代表取締役 先村 昌浩

株式会社officeR3 代表取締役 先村 昌浩

代表取締役 先村 昌浩

株式会社officeR3
設立 2007年1月
事業内容
  • WEBサイト制作・運営における企画、提案、運営一式
  • WEBプロモーション企画・代行
  • ホスティングサービス
会社HP http://office-r3.com/

パソコンに夢中だった幼少期

幼少の頃、
当時親が使っていた「PC-98」 というパソコンに触れたことがきっかけだったんでしょうね。
まわりで流行っていた「ファミコン」には見向きもせず、親のパソコンに夢中になった。
今の学生さんには「カセットテープでプログラムを読み込む」
なんていわれても想像もつかないでしょうけど(苦笑)。

でも、中学時代は部活に没頭してすっかり体育会系に鍛えられたので、
パソコンからは一時遠ざかってしまって。
その頃は父親と同じ教師を志していましたね。

多大な影響を与えたものとの出会い

大学時代は勉学やサークルには目もくれず、武道系のクラブ活動にのめり込んでいくのですが、
この頃に生涯付き合うことになる友人を得て、さらに人生観を変えるマンガにも出会った。

友人宅に偶然置いてあったそのマンガの熱い内容に感銘を受け、
以来少々のことでは「しんどい」ともらさなくなったんですけど、
今でも定期的に読み返してはモチベーションを高めています。
現在活躍されている経営者の方々にも多大な影響を与えたようなので、
ぜひ読んでいただきたいですね。
http://www.shmo.jp/sanctuary/

空前の就職氷河期と厳しい職場環境

私の就職活動時代は空前の就職氷河期。
そこで業種は絞らずに
「これから大きくなりそうな小さい会社」をあえて選び就職を決めました。

新卒で入社したその不動産会社では信じられないような厳しい営業環境で
「社会人たるものトイレには走って行くのが普通だ!」と教わるほどでしたが、
今思えばいい経験だったんです。
ただ性格的には営業に不向きだった私の営業成績は良くも悪くもなく、
相当なプレッシャーを受けていましたね。

それでも「数字を上げたい!」という想いは人一倍だったので、
人とは違う営業方法を模索しどうにか数字を上げていきました。

独立を決意させたインターネットとの出会い

入社4年目には
その会社が上場したことで自分の予測が当たったことに満足する一方、
「一生続けられる仕事ではないな」ということを確信したんです。

そんなときです、街の電気店で目にしたインターネットに衝撃を受けたのは。
「VAIO」を買ってきてモジュラー回線でインターネットに接続、
とここで幼少期の体験のおかげか、
当時最先端だったパソコン(Windows98)をこのときに難なく使いこなすことができ、
いつしかインターネットビジネスの可能性を探り始めていたんです。

だから、ウェブ系の会社で修行を決意したのも私にとっては自然の流れ 。
入社5年目になる直前に退職し初めて異なる会社を経験、
それまで当たり前だった「トイレには走って行くのが普通」が
間違った教えだったことに気づいていったんですね。

でも、新しく勤めた会社で仕事をするうちに
「自分のやり方」の方に勝機があるという自信を得ました。
そしてついに独立を決意します。

順調なスタートを経て事業も拡大

2001年4月、ウェブサイト制作をメインにSOHOにて開業。

お世話になっていたお客さまから立地条件のよい住居を格安で賃貸できたことや、
多方面から紹介をいただけたことも手伝って、初月から順調なスタートとなりました。

ただ「仕事」へのこだわりから、職人のような手作り中心の業務になってしまいがちで、
事業拡大や増資には気が回らず 、細々とした業務をこなす日々が続くことに。
それでもおかげさまで1人では手が足りなくなり、友人を誘って初めて増員を決意してから6年目、
やっと事業拡大にも着手、無借金でオフィスの移転・法人化・設備と体制を整えていきました。

さほどリスクはありませんでしたが、
時間とチャンスをムダにしてしまったな、という思いは、
どこかにあったかもしれませんね。

10年目の経営戦略は「攻め」

起業当初想像していた以上の時代の変化が目まぐるしい昨今、
先を読むのは大変難しいのですが(笑)
これまでの「守り」主体の経営戦略から、
10年目の今年は「攻め」に転じさせる準備を進めています 。

たとえば、社内のIT化をさらに進化させることでコスト削減をもたらし 、
人的リソースのすべてをサービス(売上)に向けられる組織改革を実行しています。
とくに変化が激しい業界では
「変化に対応できる組織体制」は必要不可欠なことですからね 。