代表弁護士 大塚和成
設立 | 2018年2月 |
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事業内容 |
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会社HP | https://omm-law.com/ |
どのようなきっかけで弁護士を目指したのでしょうか。
私が弁護士を目指したきっかけは、高校生の頃に政治家を志したことです。
政治家が世のため人のために行動しようとするとき、
法治国家である以上、そこには必然的に法律が関わります。
そのため、まずは法律の勉強をしようと思い、法学部に入りました。
大学での学びの中で、法律には社会の複雑に絡み合った利害関係を
調節するための知恵が詰まっていることに気がつきました。
法律には、一般性があり、また基本法であればあるほど時代に耐えうるように、
抽象的な文言が使われています。
個別事案の解決を念頭に、そのような抽象的な文言を読み解いて、
具体的なルールを発見する作業は、
私にとって知的好奇心をくすぐられるものでした。
そして司法試験合格後、司法修習を経て、若手弁護士として執務を開始しました。
抽象論でない生の事実から生じる利害対決や、生身の当事者の感情に直に接していく中で
まずは目の前の依頼者のために、自らも悩み苦しみながら全力を尽くして案件解決を導くこと、
それにより依頼者から心より感謝されることに、使命感や歓びを感じるようになりました。
そして、弁護士という職業にのめり込んでいきました。
OMM法律事務所の強みについて教えてください。
弊所の一番の強み、それは「決して諦めずに最後までやり抜く姿勢」です。
私はこれまで多くの困難な案件を解決に導いてきました。
クライアントが諦めかけていても、諦めずに考え抜いて一縷の道筋を見つけ、まずは迅速に行動する。
局面打開のための方策を打ち続け、局面が好転しても、決して油断しない。
最後まで最善の方策を打ち続けます。
また「弁護士・法律家としての技術を追求する姿勢」も、重要だと考えています。
弁護士の基本、それは細部まで綿密に考え抜かれた起案と、
それを可能にするための徹底した判例・文献調査、証拠の収集・読み込みです。
弊所では、若手弁護士任せにはせずに、
ベテラン弁護士が案件の詳細を把握し、自らが手を動かし、調査し、方針決定に参加します。
若手弁護士も、どうせベテラン弁護士が責任を持ってくれるからと安心せずに、
最後まで責任持って調査し、考え悩み抜いてもらいます。
チームで徹底した合議を行う場では積極的な発言を求められます。
チームで一丸となり、クライアントの最善の利益を実現するため、最後まで駆け抜けていきます。
私が駆け出しの頃、尊敬する先輩から、
「負けてもクライアントに感謝される弁護士になりなさい」と指導されたことがあります。
執念を持ち、打てる手は全て打ち尽くしても、ときには負けることもある。
それでも、そのような姿勢をクライアントは見ていてくれる。
普通では負けたら感謝されません。逆説的ですが、とても深い言葉だと、今でも覚えています。
弊所の強み、それは各メンバーが「技術に裏付けられた諦めない姿勢を持つ」こと、
それにより常に「依頼者の最善の利益を追求する“Client First”を実現できる」ことだと考えています。
これまで解決してきた事例・ケースについて教えてください。
弊所は2018年2月22日に開設しました。
まだ歴史は浅いですが、既に2件の上場会社のプロキーシーファイト(委任状争奪戦)を
提案株主側で成功させています。
株主の力で上場企業の社長が解任されてしまうという事例は珍しいので、いずれも報道され話題になりました。
もともと私は、この種の案件を専門分野とし
古い案件では2005年のものから、数多くの案件を攻守両側で担当してきました。
・ライブドアによるニッポン放送に対する敵対的買収事件
・日本技術開発 対 夢真ホールディングス事件
・テン・アローズ(現シャルレ)の三屋裕子社長不再任事件
・日本で初めて外資による敵対的企業買収が成功した事例とされる日本精密事件
・グッドウィル・グループ委任状争奪戦
・日本ハウズイングvs原弘産事件
・アップルインターナショナルにおける経営支配権争い
・サンコーにおける経営支配権争い
・学研ホールディングスvsエフィッシモの案件
・カネボウ株式買取価格決定申立て事件
・国際興業や西武鉄道を舞台にした投資ファンドと経営者の対立案件
また、他の法律事務所で解決が困難であった様々な案件が持ち込まれ、
会社法分野を中心にメディアや判例誌に取り上げられるような裁判案件や、
和泉元彌さんに対する退会命令の有効性が争われた裁判案件を能楽協会の側で担当したこともありました。
事務所を運営していて、大切にしていることを教えてください。
運営していく中で大切にしていることは、最高の仲間とチームで、楽しく仕事をすることです。
「技術に裏付けられた諦めない姿勢」と「常に依頼者の最善の利益を実現する“Client First”」、
事務所の理念と基本姿勢に共感できる仲間とともに、プロとして最高の仕事を行っていくこと。
クライアントからは依頼して良かったと感謝を述べられ、ついでに経済的利益も得られ、歓びを分かち合える、
そんなプロ集団の事務所を作りたいと、日々頑張っています。
必ず一つの方向を見ていなければいけない、というわけではなく、いわば個性派集団でよいと思っています。
しかし、ひとたび案件となれば「勝つ」という一つの目的の下に結集できる。
そんな「真に強い」戦闘集団として、エッジの効いた特色のある事務所になるだろうと確信しています。
若手の弁護士には、私の経験を全て授け、大きな案件の主任として責任を持って案件に取り組んでもらいたいと思っています。
ベテランの弁護士は、ノウハウもクライアントも惜しみなく若手に分け与えるもの。
その結果、若手が成長し、クライアントも引き継ぐことになる。
それが私の歓びです。
弊所という場で、技術を磨き、経験を積んだ若手がやがて理念を共有した真の仲間になる。
そんな最高のチームを作ること、それが事務所を運営していくモチベーションになっています。
今後のビジョンについて教えてください。
今後は、“Client First”という理念を共有した「プロの職人」で構成された、
少数精鋭の存在感のある事務所を作りたいと思っています。
弁護士は参謀ですので、どんなに大型の事件でも、少人数の知恵者がいれば適切に処理できます。
大人数の兵隊がいなければ処理できない案件は扱いません。
デューデリジェンスや定型的な案件の大量処理は、
他の事務所にお任せしたいと思っていますので、規模は求めていません。
そして経営支配権争いを中心とした係争や
会社法訴訟・非訟を中心とした裁判・係争案件に強い事務所を作りたいと思っています。
係争案件は、迅速な対応を可能にするために最低限のマンパワーは必要ですが
結局のところは、案件の処理方針をどのように立てるか、
そのために徹底した判例・文献調査、証拠の収集・読込みをすることができるプロ意識と、
責任感の強い弁護士が3名いれば、どのような大型案件でも適切に処理できます。
1案件にそれ以上の弁護士が関与しても、かえって良い結果は生まれません。
弊所では、年次がどんなに上になったベテランでも
自ら案件の詳細を把握し、手を動かし調査した上で、方針決定に参加します。
取り扱う案件の処理に関しては、エッジが効いていて大きい成果を出しているため、
外部からは大人数の事務所だと錯覚させてしまう。
そんな弁護士業務が「好き」な、少数精鋭のプロ集団に、今後、していきたいと考えています。
《 OMM法律事務所 代表弁護士 大塚和成 》