代表取締役 宮川 恒雄
設立 | 2008年9月1日 |
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事業内容 |
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会社HP | http://www.n-asset.com/ |
起業までの道のり。
京都で生まれ、大阪育ち。
小学校から中学、高校までバリバリのサッカー少年。朝から晩までボールを蹴っていました。
当時は将来の事などまったく考えていませんでしたが、なぜか神戸大学の校風が好きで、
高校時代はサッカーをしながらも受験勉強をし、神戸大学に入学。
農業工学科を専攻したのですが、イベントサークルでパーティや旅行、
飲み会など企画しては遊んでばかりいましたね(笑)。
そんなサークル活動のなかで少なからずビジネスの世界に触れ、
いつしか大人の社会やビジネスの世界への憧憬などを感じるようになりました。
就職活動は学部の関係上、ゼネコンを訪問していたのですが、どうもしっくりきませんでした。
そこで、改めて自分を見つめ直し、自分は社会でビジネス感覚を磨いたうえで、
起業等にチャレンジしたいのだと気づきました。それなら扱う分野が多岐にわたる「商社」
がいいんじゃないかというアドバイスを先輩から受け、伊藤忠商事株式会社に入社しました。
伊藤忠商事では、不動産部門に約5年間従事しましたが、
1〜2年目は、全く仕事ができなかったですね(笑)。けれど、飲み会の仕切りや
決算の見通しなどを担当する事が多かったので、段取りの大切さや仕切り方を覚え、
会社を見る上での数字にも強くなりました。
そして3年目、自分の人生観を大きく変える、ある人物との出会いがありました。
会社の直属の上司だったのですが、「give & give & take=与えて、さらに与えて、得る」
といった「Win-Win」的なビジネス上での基本的姿勢や人生の目標の在り方等を教わりました。
今でも師匠として尊敬しています。
その上司が起業することになって、声をかけていただき、転職しました。
不動産会社だったのですが、1998年に創業、2005年にジャスダック、
そして東証二部へ上場しました。新しい会社で、「上場」という
明確なモチベーションがあったせいもあり、社員皆が一つの方向を向いて
猛烈に働きました。それこそ月に一度休みがあるかないかというハードな生活でしたが、
それが心地よくて、楽しかったですね。ただ、転職の前後に結婚し、子供ができたので、
嫁には本当に苦労をかけたと思いますよ。
(株)エヌアセットの創業。
自分自身の起業については、転職した頃から明確に意識し始めてました。
当時は、銀行などが富裕層向けに不動産などの資産運用について
アドバイスをおこなうことはありましたが、一般の方向けのサービスはまだほとんどなかった時代。
そこに着目し、まずはFP(ファイナンシャルプランナー)の資格を取得し、
個人向けに資産運用をマネジメントする拠点として、「資金コンサルティングプラザ」
という部署を作らせていただきました。その部署自体はマーケットも非常にうまくいき、
業績は順調でした。そんな矢先にリーマンショックがあり、2008年、会社が経営破綻。
クライアントのためにも、子会社を自分たちの手で買い取り、
新たな企業として立ち上げようということで、志を同じくする現取締役、芳村と
個人資産を投資して入札し、2009年に(株)エヌアセットを設立しました。
当初は、破綻した会社の子会社というイメージを払拭するのに必死でした。
しかし、「すべては‘ひと’の夢や安心、充実のために」という企業理念を
しっかりと掲げ、着実に成果を伸ばしていく事ができました。
現在は賃貸マンションの管理業務、賃貸・売買仲介、資産コンサルティング
などを中心に行っていますが、その他にも人生におけるさまざまな
ライフステージに関わっていく企業として、幅広くアプローチしています。
グループ企業第一弾、エヌアセットBerryの設立。
昨年、個人向け不動産投資のアドバイスをメインとした
「(株)エヌアセットBerry」という会社を立ち上げました。こちらは芳村が中心となり、
個人の資産運用の中でも、特に不動産投資を普及させていきたい
という考え方のもとに、事業を展開しています。
「不動産」というものは実体が見えにくく、理解していただくのが難しい商品です。
そんななか、口八丁手八丁ではなく、多角度から正確なマーケットを把握し、
グループ全体でサポートしていけるよう日々精進しています。
お客様の層は、前職時代からのお客様やお客様からの紹介、
弊社と関わりのある不動産オーナー様、そしてさらに毎月おこなっている
セミナーの参加者と、どんどん広がりつつあります。
しかし、(株)エヌアセットBerryの規模としては、今のところそんなに
大きくする気はありません。というのも、クオリティを下げたくないからです。
確実に、価値のある資産運用のアドバイスをし続けたい。
そのためにも一人ひとりがアセットマネジメントのスペシャリストとして、
常に自覚と向上心を持ち、少数気鋭のプロ集団として究めていきたいと思っています。
今後の展望。
「人が幸せになるためのサービス、商品を提供する」
「雇用を維持、拡大する」これが経営者としての目標です。
雇用を維持し、増やしていくのは、起業した人間の役割であり、責任であると思っており、
将来像として、「2100年までに30万人雇用のグループ企業」をめざしています。
よい経営者が台頭すると、良いサービスや商品も、雇用も増えます。
そういう想いもあり、グループ会社もどんどん増やしていこうという
経営方針の手始めとして(株)エヌアセットベリーを設立しました。
また、ビジネスモデルとしては、「生涯顧客サポート」を目指しています。
‘ひと’が安心して夢を追い求めていけるよう、一人ひとりのライフステージに
あわせたプランを「資産」を通じてアドバイスしていきたいと思っています。
人生には、就学、就職、結婚、出産、そして子供の養育、相続まで、
さまざまなライフステージがあります。「一人のお客様の一生をサポートし続ける」
というくらいの気概を持ち、ときにはクライアントの人生相談の相手となり、
各人生の節目におけるサポーター的役割を担っていきたいと思っています。
そして、皆様の笑顔に、私達はまた、力を与えていただいているのです。
求めているのは、「素直」「チャレンジ」。
簡潔に言うと、「素直に」「チャレンジできる」人を求めています。
クライアントや社員、株主、その他さまざまな分野で関わる人達の気持ちを理解し、
共に考え、共に目標を成し遂げ、共に喜ぶという「素直」な姿勢、そして指示待ちをせず、
自分で考え、行動できる人を求めています。
会社を立ち上げる際、この会社の前身となった部署にいた約40人の社員全員に、
「本当にウチに来たいか?」「来るなら、どんな事がしたいのか?」
を自ら考えてもらい、判断してもらい、採用を決めました。
なぜなら、何か明確な目標を持って、そのためにどんな事をするかと
いったことを自ら考え、判断できる人間であってほしいと思うからです。
現在、新卒採用も募集中です。せっかく今の若い人たちが頑張ろうとしているなら、
その場を提供し、「素直に」「チャレンジできる」人と共に、高め合っていきたいですからね。
それから、今の若い人達には、もっと夢を持ってほしいです。
人が聞いたらバカみたいだと思うようなものでもいいのです。
プロゴルファーになって夢を与えたい、会社を作って世の中を良くしたい、
日本を、全世界をこう変えたいって夢でもいい。
私は農業に目覚めていて、畑を作っているのですが、
おいしい野菜をたくさん育てる農家になって食の喜び、
健康を世界に広めるっというのもいいですよね。
「自分の人生がどれだけ多くの人の幸せに関われたか?等、
人生の最後を迎えるときにこうありたい」という将来を考えて、今を精一杯生きてください。
きっと、社会の役に立てる、素晴らしく充実した人生が待っていると思いますよ。