代表取締役 山崎 秀人
設立 | 平成9年2月7日 |
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事業内容 |
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会社HP | http://www.athlete-p.co.jp/index.html |
生粋の体育会系学生
高校時代はバスケットボール部に入り、厳しい練習の毎日を過ごしていました。
本当に死ぬんじゃないかと思ったことは一回や二回ではありませんでしたね。
ですから、大学に入ったら体育会系でなくサークルに入りろうと決めていました。
ところが新入生のサークル・部活の歓誘時に、凄く魅力的な先輩たちと出会って、
結局はヨット部に入部することにしました。
最後の学生生活だからこの人たちの下で何かを掴めたら良いなと思い入部したのです。
それから毎日過酷な合宿生活が始まりました。
三浦半島の農家から平屋を自分たち借り、40~50名の部員が厳格な
序列社会の基に粛々とストイックな生活を味わっていくのです。
毎晩21時には疲れ果てて倒れる様に眠りにつき、朝は5:30に起床という生活でした。
汗だらけ、砂だらけ、塩だらけといった有様、かっこ良い男の世界と思ったら大間違いでした。
ヨットのスキル・技術よりも全く違う文化や考えの人間たちと
共に過ごす事を学んでいるのだなぁと今振り返って感じています。
就職活動は1日で終了
大学4年の春に、大会を終えて就活を始めるのですが、1日で就職活動を終えました。
すごく魅力的で情熱的なかたがこれから会社を作る事業内容を熱く語って頂き、
心の底からその人と時間を共にしたいと思い決意したのです。
それが現在の会社の前進となる会社でした。
それからはアルバイトインターンとして、大学回りをし、学生を束ね、
企業の説明会に引率する、そんな仕事をしていましたね。
将来起業をしたいと思っていたので、会社の立ち上げも経験できますし、
社会人になったら更に自分の殻を打ち破りたいと思っていましたから、
このうえない話でしたね。そして入社後は常に同期と起業の話をしながら
営業をしていましたが、事業運営なども勉強しながら会社経営のことを
考える日々を過ごしていました。
念願の起業への道のり
会社が傾いたり潰れてしまったりといろいろと紆余曲折はありましたが、
念願の会社設立にこぎつけることになります。
当初のアスリートプランニングの仕事は全国各地で説明会を
開催するような企業の説明会を代行で行うな仕事をしていました。
そこから制作物や大手就職サイトの代理店業務をしたりと採用業務を
中心に展開していました。
そうした仕事を続けていると、この企業は学生から人気がでるだろう、
逆にこの会社はちょっと苦戦しそうだなと言った事がほぼ
予測できるようになっていくのです。
そう考えると自社メディアなど自給自足体制を作り、
自分たちのやりたいサービスを実現できる体制を
早く作りたいと思うようになっていきました。
それからは、自社独自のサービスを充実させ
発展に繋げることに注力していきました。
アスリート学生に対する思い
今学生の就職・採用活動が少しづつ変わり始めています。
つまり過渡期にきているのかなと。昔と違って全ての
体育会学生が就職が有利という訳ではありません。
優秀な体育会系学生は優良企業へ就職していきますが、
私としては一人でも多くの体育会系学生をもっと世に送り出すことが
アスリートプランニングの使命・存在意義だと感じています。
個人を尊重するが故にオリジナリティを歓迎する世の中になっていますが、
企業社会は組織に順応されている、つまり組織の上下関係の中で揉まれて
培ってきた体育会学生を人気大手企業が中心にアプローチ・確保し始めています。
そう考えると世間からの体育会系学生に対するイメージを
もっと変えていきたいと考えています。
例えば、高校野球は全国ネットで放映されその知名度は抜群ですが、
大学のスポーツはそうテレビで放映される機会はありませんよね。
さらに体育会系学生は学生人口の中で10%もいないのが現状です。
ところが人気大手企業群は採用人数の30%近くを体育会学生採用で構成しています。
こうなると目指すは体育会系学生の人口を増やす取り組みをしたいと考えていまして、
新たな取り組みとして、大学へ向けた事業を立ち上げたところです。
人間形成の場において体育会系の部活が重要な場所だと認知されれば、
自ずと周囲はその必要性を感じてもらえると思いますからね。
就職活動生へメッセージ
まずは社会人と多く触れ合ったほうが良いと思います。
例えば企業でアルバイトをすれば社会人がどんな視点で仕事を
しているかがわかると思いますし、何を求めているのかも自ずと見えてきます。
間違いなく就職活動においてはプラスに作用します。
それと、答え探しに拘らないでほしいですね。
私も就職活動しようと思ったときは大手企業を受けたいと
考えていましたが、結局1日で就職活動を終えました。
それが良かった悪かったなんて考えても仕方ないと思います。
最後に晴れて新入社員になったらですが、社会にでたらカンニングの世界です。
大学の時にはひとつの答えを自分の力で考えながら導き出さなければいけませんが、
いろんな人からカンニングをして最高の答えを自分で作ることが良しとされます。
そういう感性を貪欲に磨き続けてほしいですね。