代表取締役 青山 譲
設立 | 2007年6月1日 |
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事業内容 |
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会社HP | http://www.zenryoku.co.jp/ |
起業までの経緯
元々、小さい頃から起業を考えているわけではありませんでした。
サラリーマンとして社会人生活を送るうちに、自分の成果による
自信が芽生えてきた事と、その当時livedoorの堀江貴文氏や
サイバーエージェントの藤田晋氏など、ベンチャー企業が台頭する
時代背景に刺激され、私も起業する事を考え始めました。
私は、事前に人生設計をするタイプではありませんでした。
学生時代を振り返ってみても、進学や就職に関して深く考えずに進み、
広告代理店への就職を目指し始めたのも、大学4年生の2月という
卒業ギリギリの時期だったのです。
しかし、就職活動を開始したものの、卒業間近の冬・・・
既にどこの会社も新卒の採用は終了していました。
そこで私は、当時コンビニなどに置いてあった就職情報誌を読みあさり、
日経グループの広告会社が中途採用の募集を行っている事を知りました。
私は、それが中途採用と知りつつも
『どうしても御社で働きたい』という熱意を心の底から伝えました。
結果、その会社から面接の機会を頂き、
新卒ながら中途採用の枠の中で採用されることになりました。
今思えば、これが私の人生のターニングポイントだったと思います。
私が入社して配属されたのは営業部でした。
凝り性の性格でもあったため、日々の広告営業は非常に楽しく
充実したものでした。
入社前にイメージしていた物とは大分異なる世界でしたが、持ち前の
ポジティブ精神と、どんな逆境にも立ち向かっていく性格が幸いし、
飛び込み営業や、ひたすらかけ続ける新規のテレアポも楽しむ事が出来ました。
どんなに大変な事でも、自身が楽しいと感じる事が出来れば、
いかなる努力も可能なはずです。
私の凝り性な部分や、ポジティブ精神、どんな逆境にも
向かっていく性格などから、入社してからコツコツと業務を重ねていき、
しばらく経った頃にはしっかりと営業の成績を出す事が出来ました。
この時点で、冒頭で述べた時代背景などもあり、
起業という意識を明確に持ち始めました。
ただ、その当時の自分には経営を行う知識は全く無く、
経営を行う事は到底適いませんでした。
そこで、起業をするために経営の勉強が必要であると感じ、
ベンチャー企業への転職を決意しました。
中途採用にもかかわらず、新卒として入社をさせて頂いた会社には
愛着がありましたので、その分寂しくも感じましたが、
私の起業への決意は固かったです。
ベンチャー企業には1年と3ヶ月在籍し、社長業というのを見せて頂き、
27歳の時に起業をしました。
当初は個人の資本のみで経営を行っていましたが、
いまでは、新卒で入社した会社の親会社から出資を受け、
グループ企業という形で関わりを持っています。
非常にありがたいことだと感じており、
色々と恵まれた形で起業する事が出来たのだと思います。
困難の乗り越え方
起業をしてからは会社の資金繰りの大変さと大切さを痛感しました。
私自身が営業マンだったという経歴から、売上を上げる自信はありました。
しかし、売上が上がれば、当然のように原価もあがっていき、
原価が発生すれば、その原価をどのように支払って行くかを
考えなくてはなりません。
私は、何度も仕入れ先との交渉を行い、支払い期日をのばして頂いたり、
資金繰りの問題さえなければ受注する事が出来る仕事も、お断りしたりと、
非常に悔しく、残念な思いをしました。
ここで初めて自分の無力さに気付き、同時に、周りの皆さまに支えられながら
今までやってこれた事を痛感しました。
私にとって、周りの皆さまへの感謝や、自らの謙虚さを深く学んだ時期でもあります。
私の困難の乗り越え方ですが、
『どれだけの人が助けてくれるか』ではないかと思います。
そして、助けてもらえるような人格者になる事が、
より大きな困難をも乗り越えられる人だと思います。
私も多くの方に助けて頂けるような人格者に1日でも早くなれるよう
全力で奮闘中です。
今、全力で取り組んでいること
星の数ほどある他の広告会社との差別化です。
エンタテインメント業界のプロモーションに関しましては、
絶対的な知識とノウハウを有しているという自負はありますが、
まだまだそれだけでは足りていません。
そこを補うために、まずプロフェッショナルな人材の育成に力を入れています。
人材は宝ですから、いち早くプロフェッショナルな人材になるよう
色々な側面から指導を徹底しています。
そして、もう一つは全力エージェンシーが独占的に扱える
費用対効果の高いメディアの開発を考えています。
これは、私自身も、社員も、常に何か良いアイデアはないだろうかと考え、
積極採用し開発中です。
既に社員発案の新しいメディアが登場しておりますし、
今後も様々なメディアを立ち上げていきたいと考えております。
どうぞご期待下さい。
■タダカサ
http://www.zenryoku.co.jp/tada/
エンタテインメントの総合商社になりたい
メディアを売るだけのスペースブローカーに未来は無いと考えています。
広告代理業という物を根本から見直す必要があります。
そこで全力エージェンシーとしては、エンタテインメントにおける
絶対的な自信を武器に、広告代理だけではない他の関わり方を
クライアントに提案していきます。
それは、例えば権利を持つゲームメーカーに働きかけ、
ゲームをアニメにする、実写の映画にする、ライトノベルにする等様々です。
ゲーム以外にも、芸能事務所と共同でアイドルの育成や
マーチャンダイジングの提案、ロイヤリティビジネスの横展開等を考え
マーケットの拡大に繋げていきます。
広告会社は幸いにして、様々な会社とのコネクションがあります。
これを活用しない手はありません。
この考え方が、エンタテインメントの総合商社になるという事です。
求める人物像とは
弊社で活躍するには「我が強いくらい自意識過剰な人間」が良いですね!
誤解を恐れずに言うと、『六本木のクラブでナンパが出来る人』です。
それくらいのガッツと積極性が広告代理店の営業として
スターになるのであれば、必要と思います。
営業という仕事は100回電話をしたら99回は相手にもされないものです。
それでいちいち挫けていたら、キリがありません。
断られても、次々にチャレンジし、トライアンドエラーを繰り返し
自分なりに改善していく事、それが最も重要だと思います。
そして、この業界で働く方はミーハーな人の方がいいと思います。
情報感度が低いと、エンタメを主に扱う全力エージェンシーでは
やっていけません。
つまり「映画は見ません、本は読みません、音楽も聞きません」
という人では業界の流れや新しい出来事についていけないのです。
それについて行くには、日ごろからアクティブに外出をし、
アンテナを張り続け、何か面白そうな事を発見したら、
気になって仕方ないという気持ちが必要です。
そう言った理由で、個人的には流行りもの好きな人間でないと
活躍していくことは難しいと思います。
就活生へのエール
私自身、就職活動に対する取り組みが真剣ではなかったので、
私が学生に対して偉そうなことを言える立場ではありません。
しかし、ほんの少しアドバイスとして言わせて頂けるのであれば、
皆さんには私のような真似をせず、仕事という事に関して、
真面目に考えてもらいたいと思います。
働くという事は人生の中で非常に重要な要素だと思います。
様々な業界へ興味を持ち、その上で自分なりに研究し、
自分にFitする会社を選んでほしいと思います。
万が一選んだ会社が失敗だとしても、そこで終わりということはなく、
転職・転社という道もありますので、自分なりの将来設計を考えながらも、
失敗を恐れないでほしいと思います。