代表取締役社長 石橋 寧
代表取締役社長 石橋 寧
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| 設立 | 2008年2月13日 |
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| 会社HP | http://www.acro-inc.co.jp/ |
新しい商品のイメージから起業へ
起業前も、同じく化粧品関連の会社に在籍していました。
化粧品は女性にとって日用品でありながらファッションでもあり、
そして女性の夢を叶えてくれるものなのです。
女性がいる限り衰退しない業界だと確信してこの世界に入りました。
仕事に終わりはありませんから、定年まで勤めるつもりでいました。
将来を考えて、何かやりたい、新しいものを作ってみたいと思ったのが2007年。
ちょうどポーラ・オルビスから起業のお話をいただき、
自分の頭にも新しい商品のイメージが描かれていたのでお受けしました。
「ACRO」という社名は「ART COSME」をもじったものです。
また、ギリシャ語では「最高の」という意味にもなります。
アルファベット順でも五十音順でも「A」は一番になるという点にも着目して、
この名前に決めました。
自社ブランド「THREE」の立ち上げ
日本の女性は世界で一番繊細なうえ、商品の素晴らしい目利きだと私は思っています。
従って、日本で売れるものは海外でも売れるだろうと考えたのです。
現在百貨店に並ぶ化粧品店は、約三分の二が海外ブランドで
ナチュラルコスメも海外から日本に伝わっています。
しかし日本の高い物作りの技術があれば、
日本発のナチュラルコスメができるのではないかと思い、
新しいスタッフと共に自社ブランド「THREE」の商品を作り始めました。
「THREE」??「３」というブランド名は、
異なる二つのものから、
ポジティブな要素を併せ持った第三の価値を生み出す、という意味があります。
集まった人材は多数が他企業の業界経験者でしたが、
なかには異業種から来た人たちも。
新しい物を作りたいと思っている価値観の違う人たちが、一から作り始めたわけです。
大企業にいても新しいブランドや新商品を作るというのはなかなか経験できないこと。
自然と、会社のルールなどもそこから出来上がってきました。
お茶の実を採るところからはじまった新ブランド
「THREE」の商品作りは、化粧品の原料となるお茶の実を採るところ、
つまり原料探しから始まりました。
化粧品のベースは水と油剤ですから、まずは国内の植物からオイルを作りたい、と。
静岡県に牧ノ原というお茶の産地がありますが、私もスタッフと共にそこへ出向き、
お茶の実を50kgも拾って原料となるオイルを試験搾油しました。
お茶の出荷が終われば何の用途もないお茶の実が、
スキンケアに適したティーシードオイルになるのです。
要らなくなったものから、自然由来の成分を抽出できて、
その上生産者の顔も見える仕組みです。
与那国島の化石珊瑚から化石サンゴパウダー、
青森のリンゴからリンゴエキス、
クマザサからクマザサ水、
モロッコのアルガンの樹からアルガンオイル、
というように、環境に配慮しつつ天然由来率が高いのが「THREE」のひとつの特徴です。
メイクにもスキンケアにも天然由来の成分を使用していますが、
特にスキンケアは成分や効果などまだまだ進化していく分野ですね。
化粧品ですから内容だけではなく機能性とパッケージの美しさも大切です。
「THREE」のイメージは「エコカッコイイハイブリッド」。
美しさへの追及はもちろん、環境への配慮も大いに大切にしています。
今後の目標
企業ポリシーでもありますが、
約十年単位でのこれからの「時代の美」を作っていきたいですね。
先にも申し上げた通り、
商品を見る厳しい目を持った日本の女性に支持されれば、海外でも支持される。
何年先のことかはわかりませんが、いずれはアジアやローロッパなど
海外で「THREE」を販売していきたいと思っています。
こんな方と働きたい −好奇心、行動力、夢のある人−
一緒に働きたいなと思うのは、まず好奇心のある人です。
世界に関心を持ち、グローバルな視点を持っている人ですね。
百聞は一見に如かずと言うように、
実際に世界を自分の目で見て、行動してみないと比較することはできません。
私自身、世界の都市を見て日本の都市機能やサービスを素晴らしいものだと実感しました。
行ってみる、動いてみるから「感動」があるのだと思います。
次に行動力のある人。
女性は一人でどこへでも行く強さを持っている人が多く、
また、物を作る繊細さも女性の方が向いているように思います。
それらは女性の強みですね。因みに「ACRO」の社員もほぼ女性です。
男性はマネージメントをするのに向いていると思います。
例えば、「こんな商品を作りたい」という提案をして、みんなを引っ張っていく。そんな立場です。
また、夢を描くことができる人も素晴らしいと思います。
夢は持っていないと実現できない。
憧れでも、まずは夢を抱く方に近くにいてほしいと思います。