代表取締役 子守 康範

株式会社アンテリジャン 代表取締役 子守 康範

代表取締役 子守 康範

株式会社アンテリジャン
設立 1999年4月1日
事業内容
  • ビデオ制作
  • Web制作
  • 携帯情報配信
  • アナウンスメントスクール
会社HP http://www.intelligentv.co.jp/

じいちゃんの想いから起業を決意

子供のころから人に何かを伝える仕事がしたいと漠然と考えていた私は、
アナウンサーを目指すようになり、1985年に毎日放送に入社。
約15年間アナウンス生活をしていた私がなぜ起業に至ったのか。
それは祖父の存在がありました。

祖父も自分で会社を経営していたため、その経験から
「いつまでもサラリーマンをやっているのではなく、自分で会社を作れ!!」
そんなことをずっと言われ続けていました。
祖父は自ら動きだす素晴らしさを私に伝えたかったのです。

確かに今のまま生活を送っていれば、
昇進はできても自ら考え行動し常にワクワクした時間を送れるかといったら
そうではない。
そんな事を考えていたそんな時でした。

37才の夏、そんな祖父が入院生活に‥。

余命が少なくなっていることを知らされた私は、
“じいちゃんの生きざまを記録に残したい”
そう思い、「独立するから、商売の真髄を教えてもらえないか」と伝え
その日から病室にカメラを持ち込み、祖父が話してくれるすべてを記録に残しました。

祖父は病床にあっても、かわいい孫が持つカメラに向かって商売に関する事、
人生に置いて指針になるような事を語ってくれました。

テレビ局で養った制作のノウハウをつぎ込んで、祖父の半生ドラマを1999年正月に完成させました。

その月のうちに祖父は亡くなりましたが、亡くなる前にこのビデオをみて
大喜びしてくれた祖父や親戚の人たちを見て、事業アイデア「自分史ビデオ」が誕生しました。

これが私の起業のキッカケです。

会社の強み

1、編集力
「ココが大事!!」という部分をいかに視聴者に伝えるかが重要な部分。
多くの情報から必要な情報だけを編集する力に長けています。

2、若い人の力
弊社には、自らが会社を引っ張って行きたいという若い人材が沢山います。
技術力も大切ですが、このようなマインドの部分も企業としては重要なポイントです。

3、多くの人が私たちを知ってくれている
まだまだ小さな会社ですが、テレビ番組やラジオ番組に出ていることもあり、
多くの人たちが私たちを知ってくれています。
このネットワーク効果を活用してどのように皆さんの問題解決に繋げていけるか、
その繋がりを持つ私たちはとても良い状態にあると思います。

今後の目標

新しく発行しているDVDマガジン「ヒント!」で安定した経営を目指しながら、
自分史ビデオの拠点を多く作っていきたいですね。

一人ひとり異なった人生を歩んでおり、その尊い歩みを映像を通して人に伝えていく。

ここには決してキレイ事だけが映されることなく、
その人が歩んだ泥臭い部分も映していく必要があります。
次世代に伝えるべき思いや体験は、偉人でなくても皆さんがお持ちなのだと思っています。

学生へのメッセージ

関西を中心に、土曜日の午後学校から帰ると「吉本新喜劇」を放送している
地域があります。
ここの人たちは“いちびる”ことがDNAに組み込まれています。

起業をする時に“いちびる”という要素はとても重要。
実は就活も就活も同じことが言えます。
せっかくDNAに組み込まれている“いちびる”ことを活かし、
人と何が違うのかをしっかりと企業に表現をしてください。

※いちびるとは↓↓
http://www.weblio.jp/content/%E3%81%84%E3%81%A1%E3%81%B3%E3%82%8B