代表取締役 菊地 優
設立 | 1979年6月11日 |
---|---|
事業内容 |
|
会社HP | http://www.dososhin.com/ |
今の仕事そのものが私の人生経験とリンクする
子供の頃から旅行記や探検記が大好きでした。
特にイギリス人探検家リビングストン、ロビンソン・クルーソーの世界を読んだ時の体験が、
私の仕事の原点であり、今までの人生経験とリンクしてきます。
実際に、旅に出始めたのは高校時代から。卒業後1年間海外に行ってから大学に入学したのですが、
休学しては海外へ…を繰り返しているうちに、あっという間に60か国を越える状態に。
結果的には大学中退になりました。
ですから、私から皆さんに学生生活にアドバイス出来ることは殆どありませんが、
「自分は何が好きか?何がしたいのか?」は突き詰めていくと、
自身の将来像がおぼろげながらも見えてくるはずです。
道祖神は「販売店」ではなく「メーカー」という発想
株式会社道祖神設立の時は、大学を中退したばかりでしたので21歳頃でした。
企画開発部時代は、新規の企画のためのリサーチや添乗員として1年の半分は海外にいる生活。
以来、31年間ずっと<旅を仕事>にしてきたことになります。
代表取締役に就任したのは、今から2年前ですが、私は経営者になりたい!
という志で仕事をしてきた訳ではありません。どちらかと言えば、<旅が仕事>になれば良い!
発想からスタートしています。もちろん、旅の仕事は楽しいことばかりではありません。 アフリカ大陸最高峰5895mのキリマンジャロを登るのはハイキングではないので心身共に大変ですし、
チベットでは交通手段のトラブルに巻き込まれたり…色々なことが起こります。
でも「仕事だから辛いのが当たり前」とか「他の仕事に目が向く」ことは全くありませんでした。
株式会社道祖神は、アフリカ好きが集まってスタートした会社ですが、私たちは会社を
「旅行販売業」ではなく『メーカー』だと考えています。それは、全ての企画を我々がイチから作り出すために、
実際に自分たちで宿泊し、食べ、見て体験してきた場所だけを、お客様に提供しているからです。
当社のホームページには、『“旅”は、和気あいあいサイズに限る』、『アフリカ雑学も重要』
という道祖神の旅心が書かれています。例えば、移動には大型バスではなくミニバス又は四輪駆動を使います。
最大12名までの和気あいあいサイズは、パッケージでありながら、アドリブも効く、
まるで個人旅行感覚を楽しめるメリットがあります。そして、暑さも寒さも、埃も風もなるべく
その土地をジカに感じていただきたいからです。もちろん、地元民との交流や文化・生活などの
アフリカ雑学も可能な限り惜しみなく提供し、アフリカの一端を少しでも多く知って頂くことも最大のサービスと考えます。
アフリカとの物理的な距離を縮め、理解を深めてもらうために
皆さんがイメージするアフリカとはどの様なものでしょうか?
大陸そのものの認知度が日本では低いことや、実際に行ったことがなければ、メディアで見聞きする情報が全て。
例えば、アフリカにはまだ未開の地に住む人がいる一方で、内戦や海賊と治安が不安定な部分や、
文化的な違いをばかりをあからさまに取り上げたり、先日のエジプトで起きた民主化デモのニュースだけで、
その国を評価してしまう…こうした実情を私たちは改善していきたいのです。
アフリカとの物理的な距離を縮め、より関心をもって理解を深めて欲しい!だからこそ、
きちんした情報と経験に裏打ちされた旅行企画をお客様に提供し続けられるのだと思います。
就職するがために自分を形作ってはいけない
当社は新卒採用を控えていますが、それには理由があります。
志望動機を聞くと「御社の業務に関心を持ちまして」とワンパターンな方が多い。
これでは当人のやる気や想いが全く伝わってきません。もし、今入社試験を実施するとしたら、
1枚の白紙を渡します。海外、アフリカが好きな人であれば世界地図を描き、もちろんアフリカの国々も
説明できるはずです。
実務に当てはめて考えた時、突然のお客様からの電話で「ガボンからヨハネスブルグ経由で
帰国するための切符を至急用意してくれ」と頼まれたとします。あなたは瞬時に
世界地図と帰国ルートを何通りもイメージできるか?が重要なんです。
もちろん、我が社のスタッフはアフリカ好きが多いですが、現地の日本大使館で働いていた人、
アフリカの大学でアフリカの言語を学んできた人と実経験を多く積んでいるのが特徴です。
好きだとつい力が入ってしまうので、如何に日本人に逢った参加しやすいツアーを企画するかが大切です。
そうしたバランス感覚を決して疎かにしてはいけません。
今、企業が求めているのは、成績の優劣はありません。
まして、何でもいいから入社したい学生は採用しません。就職するがために自分を形作るのではなく、
本当に自分が何をやりたいのか本音を聞きたいのです。経営者に熱く自分の夢を一生懸命に
語れて初めて、自分自身をアピールする土台に乗ることが出来るのではないでしょうか?