代表取締役 森下 洋次郎

バズー株式会社 代表取締役 森下 洋次郎

代表取締役 森下 洋次郎

バズー株式会社
設立 2006年9月5日
事業内容
  • モバイルソリューション事業
  • モバイルメディア事業
会社HP http://www.buzoo.jp

先輩に憧れてコンサルティング会社に就職

中学、高校までは、とにかくサッカーに没頭していました。
地元が地方だったこともあり、みんな本気で取り組めるものと言ったらスポーツくらい。
周りの仲間もスポーツに没頭していましたが、高校3年になると、すっぱりスポーツを辞め、
大学受験に向けて死ぬほど勉強をする。そんな環境でした。
私自身も、3年になった頃には、それまでやっていなかった勉強にシフトしていきました。
幼少期から本気でサッカーに取り組んでいたため、大学の選び方は、
サッカーが出来るか否かで決めていましたね。
そして、運良く慶応大学に受かり、またまたサッカー漬けの学生生活を
スタートしたのです。

卒業が近づくにつれ、今度は就職活動を考える時期に。
私は、外資コンサルに入社した先輩たちとの意見交流会に参加しました。
そこで、コンサルティングファームの考え方や、ソリューション、
ロジカルシンキングにふれ、先輩たちの姿に憧れを抱き、
「コンサルティング会社に行こう」と決意したのです。

何社か面接を受け、プライスウォーターハウスクーパースコンサルタント株式会社へ
無事入社が決まると、すぐさま海外研修がスタート。
そして、3ヶ月間の研修が終わると、その後は大手メーカーに出向することに。
当時の同社は、新製品が発売されるなどして勢いがあり、
斬新で自由な発想に満ちていました。
そこには多くの優秀な社員さんがいて、沢山の学びを与えてもらいました。
しかし、当時いたコンサルティング会社では、事業サイドに立って
本質的に問題解決をしようという考えがどうも感じられない人たちが多かったのです。
「外資系コンサルタント」ってこんな感じだよね??と、
外堀ばかりに気を取られているというような感じでしょうか。
とにかく、先輩を見ても憧れを抱くことができなかったのです。
ただ、入社させてもらったからには、一通り仕事を覚えようと、
3年間というリミットを自分に課し、より本質的に事業と向き合える会社へ転職しました。

リスクテイクをするには、自分で起業するしかない

事業会社の中でも、社長の近くで一緒に働ける環境を求め、
ネットベンチャーに転職をしました。
前にいた会社は、完璧に出来上がったシステムの中で動いていましたが、
転職した会社では何もかもが未完成で、ドキュメント作り、ルール作り、
メールの書き方、電話のかけ方など、全てゼロベースの環境に大きな魅力を感じていました。
そして、社長からは多くの仕事を任せてもらえていたため、
このときに経営者の疑似体験ができたように思えます。

終盤にはほとんどの決裁権を任されていましたが、唯一経験できなかったのが、
オーナーシップによるリスクテイクの部分。
従業員とは違い、オーナーは私財を投じて会社に人生を捧げます。
それをするには起業しかないと思い、バズー株式会社を立ち上げました。

今までのバズー【設立〜3年間】順調なスタートを切ったのだが・・・

「リスクテイクができない」ことについて補足をします。
私は、ただリスクを負いたかったわけではありません。
「リスクを負わない限り、大きなリターンを得ることができない」
そう思ったからこそ、オーナーシップを求めたのです。
話を戻しますが、私は自分に出来る限りのリスクを貸すため、
肉親、親戚、知人から起業のための資金をかき集めました。
そして、バズー株式会社は役員従業員合わせ、9人のメンバーでスタート。

前職で経営疑似体験を行っていたため、設立当初は特に大きな苦労は無かったように思えます。
むしろ、経営は順調で、半年で時価総額10億円の評価を頂きました。
ベンチャー企業初、設立3年での自社ビル建設も達成し、
史上初、小学館様に株主となって頂けるまでになりました。
前職の会社を常に意識し、「来期はもっと売上を」「来期はもっと時価総額を」と、
あくまで最終的な結果ばかりを追っていたのですが・・・

