代表取締役 古川 真一
設立 | 1999年9月2日 |
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事業内容 |
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会社HP | http://www.earnestplace.com/ |
高給に惹かれて入った保険会社。ハードな研修で学生気分が一掃
大学生の時、就職活動を始める時期になったものの、
何を基準に就職したらいいのか分かりませんでした。
とりあえず給料の高い会社ということで、保険会社に営業職として入社。
入社して1年間は研修期間でした。
それだけの時間とコストを使ったプログラムが組まれていた、
いい時代だったのです。
びっくりするほどハードな軍隊式の研修で、
1週間山にこもり、朝7時から翌朝3時・4時まで。
そこで4年間の学生気分が一掃され、社会人の自覚が芽生えました。
研修で厳しい経験をしたおかげで、
現場で仕事についてからの厳しさも耐えられたことはありがたかったです。
「お客様を守りたい」保険代理店の問題を解決するために独立
私は、総合職として数十店の保険代理店を担当し、
支援する仕事をしていました。
代理店のみなさんを見ているうちに、物足りなさを感じるように。
「個人事業主だと、その人たちが辞めたらお客様を守ることができない。
もっと組織としてやっていかないと」という理想を持ち、
「自分でやりたい」という気持ちが強くなっていきました。
また、担当している代理店の方たちから、
「仕事を獲得してくるのは自分たちなのに、
お前たちは高い給料をもらってえらそうにしている」とよく言われたことに
対する反発心も力になっていました。
そして、1996年の保険業法改正を機に、保険業界が激動の時代に。
代理店業を本気でやるのか、業界が厳しくなるので辞めるのか、
代理店が選択を迫られていた時期でした。
副業でやっている代理店は、本業に注力をする為にも代理店業は
廃業した方がよいだろうと私は考えました。
そこで、代理店の吸収・合併・提携などをするビジネスが成り立つのでは
と思いました。
数々の代理店を担当した経験が活かせた訳です。
そして、4年間勤めた会社を辞め、1999年に一人で独立。
2年ほどで軌道に乗せることができ、各地に代理店を展開しています。
保険一筋を愚直に追求。新業態、新ブランドも視野に
当社は、お客様あっての会社。
私がいなくなってもお客様を守ることが大前提なので、
保険の組織化が命題です。
お客様は、商品で会社を選んでいるのが現実ですが、
代理店の真の価値とは、未来にわたってお客様を守れる会社なのかという事です。
だから、続けることが何よりも大切。
今後も保険一筋を愚直に追求していきます。
今は「保険のクリニック」というブランドで展開していますが、
将来的には違う業態で、経営者向けの新しいブランドなども考えています。
与えられた仕事を一生懸命にやることで、本当にやりたい仕事が見つかる
就職活動の段階で、自分がやりたい仕事が見つかる人は
ほとんどいないと思います。
しかし、「こんな会社いやだ」「こんな仕事やりたくない」などと思っても、
まずは目の前にあること、言われたことにがむしゃらに取り組まないと、
次のステップはありません。
好きで入った会社でもすぐ辞める人もいるし、
目的もなく入ったけど大好きになったという人もいます。
何が違うかというと、与えられた仕事を、愚直に一生懸命やったこと。
それをしない限り「やりたい仕事」は見つからないでしょう。
そのためには最低3年間が必要。
それまでにあっちこっちに移る人は大成しません。
「仕事が好き」という理由には3つあります。
1.会社が好き
2.職場が好き
3.仕事内容が好き
この中で何か一つでも好きになれるものがあればやっていけます。
是非、3つの視点で仕事と向き合って欲しいと思います。
どんな仕事でも、型を覚えてからでないと次の段階に進めない
私が就職した時は何の考えもなく始めたのですが、
今までやってこられたのは、最初に勤めた会社で
4年間必死にやったからだと思います。
初めはとにかく代理店さんのために、一生懸命に働きました。
知識では勝てなくても体を動かして、
言われたことにすぐに対応するなどといったことしか武器がなかったのです。
3年目くらいまでは、それがいいか悪いかの判断なんてできません。
自立心のある人や能力のある人ほど、すぐに「これはだめだ」
と判断しがちです。
しかし、早いうちからそういう考えを持ってしまうと成長しません。
どんな仕事でも、型をきちんと覚えてから次の段階に進むべきなのです。
一生懸命に仕事に取り組んでいれば、自分で解決したい問題が
必ず出てきます。
それに対して、起業するもよし、転職するもよし、その仕事を続けるもよし。
その中で、将来自分が成し遂げたいものに近づくことができるのです。
そのためにもまず、就職活動を納得のいくものにして頂きたいですね。
そしてその就職先ではとにかく目の前の仕事に愚直に取り組んでください。