代表取締役 高畠靖雄

代表取締役 高畠靖雄

設立 2005年9月13日
事業内容
    • インターネットメディア事業
会社HP http://www.designone.jp

地方での夢を持てない就職事情

「ベンチャー」って何だろう。
学生の頃、漠然としてあったこの疑問が経営者となる入口でした。
当時はまさか自分が起業する事になるとは思っていなかったのですが、
漠然としたワクワク感をベンチャーというキーワードに感じていたのです。
もともとは、実家の近くでの就職も考えたことがありました。
しかし、地方での就職は都会に比べると選択肢が少ないのが現状。
公務員になるか工場に勤めるかのほぼ二択。
この現実に夢を持つことが出来ず、都会へ出たいと思うようになりました。
結果、大手電機メーカーに入社し、
スーパーコンピュータなどサーバー開発の部署に配属され、
社会人をスタート。

その後、時代の流れでハードウェア部門から
ソフト・サービス部門へ異動をしたのですが、
そこで感じたのは大企業の窮屈さ。
もっと自分のやりたい事を行いたい。
もっとスピード感のある仕事がしたい。
仕事を楽しみながら理想の会社を作っていきたい。
そのような想いから起業へと向かう事となりました。

ベンチャー企業としてのスタート

スピード感があり組織としてもフラット。
そしてお客様の声がすぐに反映される会社にすることが、私が目指すところでした。
本当に自分が理想とする会社を作ろう。
そう強く想いを持っていたのです。
しかし、その想いに反して、
具体的な事業は全く決まっていない状態。
当初はEC事業を行っていたのですが、
それは本当に自分のやりたい事と少し異なっていたかも知れません。
一方でその業務を通して得られたのは次につながるヒント。
直接今の事業に繋がるのはこのヒントなのです。
日本語で言うと顧客関係管理という
CRMと呼ばれる経営手法です。
地域の小さな一つ一つの店舗がCRMを行うという事はほぼ不可能。
それに代わって弊社が様々な店舗のCRMを行い、
マーケティングや商品改善に生かしてもらいたい。
その発想が今の事業へと繋がる事となるのです。

地域を通して社会への貢献を

既にお話したとおり、私は社会に出る時、
地元での就職に夢を持つことが出来ていませんでした。
しかし、地域を活性化し、地元に仕事を生み出せたら、
地元に夢を持てる人も増えるのではないか。

そう私は考えるようになったのです。
今の仕事を通して、常に意識している事。
それは社会に役立つサービスを提供するという事に他なりません。
社会はいくつもの役割から成り立っていて、
企業はその役割のうち1つを担うもの。

この意識を持ちながら、情報技術の分野を全うすることが我々の使命。
地域の店舗が本来行うべき業務に集中できる環境を作っていくことで、
地域は活性化し、人々が地域で夢を持てるきっかけを
作り出していけると考えています。

大企業の良さ

ベンチャーの経営者という立場になってしばらくして、
若いころには理解できていなかった大企業の力を実感しています。
小さなベンチャーとの違いは組織力と資金力。
この二点だと私は考えています。
あらゆる業務を行う中で、自分が行いたい事、達成したい事を
本当に実現したいならば、
しかるべき規模が必要となってきます。
一度は大企業から離れた私ですが、もう一度大企業を目指そうとしています。

会社の規模を拡大させる。
拡大することで価格が下がり、クオリティーが上がり、
さらに多くのお客様に使っていただける。
規模の拡大を目指すことで、
より良いものを提供していける影響力を持てるようになると考えています。

非常識さを求める

現在弊社には、大学生時代に地域について学んでいた人や、
地域に貢献したいという考えを持った社員が多くいます。
元々エンジニアを中心に集まっている集団なので、
じっくり仕事をするという人が多くいるのも弊社の特徴でしょう。
しかし、先ほどお話したように規模を拡大するとしたら、
イノベーションを起こすことが不可欠。
そのためには組織に多様性が求められます。

今後の展開として海外にも視野を広げるという意味で、
非常識さと世界を変えたいという想い、世界に興味を持つ視点。
それらを兼ね備えた人物を採用していきたいと考えてます。
また、弊社の特徴として、営業職であってもシステムを理解し、
システムを作ってもらう研修を用意しています。
システムがどの様にして成り立っているのかを理解すれば、
より最適な企画を考えることができ、完成度も高まるはずです。
今現在弊社が求めているのはどこか一つに特化したような、突き抜けた人間。
いま日本人に足りていないのは「非常識さ」なのだと思います。

何か一つを極める

何か一つの事をやりきるという事。
ありふれた言葉かもしれませんが、
今の学生にはそれを是非経験していてほしいと思います。
若い時は何よりもリスクがない。
そのリスクがない時期に、徹底してやった方が良いと強く感じます。
実際に社会に出て、何か一つの仕事を極めなくてはいけなくなった時、
たとえ全く別の事であっても、
何かをやりきったという経験が必ず生きてきます。
極めるプロセスはどの様な分野や、内容であっても、
何かを学び経験し、力とするプロセスは基本的には同じだからです。
興味を持って、一つ分野の本をたくさん読み、研究したり、
その分野の第一任者に会って、話を聞いて、
深堀りしていくことが、一流になる道なのです。

常に新しい事を求め、好奇心がある人物に今後、出会っていければと考えます。