代表取締役 加藤 仁

株式会社BALANCe 代表取締役 加藤 仁

代表取締役 加藤 仁

株式会社BALANCe
設立 平成20年1月18日
事業内容
  • ネットショップ運営代行事業
  • WEB制作、企画、運営、コンサルタント事業
  • デザイン、企画、コンサルタント事業
  • アパレル小売事業(STANDARDFARM)
会社HP http://www.balance-inc.jp/

夢の変化に応じて、変わった進路

幼少の頃から続けていたサッカーと中学の頃から虜になった音楽に明け暮れる学生時代を過ごし、
高校卒業後は「将来、音楽で喰っていこう」と社会に出る事を決断した。
父親が自営業を行っていたが、身内同士で仕事を始めてしまうと甘えがでてしまうという事で、
父の営む会社には入らず、ビルの建設を行う企業へ働きながら音楽活動を続ける。

しかし、しばらくして夢を諦める事になる。
結婚し、子供も授かった私はより責任のある仕事に励むようになり、時間を割くことができなくなったのだ。
同様に各メンバーも時間を割くことが難しくなり、私たちの音楽への挑戦は終わった。

ただその後、音楽以外でも自分自身で何かをゼロから作り上げたいという気持ちが消えず、
自分が社長となり、組織を創りたいという想いが沸いてきた。
ビルの建築業務でも責任者として、部下を抱えていた私であったが、
ちょうど世の中もITが海外から日本に持ち込まれ、変化の時を迎えていたため、
他の業界に移ることへ決めた。

バイト先で気づいたキャラクターとネットの融合

IT業界に私が転職を決めたのは
資金を貯めるための始めたアルバイトでの出来事がきっかけだった。

二人目の子供を持つ父親となった私は正社員として働きながら、
ピザ配達のアルバイトを掛け持っていた。
そこではキャンペーン中により、「○○のグッズが付いてきます」という
アニメキャラクターを導入した催しをよく取り入れていた。
そのキャンペーン中は本来のサービスであるピザが欲しいというよりも
子供達がキャラクターグッズを欲しいため、
親がピザを購入するという様子を何度も配達先で目撃することに。
自分自身も子供がいる中、キャラクターの持つ影響力に改めて考えさせられた。

子供への教育という事は本格的に勉強してきていないけど、
キャラクターをつかって子供達に大切な事を伝えられないか?

それならリアルな場に限らず、Web上で行えないだろうか、
そう思った私はIT業界への転職を試みた。

上司に恵まれた転職先

IT業界への転職は業界と職種をがらりと変えた。
一から再スタートをする転職であったため、不安と恐怖も大きかった。

しかし、そんな中、自分は配属された先の上司に恵まれる事になる。
他の上司の下ではひたすらアポイントが取れるまでテレアポをするという“約束事”のようなことがあったが、
転職組ですぐに頭角を現し、ポジションを自分のやり方で勝ち取った私の上司は
そのようなことは言わなかった。

「お客様先へ出向き、笑わせられたら、帰ってきていいよ」

というのが上司から受けた指示だった。
最初は笑わせるだけだったため、全く仕事の話にならず、
ただ出向いては帰る毎日であったが、
それらは3、4ヶ月後効果を発揮した。
いつの間にか人間関係が出来上がり、仕事をもらえるようになったのだ。

その後も営業成績を上げ続け、
最終的には部下150名弱、年間売り上げ30億を統括する
営業の責任者になる事が出来た。

起業のきかっけ:前職で気づいたHP活用に対するサポート不足

上司のおかげもあり、更なる責任をもって仕事に励み活動を続ける中、
ふと自分が提供しているサービスに違和感を覚えた。

理由は、提供していたサービスの契約形態であった。
ホームページのシステムをリースにて提供するというものであったのだが、
リース契約期間の5年間のサポートが行き届いていなかったのだ。
初期費用を抑えられ、当時、広まっていたHPを多くの方が開設することが可能とメリットもあるのだが、
ネットショップ初心者に対するの売り上げUPの為のコンサルティングや
システムに対するサポートが十分にお客様に行き届いていなかった為だ。

念願のHPを手にしたのにうまく活用できない・・・

そんな現状に気づいた私は、たまたま同じ思いの上司から声を掛けていただき、
その共通する想いから一緒に起業することになる。
元上司と私がが営業を行い、お客様を開拓、
そして、元仲間である社員達はそれぞれ自分の得意とする事で
活躍するという方法で業務を切り分けていった。

起業のきっかけ:社員への想いの相違

その会社は元上司と共に共同経営で始めた。
だが、活動を続ける事で社長との方向性の違いが浮き彫りになってくる。
それは会社の方向性というよくある話だった。
クライアントへ対する気持ちは一緒であったのだが、
それをビジネスとして表すための方法において理解しあう事が出来ず、
十分に話し合った結果、お互い別の道に進むことに双方で合意。

前会社を立ち上げてから約一年後、
私は社員たちと今の会社:株式会社BALANCeを立ち上げる。
この社名を用いたのは、クライアントと、自社内の関係性、およびサービスと価格の関係性など、
常に一方的ではないBALANCeをうまく保てる会社を創りたいという想いでつけた社名。

立ち上げ後は、お客様の売り上げを向上させるためにどうしたら良いのか、どうすべきかを考え、
それをお客様に報告を欠かさないサービスを提供している。
それゆえ、他社との比較ではフォローが積極的であるため、
プッシュ型サポートと言われているほどだ。

今後の目標:リアルな店舗でのコンサルティングサポートまでも。

当社クライアントには小売業の企業様が多く、
HP上の店舗(ECサイト)のほかにリアルな店舗を持たれている。
現在は当社はWEBを用いたサービスの提供はお手伝いできているが、
リアルな店舗におけるサービスは未開拓地である。
今後はこれまでどおり、WEBを通した企業コンサルティングを継続して追及し、
ECを頼むなら「BALANCe」と選ばれる企業になると共に、
リアル店舗への提案も実績を積み、
その経験を元にリアル店舗をお持ちの企業様に対する支援も行える会社になりたい。

テーマカラーは「青」

見た目ではなく、芯の熱さを持つ青い炎のような存在でありたいので。

社長を表す漢字一文字「仁」

名前にもあるが、情を大切にする人間でありたいため。

学生へのメッセージ!まずはより多くの成長機会を得て欲しい

今ではWEBや電話が発展した事によって、連絡を取る事はより簡単となりました。
しかし、私は皆さんにたくさんの人と出会い、様々な話をしてほしい。
私が最初、上司に言われ、お客様先へ足を運んだようにしっかりと現場に足を運び、
人と会う事によって、人は成長することができます。
そのようにして、皆さんの成長機会を自分で増やすこと、
それを実践してもらいたいと思います。