ここでは詳しく書きませんが、経営が立ち行かなくなり、
社員も離れていった時期がありました。
その時、経営者として大切なコアの部分を軽視して拡大を行っていた
自分に気付かされたのです。

「バズーは何の為に存在するのだろうか」

自問自答を繰り返し生まれた想いが、
「お客様に愛されること」でした。
愛されるためには、まずお客様と接するメンバーが幸せに働ける会社になる必要があり、
そして、「●●さんにお願いしたい」と、名指しで仕事をお願いされるような・・・
そんな人材の育成に取り組まなければいけないと考えたのです。
そこから、成長を図る指標は一変し、経営理念、ビジョンを改めて考え直しました。

これからのバズー【経営理念】生きる力を身に付けた人材を育成し、社会貢献を実現する

利益は、後から付いてくるもの。
お客様に喜ばれた分だけ、利益を頂くことができます。
そう考えた場合、まず大事なのがお客様とお仕事をさせて頂く、
社員一人一人が長期に渡って高い能力を発揮すること。
それによって、顧客満足が生み出され、その結果として
決算書と言う通知簿に纏められるのです。

そこで私は考えました。
高い能力を得るためには何が必要??
長期に渡って一緒に働くには何が必要??

それを叶えるために思いついたのが、生きる力を身に付けた人材の育成です。

働くとは、「金の為」「名誉の為」ではなく、「生き抜く力を付けるため」
そう皆が考えられるようになれば、辛いことも苦しいことも学びとして
捉えることができるようになります。
そうすることで、より多くの学びと向き合うことによって日々大きく成長ができ、
尚且つ長く会社で働くいてもらえると考えたのです。

これからのバズー【ビジョン】やりたいこと、できることを仕事にする

私が経営者としてできることは、社員に刺激を与え、彼らが、
一人では発想し得なかったビジネスライフに導くための環境作りだと考えています。
そのためのビジョンは「やりたいこと、できることを仕事にする」。
「やりたいことを仕事にする」には、好きこそ最大の競争優位に
成り得るという考えが根本にあります。
それを叶えるため、社員一人一人が「やりたいこと」が何なのか、
それを引き出すための、コミュニケーションをどう取るべきかを考え
実践しております。

そして「できることを仕事にする」には、自分達ならではの能力を活かして、
「ナンバーワンかオンリーワンになれる分野」を見出すことが重要だと考えております。
自分の個性を活かして自立することで、社員の人生をよくなっていきますし、
最終的には、一人ひとりが独立した強い集団になっていけると考えております。
当社に入れば、スキルだけでなくどこでもやっていける生命力を
つけられるということが、当社の強みですね。
(もちろん、誰もがなれるというわけではありませんが・・・)

バズーが求める人材とは

グローバル化が進む中、私たちが必要とする人材は、
ジャングルの中に裸一環で放り出されても、知恵と体を
使い逞しく生き抜けるような人材であり、採用ももちろんですが、
人材育成にも力を入れています。

そして、この人材育成の方法論として
「プロジェクト立ち上げ制度」を積極採用しています。
社員が自らの「やりたいこと」を発案し、事業計画を作成し、
承認されればプロジェクト遂行されていく。
基本的に独立自尊の精神を推奨し、自由な裁量を任せられる一方で、
半年以内に単月黒字が達成しないビジネスは完全撤退するという
ビジネス上の厳しいルールを設けています。
目指すべきグローバル展開はこういったプロジェクトの延長で、
なおかつ10名単位の機動性を重視した俊敏なグループ会社を
世界主要国に作っていくことを考えています。

否が応でも実力がついてしまうこの仕組みは、
既にいくつかの実績を残してくれており、
一般的に世間の会社では名ばかりの新規事業が多い中で、
バズーではこの1年で既に「セレブスタイル事業」、「ソーシャルアプリ事業」、
そして「インドネシア事業」を生み出してきました。

私たちは、5年以内に以下の目標を達成して見せます。
・2015年迄に誰もが知ってる会社にすること
・2013年迄に世界主要国にバズーのグループ会社を作ること
・2013年迄に就職ランクTOP10に入ること

もし、私たちの想いに共感し、共に働きたいと思った方は、
すぐにでも飛び込んできてください。
扉はいつでも開けて待っております。