出来ること、そういう空気を作っていきたいと思ったから。

雑誌でもTVでも、今のメディアは、必ずと言っていいほど製作側の「コメント」が入っています。
ニュース番組でも、純粋な事実よりコメンテーターの言葉の方が多いですよね。
そうではなくて、100人いれば100通りの感じ方があります。
それを大切にしてほしいと想いを込めて、「東京グラフィティ」を創刊しました。

モデルや女優さんの人気で発行部数を伸ばすのではなく、中身の面白さを重視したいと思っています。

大手と同じことをして勝負しようとは思いません。
自分たちだからこそできるものを作っていきたいです。

今後の目標

みんなが顔写真を登録して、安全に楽しくつながり合うコミュニティ! web版「Tokyo graffiti」

「顔、名前、を出して発言しよう」

イラクの日本人人質事件をきっかけに、匿名でのバッシングが大嫌いになり、メディアの
あり方に疑問を持つようになりました。一部の人たちの始めたバッシングや、メディアの論調に、
国全体がなびいていく姿を見た時、恐ろしさを感じました。

特にウェブの世界では匿名で無責任な発言が多い。
そうではなくて、「顔・名前・を出して発言しよう」といいたいです。

「東京グラフィティ」を通して、多様な生き方やライフスタイルがあって、
多様な感じ方があることを発信していきたいと思います。

テーマカラー

「青」

東北の山が多いところで育ったので、海へのあこがれなどもあり、
海や夏、水が好きだったので。

あとは最近、花やセミといった自然のものがすきなので、
自然を表す「青」にしました。

座右の銘

「おもしろき こともなき世を おもしろく」

これは、幕末の志士「高杉晋作」の言葉。
面白い人生を歩んだ彼が残した言葉だからこそ、面白いと思います。

これから求められる人材

経営者としてありがたいのは、「経営者的感覚」を持った人。

受け身ではなく、会社の発展のために能動的に動ける人はありがたいですね。

学生の皆さんへ

世界的に経済が厳しくなったこれからこそ、弱肉強食ではなく助け合いが必要。

日本にもこれからもっと多くの外国人の方々がやってきます。
ですから、国境を考えないで様々な国の人と仲良くしてほしいと思います。

日本のことだけを考えるのではなく、どうしたら世界が良くなるか、「愛国心」ではなくて「愛地球心」みたいな感じで、
考えてほしいなぁと思います。