専務取締役 矢沢 志朗

株式会社ブロンコ 専務取締役 矢沢 志朗

専務取締役 矢沢 志朗

株式会社ブロンコ
設立 1976 年 3 月
事業内容
  • ファッションのセレクトショップECサイトの運営。
  • ファッション情報サービスサイトの運営。
会社HP http://sputnicks.net/

ルーティーンワークからの脱出

私が就職活動をしていたときもかなりの就職氷河期でした。
その中で、出版業界や広告代理店を中心に就職活動をしましたが、
やりきれない感が否めなく、活動を中止。

25歳まではバンドを続けよう、と思っていたのですが、
徐々に契約社員で入社した会社の仕事に夢中になりました。

広告代理店でクライアントと雑誌社との調整役を任っており、
それまでの業務改善など果敢に取り組む姿勢を評価され、
上司に認められ始めたことがきっかけでした。

そして任された仕事が新事業であるインターネットビジネス。
時代はインターネットの急発展し始めた時で、「すぐに結果は求めないから」と。
当時はインターネットに関する知識もスキルもなかったので、
バナー広告の取り方すら分かりませんでした。
試行錯誤の中、「成功するビジネスは、何か」と考えたとき、
ネット販売にたどり着きました。
どうせなら自分の好きな物を売ろうとアパレルのネットショップを開始。
そこでの2年間、売り上げ結果がダイレクトに反映され、
評価を受けるのは面白かったですね。

退職後、得たスキルやノウハウを活かそうと、もともと父親のやっていた
ジーンズショッップを元にネット販売を始めました。
今ではお客様に届く90%以上の商品は、ネット経由で使用頂いています。

ネット販売でも店舗販売でも、お客様がいるということには変わりなく、
ネットを通してのお客様とのコミュニケーションを大切にしていきたいと考えています。

「若者のエンパワーメントに貢献したい。」

今後は、人が育っていく環境作りにも重点を置いていこうと思っています。
そこで、今度初めてインターンの学生を受け入れることにしました。

当社には仕入れから、受注、商品発送まで、インターネットショップの運営に関する
一連の業務を経験できる環境が整っています。
今後も、一貫してできる仕事を通して成長していって欲しいと思います。
店舗経営にも生かすことも出来るし、責任のある仕事の中で学ぶことは多いですね。

仕事をする上で大切なこと―柔軟性と好奇心

自分を色に例えると・・・白と青です。

「柔軟性」や「素直さ」を反映している色と思うからです。
考え方に幅を持ち、色々な人の意見を聞くようにしています。
すべてを鵜呑みにするわけではないですが、素直に人の意見は
聞き入れていくことを大切にしています。

「好奇心」も、仕事をしていく上で私の原点となっていることの一つですね。

どんな仕事もやり続けているとマンネリ化します。
同じ仕事の繰り返しの中で、改善点や気付きを見出すなど、
アンテナを張ることは大切です。
仕事のやりがいや魅力につながっていくと思います。

影響を受けた言葉、考え方、理念・・・

「万策尽きた時、あきらめないという名案がある」

すごくポジティブな言葉!福島正伸先生という先生の言葉です。
この先生の著書や言葉は、とても経営者向けですね。

2年ほど前にベストセラーになったストレングスファインダーでも良い気づきがありました。
自分の得意なことって、本人にとっては普通のことだから、意外と気付かないですよね。
強みを知り伸ばし、苦手なところを認め、誰かに手伝ってもらう。
それで、チームも自分も伸びる。

自分の気づきになる言葉がとても大好きです。

「学生のみなさんへ、メッセージ」

「Youがwantしたいならやっちゃいなよ!」

本当にやりたいことや将来について真剣に考える前に、
まずは「とにかくやってみる!、まずはやってみる!」ことが大切です。

アイデアが漠然と浮かんでいたり、なんとなくやってみたいことがあるけれども
行動に移さない人が圧倒的に多い。
けれど行動に移さなければ何も変わりません。
実際に行動に移すことが出来る人は本当に一握りで、
途中で間違っていると感じたらやりながらどんどん修正していければいいのです。
失敗からしか学ぶものはありません。
決してやらない理由を探さないこと。それは、言い訳に過ぎません。

やる気があって、さらに一歩踏み出せる人は限られています。
またその上で、最終的な結果に責任が持つことも大切です。

私も若い頃、チャンスさえあれば結果を出せると思っていました。
今はそのやる気を生かすチャンスを作っていきたいし、
そのことが、日本を元気にしていくと考えています。

「ビジネスにドMに」、仕事をしてくださいね。