代表取締役/プロデューサー 横井 幸治

株式会社コミュニケーター 代表取締役/プロデューサー 横井 幸治

代表取締役/プロデューサー 横井 幸治

株式会社コミュニケーター
設立 2006年12月12日
事業内容
  • 宣伝・販促・広報プロデュース
    ・宣伝・販促・広報などの戦略コンサルティング&企画
    ・Webサイトおよびネット広告の企画・制作
    ・宣伝・販促・広報ツールの企画&制作
    ・ネット広告代理業
  • 介護情報サイト「親ケア.com(http://www.oyacare.com/)の企画・運営
会社HP http://www.communicator.co.jp/

起業への道のり

私は大学卒業後、大手印刷会社に入社し、
企画制作部門へコピーライター&エディターとして配属されました。
会社案内、学校案内、カタログなどの制作を行っていましたが、
なかでも一番長く携わったのが大手メーカーの社内報制作でした。
バブルの頃にはおもしろ記事をメインとした内容にしたり、
バブル崩壊後は社員一人ひとりに経営者意識を植え付けるための企画を考えたりと、
制作を通して時代背景が感じられ、多くのことを学ぶことができました。

しかしながら、ある種のルーチンワーク的な仕事を続けるうちに、
「自分の企画力を磨きたい、そして実力を試してみたい」との思いが強くなり、
入社して5年半が過ぎた頃に退職。
フリーのプランナーとして活動することになりました。

プランナーとしての活動期間は約6カ月。
短い期間ですが、大手広告代理店の専属プランナーとして、
広告はもちろん、大型施設の立ち上げ企画、映像、イベントなど、
印刷会社にいたままでは経験できないような仕事を経験させてもらいました。

その後、プランニングができるディレクターを求めていた制作会社で働き、
さらに大手家電メーカーのハウスエージェンシーから
プロデューサーとしての誘いを受けて働いていた頃、
私にとって大きな転機となる事件が起きました。

両親が相次いで介護が必要な状態になったのです。

当時、私はある大きなプロジェクトで大阪と東京を行き来する生活を送っていましたが、
介護のため、実家のある三重に頻繁に帰らなければならなくなり、
「東京→三重→東京→大阪→三重→東京→大阪→東京」といった、
売れっ子タレントのようなスケジュールを強いられるようになってしまいました。

プロジェクトをなんとか一段落させ、ハウスエージェンシーを退職。
比較的出張が少ないある中堅建設会社の宣伝マネージャーとして働くようになったものの、
両親の心身の状態は年を重ねるごとに悪化する一方。
本格的に起業を考え始めることになりました。
親のそばにいつつ、仕事をしていく。
そう考えると起業という道しかないと感じたのです。

20年近くにわたって培った宣伝や販売促進のノウハウを生かすためにも、
知人の会社で起業のための実績づくりと人脈づくりを1年にわたってさせてもらい、
2006年に起業しました。

現在では、さまざまなクライアント様の宣伝・販促戦略づくりをお手伝いする一方、、
Webサイトや各種広告、印刷物はもちろん、営業資料や社内マニュアルなど、
具体的なツールに落とし込んで運用するところまでワンストップで提供しています。

親ケア.comの誕生

起業にあたって、私のなかにはある強い思いがありました。
それは「本当に役に立つ介護情報を、ひとりでも多くの人と共有したい」ということです。

30代半ばからスタートした、介護と仕事の両立に苦戦する毎日を通して、
私はいろんなことに悩みました。

・誰に相談すればよいのか?
・自分は何をすればよいのか?
・どんなサービスがあるのか?
・サービスを利用するには、誰に、何を頼めばよいのか?
・介護の費用はいくらかかるのか? その費用はどう捻出すればよいのか?
・そもそも自分が親にしていることは、「手伝い」なのか「介護」なのか?
・介護でモヤモヤした気持ちを、どのように消化すればよいのか?

こうした悩みに対して、失敗を繰り返しながら一つひとつ独力で乗り越えていくうちに、
ちゃんと知っておけば悩まなくて済むものがたくさんあることに気付きました。
にも関わらず、テレビや新聞などで
介護殺人や老人虐待のニュースを見聞きする機会は増えるばかり。
私と同じような悩みを持ち、苦しんでいる人がたくさんいることを痛感したのです。

残念ながら当時、当時、こうした悩みに明確に応えてくれるような
サービスは見あたりませんでした。
「無いのなら、自分自身の手で作れないだろうか?」という思いが、
私のなかで高まっていたのです。

私が運営している「親を介護する人のための情報サイト
親ケア.com(http://www.oyacare.com/)」は、こうして生まれました。
現在は、700ページ以上の介護情報を発信する日本初のケータイサイト、
介護ニュースを収集するデータベースサイト、介護家族たちを繋ぐSNS、
介護用品を販売するネットショップなど、さまざまな形でサービスを提供しています。

また、情報ポータルサイト「All About」のなかで
「介護」「介護施設・老人ホーム」「介護用品」という3サイトのガイドを務めるほか、
雑誌や新聞への寄稿や、介護セミナーで講師を務めるなど、
積極的な情報発信を心がけています。

横井社長が情熱を傾けるものとは…

当社の事業ドメインは「介護情報事業」と「宣伝・販促プロデュース事業」の2つ。
この2つに対して、これまで以上に力を注いでいきたいと考えています。

まず介護情報事業については、
「本当に役に立つ介護情報を、ひとりでも多くの人と共有する」
という軸を絶対にぶらすことなく、収益構造を強化していくことに情熱を傾けています。
これは、より良いコンテンツとサービス作りを行い、
より多くの人とお互いが支え合っていけるような関係を作りたいからです。

次に、宣伝・販促プロデュース事業については、
「Webサイトを作る」「印刷物を作る」「システムを構築する」といった
表面的な案件に惑わされることなく、
クライアント様が一番求めているはずのミッションである
「モノを売る」というゴールに向けて必要なことを考え、形にしていく
コンサルタント&プロデューサーとして活動していきたいと考えています。

これは自社だけの取り組みではなく、
大阪市中小企業支援センター・経営相談室「あきない・えーど」の
「販促・広告戦略」のコンサルタントとして、
面談やセミナーなどを通しても発信していくつもりです。