代表取締役 関 厳

代表取締役 関 厳

設立 2012年7月
事業内容
    • 総合経営コンサルティング業務
    • 企業経営に関する教育・研修プログラムの企画・運営
会社HP http://www.libcon.co.jp

サッカーから組織マネジメントを学ぶ

大学生時代はスポーツ科学と保健教育、
いわば理系と文系が合わさったユニークな学部に所属していました。
そこでの勉強に加え、
外ではアルバイトとして小学生のサッカークラブのコーチをしていましたね。
私がコーチをしていたチームは所属しているメンバーの人数も多く、
勝利という結果も必要でしたので、
日々の練習も効率的に行う必要がありました。
アルバイトの給料として考えると、
家庭教師に比べてサッカーコーチは割の良い仕事とはいえません。
しかし子供たちをまとめあげ、集団として効率的に練習をする。
厳しさの中にも楽しさがあるチームを作り、
結果として勝てるようにマネジメントしていくというのは面白い体験でした。
試合という勝敗の結果がはっきりと出る仕事はやりがいがありましたね。

私自身サッカーをしていた経験があったので、
自分も、もっとサッカーが上手くなりたいという向上心がありました。
この向上心があるからこそ、
「教える」というコーチの立場だけで終わることなく、
子供たちと一緒に「サッカーを上手くなろう!」という気持ちを持ち続けることができました。
コーチとして、またプレイヤーとしても関わることで
子供たちと円滑なコミュニケーションが取れたのだと思います。

実力で生きる世界

人がどういった気持ちで働いているのか。
働いている人の心の中を知ることはコンサルタントにとって重要なことです。
コンサルタントというのは自分で何かを生み出すというよりも、
アドバイスとサポートを通じて企業を変えていくという仕事です。
いくら戦略を立てたり、マネジメント論を伝えたりしても、
クライアントの経営層、そして現場の人たちが動いてくれないと
結果を出すことは出来ません。
実際に働いている人たちにどうすれば気持ちよく働いてもらえるか。
上から助言だけを投げるのではなく、
一緒になって考え行動していくことが重要です。

当時、私の出身大学の就職先というのは手堅いところばかりで
大企業や官僚を目指す人が多かったのですが、
私が選んだのは、当時としては珍しい経営コンサルティング会社でした。
あまり例のない選択肢でしたが
「自分の力を試したい」気持ちが強かった。
自分の実力だけでどこまでいけるのか試してみたいという気持ちから、
あえてスタンダードではない方向へ進んでいきました。

背中を見せる

人を育てるのは人であり仕事です。
端的に言えば、
教育もするけれど何よりもチャンスを与える場面を作るということです。
若い頃は特に、チャンスを与えられればその期待に応えようと思い、
今以上の実力を付けようと必死に努力していきます。
こうして「自分の身の丈以上の仕事」というチャンスによって実力は鍛えられていきます。
逆に言えばチャンスがない中でいくら励ましたりアドバイスを尽くしても、
実力を上げることはできません。
サッカーにおいても試合という成果を発揮する場があるからこそ、
練習を真剣にこなすことができ、
どうすればもっと実力をつけることができるのかを考える。
実力を発揮する場に出るチャンスを作ってあげることで、
初めて自分から力をつけようと行動するものなのです。
環境さえ整えてあげれば、
あとは先輩の背中をみて自分を鍛え上げていくはずです。

100年後の世界を良くする会社

弊社のビジョンは「100年後の世界を良くする会社を増やす」ことです。
これはどういうことかというと
世の中に必要とされる企業を増やしていくということです。
世間が必要とする企業とは何か。
それは価値観の問題であると考えています。
業績だけでなく、クライアントや社員の満足度を
高いレベルにバランスよく向上させていく会社の仕組みを築いていくことが大事です。
あらゆる業種で、こうした価値観に基づいて成長していく会社が増えれば、
それが理想的な会社の姿になります。
現在では会社を判断する基準は、売上や利益に偏っています。
若い人たちが就職するにしても判断材料が限られています。
しかし、会社の売上・利益・社員数だけを基準に
就職先を決めてしまってよいのでしょうか。
本当にお客さんに喜んでもらえる会社で働きたい。
働いている社員が幸せになる会社に行きたい。

そんな希望に答えられる、
業務を通じて世の中を良い方向へ導く会社が賞賛されることが
当たり前の世界になるのではないでしょうか。

個人理念を持つ人

弊社では、自分に対して常に高いレベルを要求できる人を求めています。
コンサルタントという仕事は
自分が努力しないとクライアントを変えていくことはできません。
相手に求める以上に
自分自身に高い成長ハードルを掲げてチャレンジしていくことができる、
個人の目標や理念をしっかり持っている人物になってほしい。
そのためにも、自分で勝負できる仕事
いわば、自分ブランドで勝負できる職場を選んで欲しいですね。

日本に限った話ではありませんが、
そこそこ大きな大学に入ってしまうと○○大学の誰さん、
有名な企業に入社すると○○企業の誰々さんといった具合に
自分自身ではなくその所属団体で判断されてしまうことが多い。
人生の大部分を
そうした自分自身以外のもので判断されてしまうのはつまらないとは思いませんか?

自分個人をみて判断してもらう。
そのためにも自分の力を存分に発揮できる場所。
自分が何をしているとき一番輝けるのかを
きちんと探しておいて欲しいですね。

自分ブランドの構築

世間一般では「ゆとり世代は努力が足りない」「甘い」と言われ下に見られています。
しかし、私はそうは思わない。
むしろ合理的、客観的に考える力という強みがある。
なによりインターネットを活用した情報収集能力がとても高い点に着目すれば
いわゆる、ゆとり世代と呼ばれる年齢層はビジネスパーソンとして有能であるといえます。
確かに対人関係を築く能力、
例えば自分が普段接していないコミュニティーと
積極的に関わる力などは比較的弱いかもしれません。
その点は直すべきかと思いますが、差し引きすればプラスが多い。
だからこそ過信でもかまいません。
自分に自信を持って大きな夢を描いて欲しい。
社会人になって、夢が小さくなることは合っても大きくなることはありませんから。

過信は社会を経験していく中で修正されていきます。
恐れずに自分に期待をして欲しいです。
自分自身に期待する可能性が大きいほど、
より大きな成長を実現できるはずです。