代表取締役 兼 CEO 柳川貴雄

代表取締役 兼 CEO 柳川貴雄

代表取締役 兼 CEO 柳川貴雄

株式会社Japan PI
設立 2016年9月26日(2019年10月21日事業開始)
事業内容
  • 医療DXを事業領域とした事業開発関連の統合的ソリューションの提供。主に下記事業の運営を行っています。
    • デジタルヘルス企画・開発支援サービス「Doctors Hub™」
    • 医療DX事業構築支援サービス「DX Platform」
    • デジタルヘルスマーケティング・流通支援サービス「Doctors Next®」
    • 【一般企業・団体向け】オンライン医療活用支援サービス「Doctors Station®」、【医療機関向け】オンライン医療導入支援サービス「Medical Strategy」
会社HP https://doctors-inc.jp/company/

どんな学生時代を送ってきましたか。

高校時代は学外模試や定期テストに加え、毎月の「月例テスト」がありました。本当にテスト漬けの生活でしたが、そのような環境が短期集中型の私の性格に合っていたおかげで、効率的で計画的な学習のスキルを身につけられたと思います。

当時は上位成績者の名前が貼り出され、それが学習のモチベーションになりました。学年1位を取ってからは、卒業まで上位を維持しました。現在の社長の立場としては、短期間で成果を出すことも求められますが、やり抜く力や集中力は高校時代に培うことができたと思います。

高校卒業後は信州大学医学部に進んで脳神経外科専門医の道を志し、在学中は全日本学生テニス選手権大会でベスト8に入ったこともあります。

起業するまでの経緯について教えて下さい。

起業を考えるようになったのは、長野県での医師時代でした。長野県は医療体制における高齢者の割合が多い医療過疎の地域で、大都市のように総合病院や大学病院が充実している環境ではありません。歩いて行ける距離にクリニックがなく、何時間もかかって病院に通う人もたくさんいます。

少ない人数で医療現場を支えている先輩医師たちの苦労を目の当たりにした中、「この状況を誰かが改善しなければならない」と思うようになりました。最初から起業しようと考えていたわけではありませんが、「自分がサポートしていきたい」という気持ちが強まって一念発起しました。

デジタルヘルスケア、医療DXを事業のメインに据えたのは、社会の主流になりつつあったITを活用すれば、医療現場をサポートする未来を創れるのではないかと考えたからです。現場の最前線に立つ医師の先生方に実際に使ってもらえる真のデジタルヘルスケアサービスを提供したいと思いました。

社長が念頭においている経営理念はありますか?

医療・ヘルスケアにイノベーションを起こすために必要なアイデアや革新的な考え方は、誰が提案したとしても尊重します。入社年次や年齢は関係ありません。自ら発想してシナリオを描き、新しい事業・サービスをつくり出す楽しみを感じ、その結果として患者や医療従事者、社会に貢献できる喜びを享受するチャンスは、すべてのメンバーにあります。

もちろん、そのためには自らの意見を主体的に発信することや、新たな事業像・ビジネスモデルを自主的に開拓・発案・整理・提案することなどが求められます。やると決めたら、あきらめることなく達成するのが我々の企業文化です。
私達が普段着ている服にはファブリックという素材が使われています。普段意識することはありませんが、この「ファブリック素材」のように柔軟性・耐久性・美しさを兼ね備えた組織を目指したい。そんな思いがあります。
やり抜くために、どうすべきかを突き詰めることが重要になります。

努力して成果を上げれば、経営陣が正当に評価することも大切にしています。これまでなかった医療・ヘルスケアの事業を実現したいという思いを貫き、優れたアウトプットを生み出したメンバーは高く評価され、スムーズに昇進します。

事業の強みを教えてください。

ドクターズが展開している事業は、デジタルヘルスサービスを企画・開発する「Doctors Hub™(ドクターズハブ)」、デジタルヘルスサービスのマーケティング・流通支援を行う「Doctors Next®(ドクターズネクスト)」、総合病院のような本格的な医療をすべてオンラインで実現する「Doctors Station®(ドクターズステーション)」の3つです。

これらの事業の強みは、デジタルヘルス領域における、あらゆるサービスをワンストップで提供できることです。

「Doctors Hub™」によって、それぞれのデジタルヘルスサービスが医療現場の実情に即した目線で開発・改良されています。それらは「Doctors Next®」で医療機関へと広まり、「Doctors Station®」を通じてユーザーや患者様がオンラインのヘルスケア、医療を享受できるようになっています。

今後の事業展望をお聞かせください。

より多くの医療機関や医師、患者様、事業会社を含めたステークホルダーを巻き込み、ドクターズのデジタルヘルスプラットフォームをさらに活性化させることを目指しています。ユーザーが多様なサービスを一元的に利用できるようにするためには、デジタルヘルスサービスを提供する環境整備が必須と考えています。

将来的には、日本発のデジタルヘルスサービスを世界でリリースすることも視野に入れ、それを実現するためのデジタルヘルスプラットフォームを国内外問わず展開していきます。それにより、世界のどこにいてもデジタルヘルスサービスの恩恵を受けられるエコシステムを実現したいと考えています。

医療DX・デジタルヘルスに興味をお持ちの就活生や求職中の若者に向けたメッセージをお願いします。

ドクターズの社員は、医療業界の未経験者が半数以上を占めています。私自身も大学病院の医局から、地域医療の現場における課題を解決しようと起業しました。

医療DX・デジタルヘルスのことをあまり知らないからこそ、患者様などの視点に立った新しいサービスや事業のアイデアを発見できると思います。社内にはコンサルタントや営業、開発などの職種がありますが、必要なことは、パートナーシップ関係にある医療従事者などにヒアリングできます。経験の有無は関係ありません。

ドクターズは、未来の可能性を秘めています。医療DX・デジタルヘルス業界で新しいスタンダードをつくる夢を一緒に追いかけていきましょう。

《 ドクターズ株式会社 代表取締役 兼 CEO 柳川貴雄 》