代表取締役 池田 啓嗣
設立 | 2005年10月5日(株式会社としては2006年11月1日) |
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事業内容 |
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会社HP | http://www.andvision.net/ |
「映画を作りたい」中学生からの想いを実現するためアメリカへ
中学生の頃から映画を作りたいと考え始め、芸術大学への進学を希望していました。
しかし親からは「そんな夢みたいなこと・・・」と、大反対され、
結局理系の大学に進学しました。
ただ、進学してからも映画への情熱は冷めることはありませんでした。
より専門的に映画の勉強をするため、海外へ留学することを決意。
しかし、留学をするとなると、資金は700万~800万円はかかります。
そのため、就職して4年ほどで貯めることにしました。
留学先として選んだのはアメリカでした。
比較的親しみのある英語が使えて、なおかつ、私の好きな監督が多いロシア人の移民も
受け入れているアメリカに留学することにしたのです。
映画に注いだ5年間。そして留学ビジネスに出会う
アメリカでの留学生活では、ニューヨーク市立大学に通いながら、映画の勉強をしました。
結局、アメリカには5年間滞在していましたが、とにかく映画のことだけに時間を注いだ
5年間でしたね。
300万円もの製作費をかけて、オリジナルの映画作品を作る経験ができましたし、
現地での交流を通して、さまざまな出会いがあり、日本では得られない経験を
得ることができました。
そして、日本に戻り、今のビジネスを始めるキッカケの会社と出会いました。
そこは、留学先を斡旋する会社で、自分の経験と語学力が活かせると思い、
応募をし無事入社。クリエイティブ系の仕事を担当しながら、フリーランス方式で
約3年間働きました。
この3年間で留学業界全体を知り、そして、自らも会社を興したいと考えるように
なっていきました。
留学先でのコネクションを活かしたビジネスモデルで起業
学生のころから芸術に関する会社を作りたかったという想いもあって、2005年10月、
マーケティングを担当する私と、営業業務を担う担当者の2人で起業することにしました。
私が34歳の時ですね。
97年以降は留学先を斡旋する会社が次から次へと出始めていたため、起業するならば、
他社にはない魅力や特長がある会社にしたいと考えていました。
そんなとき思いついたのが、音楽留学を専門とする留学先斡旋会社でした。
私がアメリカ留学中に築いたコネクションを使って、名門大学などで教鞭をとる
一流の講師陣(芸術家)を、海外留学を希望する演奏家たちに紹介するという
ビジネスモデルです。
一見、ありそうで無かったこのビジネスモデル。
紹介する講師、芸術家との個人的な付き合いがなければ実現が難しいため、
まさに、私だからこそできるビジネスだったのです。
始めた結果、会社を立ち上げたばかりにも関わらず、多くのお問い合わせを頂き、
「これは確実に需要がある!!」と、手ごたえを感じていました。今では、
紹介させていただく講師陣は数千人規模となり、年間で300人の方に利用して
頂いています。
映画分野でも留学先の開拓を目指す
今後の展望としては、「留学」「音楽」を軸にしながら、映画の分野にも進出し、
世界のトップレベル人材とのマッチング作業に力を注いでいきたい考えています。
映画の場合、役者やダンサーのような表舞台に立つ分野以外にも、メイクや照明など
裏方の仕事を学びたいといった需要が見込まれます。そういった方々の要望を
叶えていくことは、今後、弊社にとって非常に重要な分野になっていきます。
また、国内で音楽を育てていくといったことにも興味がありますね。
スタッフの数も現在の10人から、5年以内に100人規模に拡大しようと考えています。
共に働きたい人材は「モチベーションが高いパッションのある」方ですね。
自分で企画し、社内起業してみたいなんていう方がいたら、是非とも!という感じです。
ビジネス的に成功するかしないか、経営者として判断はしますが、世の中に求められる
サービスだと判断できれば、積極的に支援していきます。
また、社内に留まらず、実力を付けて起業をしたいという方も歓迎しています。
一般的には「いつか辞めてしまう社員を雇いたくない」を言いがちですが、
私たちはそうは考えていません。会社はあくまでも個人の幸せを作り出すのが前提。
もしその方にとって、「起業」が幸せのカタチなのであれば、うちを足がかりにして、
卒業しても構いません。
ただ、せっかくの出会いですので、いつか事業でコラボレーションできたら嬉しいですね。
「私はベンチャーで働くことを勧めます」その理由とは??
学生のみなさんには是非ともベンチャー企業で働いて欲しいと考えています。
小さい会社だと特定の仕事だけでなく、営業や人事、企画など、さまざまな分野を
担当するため、短期間で「自分に合った職種が何か」を判断することが出来ます。
早く成長したい、どんな環境でも生きていける人材になりたいという人には、
是非ベンチャーで働くことをおススメいたします。