代表取締役 常盤 臣

代表取締役 常盤 臣

設立 2008年12月10日
事業内容
    • Webアプリケーション開発の業務支援・請負
    • Webサービスの企画・提供・運営
    • スマートフォン・タブレットアプリケーションの企画・開発
会社HP http://zealot.co.jp

楽しそうでかっこいい

楽しそうな仕事。
起業するよりもずっと前から、社長業を私はそのようにとらえていました。
親族が皆一般的な会社員としてではなく、
何かしらの自営業で生計を立てているという環境の中、
なんとなくではありますが、
「自分でやるのが当たり前」、
そんな感覚を自然と身に付けていました。
その為、起業に対しての抵抗が少なかったというのもあるのかもしれません。

その親族の中には当然父も含まれます。
目の前でその姿を見ていた私は、
苦しいことがあっても当然自分でやるということを目の当たりにしていたのです。
それでも、やはりかっこよかった。
なにより楽しそうだった。
自分がリーダーとして仲間を導き、山を越え、谷を越えするという事は、
責任が伴う辛い事です。
しかし、それと同時に全てが自分次第で変わっていくのです。
良くも悪くも変化を自分で作り出せる。
どの様な場所で、といった具体的な考えはありませんでしたが、
ただ漠然と、
そのかっこいい姿を追う道を歩むことにしたのです。

やりたい事の為に

高校を卒業して通い始めた学校はIT系の専門学校でした。
この業界は伸びる、
そう感じていた私がこの業界に足を踏み入れた瞬間です。
卒業してから、
まだ漠然としか持っていない自分の社長像を確立するためにも、
まずは企業に勤める事となります。
起業するにしても、何もない状態では難しい、
まずは自分自身を業界で成長させる必要があると考えたのです。
この間で、私はエンジニアとしてのスキルを、
さらに言うとすれば、エンジニアとして生き残る為のスキルを身につける事が出来ました。

退社後しばらくはフリーランスとして働いていたのですが、
そのままでは私がやりたいと思ったことが出来ません。
というのも、フリーランスとして働いているうちはどうしても一人。
動きやすさなどはあるのかもしれませんが、
私が行いたかったことは、
チームで開発したサービスを世の中のために生み出すことでした。
それをかなえるために立ち上げた会社、
それが我が社ZEALOTに他ならないのです。

生み出し続ける企業


起業して分かったことは、
大げさに言えば社会の仕組み。
具体的にはお金の流れといったところでしょうか。
例えば給与。
雇われているうちは、どうしても支払いを受ける側であり、
支払う側になってみないと見えてこないものは多いのだと痛感しました。
起業当初の、まだ経営が軌道に乗らない時期は給料日になるのが不安でしたね。
社員以外にも支払うお金の事を考えなくてはいけませんから。

その様にして立ち上がった我が社ですが、
今は三つの軸を業務に動いています。
元々SIの会社に常駐する形で行っていた支援業務、請負案件の業務、
この二つでZEALOTは動いていました。
そこで利益が出るようになって、
初めて私たちが本当にやりたいと思っていた事、
「自分たちで生み出し続ける」
ということが出来るようになります。
つまりこれは、自分たちで生み出すサービス開発の事なのですが、
今はまだまだ重きを置けてはいません。
しかし、ゆくゆくは他の二つを抑え、
私たちが行いたいと考えている目標の為にも、
このサービス開発、そして運営というところに軸を置いて進めていけたらと感じています。

親友の様な仲間


先程、「自分たちで生み出し続ける」と述べましたが、
これは作り出すだけを指しているわけではありません。
作ったからには使われないといけないでしょう。
しかし、私たちが目指すのは更に段階を上がったステージなのです。
ユーザーの皆様がZEALOTの開発したモノを、
無意識のうちに使っているという状況を作り出したい。
それが私たちの目標なのです。
つまり、生活の基盤の一つとしておけるほどのモノを創りだし、
人々に受け入れられるモノになるようにという事です。

それを達成するには、
誰と仕事をするのかということも重要。
誰と仕事をしたら楽しいか、
それが伴わなければ目標の達成は出来ないでしょう。
今いるメンバーは会社勤めであった時に、
会社は別でありながらも同じプロジェクトを進めたメンバーです。
その時に感じた「こいつらとやりたい」という意識は、
友達、親友に感じるものと似ていました。
互いに隠す事が無い状態で、
何でも言い合える仲であることが必要なのです。

「誇り」を持っているか


この業界に進むのならば、
必要な事はIT系の技術でしょう。
しかし、それと同時にある程度の社会人としての人間性や対人スキルも求められると
よく言われていると思います。

私自身、例えばプログラマーであるとしたら、
さほどコミュニケーション能力の必要は感じていません。
それは、ないがしろにしていいという意味ではなく、
それよりも優先させて持っておいてほしい事があるからなのです。
それは、何かしらの曲げられない芯を持つという事。
プログラマという職種は、
例えとして職人と表現されることが多いですが、
まさにその通りなのだと私は感じます。
これを、と言えるこだわりが必要なのです。
ZEALOTでは、技術力に対する自信がこれにあたり、
それは言い換えると「誇り」と表現できるでしょう。

しかしこれは、固執しろと言っているわけではありません。
むしろこの業界は新しい事の出現に興味を持ち柔軟な対応が必要な場所。
新しい事への興味と職人としての気概、
この二つを持たなくてはいけないでしょう。
この業界に進むのならば、
是非自身にとっての「誇り」について考えてみてください。