代表取締役 田口真弓

代表取締役 田口真弓

設立 2011年2月7日
事業内容
    • ポータルサイト『Cherishdoll』の運営
    • DTP製作、Webデザイン製作、イラスト・ロゴ製作事業
    • モデルキャスティング事業
会社HP http://twinstars.co.jp/

経営者になることは、全く想像もしていなかった

子供の頃は、周りの人とは違う「何か」をやってみたい。
それが何かは分からないけれども、自分で「何か」したい、
そんな子供でした。

そんな性格なので、中学生の時にデザインの勉強を独学で始めました。
いわゆる「クリエイティブ」にもの凄く興味があったのが始めた理由です。

加えて、将来の仕事とするなら、
今のうちからそういう物に少しでも触れておきたいとも考えていました。

とはいえ、遊び感覚の趣味気分で始めたのも事実です。

とても楽しかったですよ。
中学生の時にホームページを完成させたのですが、
実はその名前が「Twin Stars」なのです。
思い入れのある作品で、
弊社の社名はそれがルーツです。

クリエイティブの延長として作ったホームページでした。
ですが勉強をしたり、何かを作り続ける内に、
将来はデザインをやりたいなぁと考えて生活する様になっていきました。

なので、そんな自分が経営者になるとは、
この時には全く想像もしていませんでしたね。

経営者からもらった、何気ない言葉が自分を変えることになる。

社会人とは、どうあるべきなのだろう?
そんなことを教えられずに大学3年を迎えた私は、
周囲がよく言う大手企業や、
福利厚生がしっかりしている企業に就職すればいいのかな?
そう思いながら就職活動を始めましたね。

内定を決めたのは大学3年の後半と早く、
先輩が立ち上げた販売系の会社で、
まずはインターンとして働き始めました。

ですが、当時の私にはどうもしっくりと来ませんでした。
別にこの会社に不満があるわけではありません。

しかし、自分が理想とするのは人に感謝されたり、
足りないものを補えるような会社な気がしていたのです。

そんな折、経営者の方々とお話をする機会が何度かありました。

「世の中には様々な企業がある。
 大きな会社もあれば、それを支える社員10人にも満たない小さな会社もあるのです。」

ある経営者の方のこの言葉は、
私の理想と重なるところがあったのかもしれません。
特別な言葉ではないのですが、
少なくとも自分を変えるきっかけになりました。

大手企業の就職が締め切られる頃、
思い切って、私は内定辞退の決断をしました。
幸運にも、先輩経営者の方からホームページ制作の仕事を頂き、
フリーランスのデザイナーとして活動を始めたのが大学4年の頃。

起業したのは大学を卒業する間際のことですが、
対企業向けのプロジェクトとしてスタートしたのはこの時からです。

統計や数字ではない、「感性」を大切にしたい。

大切なのは、女性特有の「感性」

実は、弊社は社員全員が女性です。
私達は基本的に、
もの凄くいいものを時間をかけて高く売ろうとは考えておりません。
そうしてしまうと、
本当にいいものが世に出てこなくなる気がするのです。

イメージとしては、制作に関するコンビニの様な会社ですね。
スピード感と価格に関しては柔軟に対応しております。

ところで、女性は気配り上手、
とよく言われますよね?
そんな女性特有の感性や気付きは、
クリエイティブな場面でも充分に活きるものだと思っています。

男性の場合、特に結婚されている方は
養わなければならない家族がいて、
その為にずっと仕事をする必要がある人が多いと思います。

ですが、女性にはより多くの選択肢あります。
結婚もできるし、子供だって産める。
男性と同じように働ける今ならば、
ずっと仕事を続けることも可能です。
そのため、女性はある程度の余裕があると考えています。
そして、この余裕がクリエイティブな世界では
発想力や企画力に繋がります。

もちろん、価格や時間などの数字的な部分であったり、統計的な部分も大切です。
それも考えた上で、私は女性が持つ感性や
「これってどうなんだろう?」
という気付きをプラスすることで
より面白いものが作り出せるような気がするのです。

誰かの人生に、自分がキャスティングされたい

撮影スタジオの運営も行う

私の人生の醍醐味は、どれだけの方に必要とされるかだと思います。

自分自身のストーリーを輝かせつつも、
当然、周りの方々にもその方のストーリーや生き方があります。

その方々の中に、どれだけ自分がキャスティングされるようになれるか?
こういうことって、
考えているだけで楽しくて、心が躍る気分になってくるのです。

その上で周囲の方から「ありがとう」と感謝される。
その結果、自分がその方にとってのキーパーソンになれることができたのなら、
きっと私自身、デザイナーをやってて良かったなぁ、と思える気がするのです。

人から必要とされるような存在になりたい。
そんなビジネスをこれからもやっていきたいですし、
私自身、人としてより成長していきたいと思っています。

日常を2倍、3倍楽しくするためには、何ができるだろうか

女の子のニーズを発信するサイト「Cherishdoll」を手掛ける

弊社の事業は2つあります。
制作物や広告関連のクリエイティブなものと、
女性のコミュニティ団体という形の女性向けポータルサイトの運営です。

勿論、制作は好きなのでこれからもやっていきますが、
特にポータルサイト「Cherishdoll」をより活性化させていきたいと考えております。

これには理由があります。
社会人になると、人生の8割9割は仕事となり、
人生の核となっていくと思います。
となると、どんな仕事をするか、どういう人と出会うかが楽しみになっていきます。

ですが自分にとっての天職に就けることは早々無い様に、
その仕事に120%染まれる方もそう多くないと思います。

そんな方々にとって人生を2倍3倍楽しく送ってもらえればと。
弊社の「Cherishdoll」のテーマはまさにそこにあり、
そんな女性のニーズを発信することを目的としております。

休みの時間にモデルの体験をする。
新作商品にいち早く触れることができる。
ライターやアシスタントなど、未体験の仕事をする。

そんな趣味の様なものを沢山増やすことで、
やがては自分の仕事にも生きがいを感じ、
モチベーションにも繋がっていくと思うのです。

仕事は仕事としてありつつも
そこにモチベーションとなるような楽しみをプラスすることで、
多くの女性が、今よりも2倍、3倍楽しい人生を送れるようになれれば、と思います。

この会社に入って、自分は何ができるのかという視点を持ってほしい

企業を選ぶ時。
結局、自分のやりたいことの中から仕事、企業を選択する方は多いと思います。

面接時、採用担当の方と向き合うと、
「御社の○○が良かったから」
「御社のこのサービスに惚れているのでこれをやりたいです」
大抵の方はそんな風に自分を売り込んでいくのかなと思います。
ですが、これは必ずしも正しいと言えないと私は思います。

この会社に入って自分は何ができるのか?
これが一番大事なことです。
何故なら、会社に入ることがゴールではないからです。

大企業に就職し、安定した生活を送る。
確かにこれは一つの選択肢ではありますが、
それだけを目的とし企業を選択していると、
その先の将来で、
皆さんが成長することは絶対にありません。

考え方をシフトしましょう。
常に受け入れる、何でも果敢に攻める、
そんな姿勢で就職活動をして下さい。

私が学生時代に、多くの経営者の方の言葉に刺激を受けた様に、
皆さんも私の言葉でより成長していこうという志向を持って頂けると幸いです。