代表取締役 中田 強太
設立 | 2007年11月13日 |
---|---|
事業内容 |
|
会社HP | 情熱お部屋探し―シブヘヤ― |
http://www.shibuheya.com | |
http://www.premium-shibuheya.com |
学生の頃に飲食店で働いていまして、
私を始め一緒に働いていた仲間も、学生の頃から飲食店の経営に携わっていました。
卒業の時期が来て会社に就職した人もいれば、
当時はバイトリーダーだった友達で、
本社から店を買い取って経営していく道を選んだ人もいます。
私は飲食経営を続ける道もありましたが、このまま飲食業一本で自分がやっていくのか、
それとも違う世界を見てみた方がいいのか迷いました。
そして不動産会社に就職することに決めました。
その頃を思い返すと、親を安心させたい気持ちと、
挑戦する自分を認めてもらいたい気持ちとの間で揺れ動いていましたね。
不動産会社で働き、学んだことが今のFPRの経営理念に生きています。
会社経営というのは、
「利益」と、「顧客満足度」のバランスを常に取らなければいけません。
ここまでは「サービス」として提供するけど、
ここからは利益率の関係でお手伝いができないですっていうような。
在学中に飲食店の経営に関わって、そのバランスの取り方に
難しさを感じていたんです。
しかし、勤めていた不動産会社は経営理念として、そのバランスを取ったところから、
常に少しお客様の立場に寄せてサービスを提供していたんです。
勤めていた側としても、とても誇りを持って働くことができました。そして、
「お客様の満足を高めることに“没頭”できる会社を創りたい!!」
こう思ったのが起業のきっかけですね。
そして、飲食業を続けていた仲間たちが経営しているTBiという会社に戻り、
FPRはそのグループ会社の一つとして起業させてもらいました。
全社員がワクワクする会社を作りたい!
会社を経営する上で全社員がワクワクする会社を作ることが、
会社の発展にもつながると思うんです。
ワクワクする会社を創っていくためにも、風通しの良い社風は継続していきたいですね。
現在取り組んでいるのは、
新入社員1人に、先輩社員1人を付ける、「ブラザー・シスター制度」を導入しています。
そして、新入社員が先輩に聞きたい事や言いたい事を伝えられるように
「コミュニケーションノート」を書いてもらっています。
大企業に多い会社経営の仕方として、社員に会社の決まりごとを厳格に守らせ、
それ以外の方法は認めない、と押しつけるやり方が多いですよね。
でもその考えは、今の時代にそぐわないんじゃないかな。
この時代、個々の価値観があまりにもバラバラになってきている。
その価値観の違いを無理矢理会社に合わせさせようと思ってもうまくいきません。
個々の価値観はそれぞれ違っていても、目指すべき方向はだいたい揃っています。
そのゴールさえ揃っていれば、
その登り方を会社がとやかく言うべきじゃないんじゃないでしょうか。
社員がワクワクする会社を目指すのが私のテーマなので、
この社風はこれからも大事にしていきたいですね。
社員が自ら『覚醒』するとき
自分の人生を振り返ると、
例えば中学生の頃から経営者としての才能があったかと聞かれれば、
全然そんなこと無かったって断言できます。
ただ、褒められたり、誰かに感謝されたりすることで、
少しずつ自分に自信が付いていきました。
その自信が自分の能力をもっと活用していこう!って思うきっかけになったんです。
その向上心が、自分で何かを生み出したいという自立心につながりました。
私がこういう風に成長できたってことは、
働く社員の元々の資質が「ある」か「ない」かと言うよりは、
経営者が成長できる環境を与えられるかどうかが一番重要なんじゃないでしょうか。
うちで働く社員にも、先輩やお客様に感謝されることで自信が付いてもっとやる気が出る。
そのサイクルを生み出せる組織づくりをすることが大事だと思っています。
就職活動中の学生へのメッセージ
自分を見つめ直して下さい。
そして、自分にないものは何かと考えてみて下さい。
人は自分を変えるのが一番怖い。
ただ、変わることが必要なときもあります。
日本の教育は個人のパーソナリティーを規律の中で抑え込もうとし、
「アイツ変わっちゃったよね」とか
「アイツ最近調子乗ってるよ」
といって、個人の変化をネガティブに捉えるようになってしまっています。
しかし、就職活動を始めると、いきなりそれが逆転して、
みんなと同じことしかできないと評価されなくなってしまいます。
就職活動を期に、
自分が変わらなければうまくいかないと感じた人も多いんじゃないでしょうか。
確かに、今さら変われないよと感じる人もいるかもしれません。
ただ、己を冷静に分析し、それに対して努力ができれば、
結果はすぐに変わっていきますよ。
そのためにも、自分を正直に認め続けることが必要です。
自分を見つめ直し、足りない部分を自覚し、
それに対して努力することが、就職活動に限らず全ての成功につながると思います。