代表取締役社長兼CEO 冨田和成
設立 | 2013年4月2日 |
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事業内容 |
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会社HP | http://zuu.co.jp/ |
ビジネスとの出会い
本気で打ち込んだ
サッカー漬けの大学生活
私が起業を決めたのは大学生の頃。
その心を決めたきっかけは、とある就職説明会でした。
当時の私は、長く抱えていたプロサッカー選手への夢を諦め、
教師への道を歩もうとしていました。
どんなに努力を続けても、人間には身体能力的限界があります。
その限界を迎えてヘルニアになってしまった私は、
今までサッカーへと向けていた情熱を
教育のフィールドに注ごうと考えたのです。
人が熱くなる瞬間。燃え上がって走る瞬間。
私は、その様な人の心が動く瞬間がたまらなく好きです。
南極の氷が溶けるくらい世の中を熱くしたい。
そう考える私にとって、子どもたちの心を動かす教育の場は、
選ぶべき一つの道に他ならなかったのです。
しかし、先述したとおり、
就職説明会での体験が私の想いを変えることになります。
友達に付き添う形で、二つの会社の説明会を受けた私は、
その場所で、教師になって動かせる心の数に
制限があることを痛感しました。
教師が受け持つクラスの人数、
あるいは校長になったとして学校全体の生徒の人数。
ですが、その範囲を超えて人の心を動かす事は
不可能であることに気づかされました。
では、私はどうすれば良いのか。
その答えは、先述の説明会にあったのです。
かけがいのない時間を経験する
南極の氷が溶け落ちる程、
熱い世界を創る
ビジネスの力で、人を熱くすることはできないか。
説明会で知った様々なビジネスの存在は、
私にこのような想いを抱かせるようになりました。
聞けば聞くほど新たなビジネスとの出会いがあり、
その全てが面白い。
それならばと、自分でビジネスを展開し、
世界をまたいだフィールドを目指す事を決意するようになります。
これが、私が起業を決意した瞬間でした。
この様な経緯で起業を決めた為に、
経営者へのあこがれや、お金への欲望は、
全くモチベーションに関わることがありません。
自分たちのビジネスが、この世界にどの様なインパクトを与えるのか。
それを追う事こそがモチベーションに繋がるのです。
皆さんが自身の人生を振り返った時、
そこにある幸せにはどのようなものがあるでしょうか。
家族といる時、恋人といる時、趣味の時間……。
様々な幸せのパターンがある中で、
目標達成による幸せは大きなものであると思います。
たとえば高校の体育祭で勝ち取った勝利。
その裏にはぶつかりながらも皆で努力した日々があります。
そのような時間は、間違いなく人を幸せにするのです。
私のビジネスの行き着く先は、
この時間を人々に経験してもらうことなのです。
世界一の企業を作る
幸せを生み出すかけがいのない時間を皆が経験するには、
どのようなことが必要でしょうか。
私はその答えを「世界一の企業を作る」という事に求めました。
何もこれが絶対的な答えだとは言っていません。
「私がアメリカの大統領になること」であってもいいのです。
つまり、到底無理だと皆が思うことを成し遂げること。
これが必要なのだと考えています。
パラリンピックなどを見て、自分より満足でない人たちが
自分よりも大きなことを成し遂げているのを見て、
皆さんはどのように思うでしょうか。
大きな感銘を受けはしないでしょうか。
私がなすべきことは、それと同じことなのです。
常識を覆すようなことを達成すると、
必ずそれにモチベートされる人がいる。
そして想いを抱えた人は、その行動をもって、
かけがいのない時間を過ごすはず。
私が導き出した「世界一の企業を作る」という答えは、
多くの人をモチベートするでしょう。
そこには無限の可能性が秘められていると私は考えています。
しかし、この目標の達成は、当然簡単ではありません。
学生時代に起業を果たした私ですが、
いくつかの課題を前にして感じ取ることがあったのです。
「このままでは世界一になれない」
3つの力+α
課題は大きく三つ。
一つは営業力。
会社を経営するうえで必ず必要であり、
この力さえあれば、会社がつぶれることはありません。
二つ目はネットワーク。
仕事の紹介、経営者の紹介など、
繋がりというものは欠かすことのできないものです。
そして最後に財務。
経営者は財務と法務に弱いなどとよく言われますが、
法務を弁護士に任せたとしても、自らが財務を学ぶ必要がありました。
この三つの課題を前に、目標達成の難しさを感じ取った私は、
5年ほどの修業期間を自身に設けました。
証券会社への就職です。
そこで学んだのは、世界経済と様々なビジネスモデル。
お客様が経営者であったという事もあり、
ビジネスをより知ることができたのです。
しかしその中で、自分の中にある想いが芽生え始めます。
それは、海外での経験に対する欲求でした。
入社後4年目にして得た機会を利用して海外へ渡り、
そこで3年の経験を積むことになります。
当初は5年の計画であった修業期間も、
気づけば延長に入っていたのです。
しかし、ここで得られたものは大きなものでした。
再び経営者としての私が引っ提げてきたのは、
先述した3点、そして海外で得たグローバル力であったのです。
将来の1000倍を考える文化
世界一を見据えること、そして全員が経営者目線で働くということ。
この2点が弊社の中で大切にしていることとなります。
これらが、弊社の強みであるPDCAのスピードを実現しているのです。
PDCAにおいて、弊社は世界中でどの会社にも負けることはないと自負していますね。
目標に向かう道に障壁があり、それを壊していくスピードは、
常に1000倍を考えるという文化によって上がっていきます。
例えば、一億円規模のビジネスがあった時、
それを5倍10倍にすることは、さほど難しいことではありません。
今のビジネスの流れを継承し、延長上での改善を目指せばいいのです。
しかし、1000倍となると話は異なります。
必要なのは抜本的な見直し。
根本から問い直していかなければ、
長期的に見て1億を1000億にすることは到底不可能でしょう。
弊社は、この1000億を目指すような文化が根付いた環境にあり、
そこから逆算して短期的に個々人は10倍の目標を追っています。
この様な中、弊社が仲間として迎えたいという人物には、
まず何よりも世界一を目指すという、
同じ方向をむいたメンタリティーに他なりません。
それを絶対条件として、パーソナルスキル、
あるいはプロフェッショナルスキルを、
ビジネスのフェーズに合わせて求めていくことになるでしょう。
一つの山を登り切れ
学生の皆さんに与えられた時間は、
色々なことに手を出すことを可能にします。
それを否定はしないのですが、
あまりにも色々と手を出す時間が長すぎるのは問題だと私は考えていますね。
手を出す対象一つ一つを山に例えたとして、
全てを5合目まで登って終わらせるようではいけません。
富士山もそうですが、
5合目までというのはさほど難しい道のりではないのです。
難しいのは5合目から8合目。
そしてそれ以上に8合目から山頂にかけてが難しいもの。
一つの山であっても、登頂することを皆さんには意識して頂きたいのです。
5合目から8合目までの壁をどうやって壊すのか、
8合目から山頂まではどうするのか。
その道は決して一つではないでしょう。
しかしどのように登ったとして、その経験は、
多くの山を5合目までに留める以上に意味のあることだと思います。
大学1年より2年。2年より3年。
人は、時間と共に経験を積み、よりよい選択ができるようになるもの。
それならば、やりたいこと探しをし続ける時間を設けるのではなく、
自分を深めるための時間を大切にしてほしいですね。
どうか、学生時代にやりきるという経験をしてください。
それが私からのメッセージです。