代表取締役 梅村 圭司

株式会社ロイヤルゲート 代表取締役 梅村 圭司

代表取締役 梅村 圭司

株式会社ロイヤルゲート
設立 2007年
事業内容
  • ITソリューション事業
  • ASP事業
  • ITコンサルティング事業
会社HP http://www.royalgate.co.jp/

人生の転機

雪国札幌で生まれ育ち、3歳のときにはスキーを履いていた環境で育ちました。
SAJ公認のスキーレスキューや基礎スキー準指導員等の資格を保有し、
SAJ公認レスキューの技術選手権大会では、全国優勝の経験も持ちます。
スノーボードの指導員の資格も保持し、スノーボードにおいても選手としての道を目指し
がんばっていたのがこの時期です。

また、大学では機械工学科で流体力学や航空宇宙工学などを専攻し、
航空機に関する輸入業務を夢みて、カナダ留学を決め、語学留学と、
スポーツ留学を両立できるようにカナダに飛び立ちました。

ここで、第1回目の人生の転機を迎えます。
バンクーバーで6ヶ月の語学学校で英語力をつけ、
ワーキングホリデービザに切り替えウィスラーで現地ガイドの仕事をしながら、
スノーボードの技術向上を目指していたのですが、左膝に大きな怪我をして、
そのシーズンが奪われたばかりか、スノーボードを職業とする事は難しいという診断を受けてしまいました。
ここで、した行動が今でも私の原点となっていると考えているのですが、カナダに仲間と会社を立ち上げ
カナダに戻って来れる環境を自分で作り出しました。
つまり、ウィスラーに現地ガイド会社を立ち上げたのです。

しかしながら、この時点では起業家としてもまだまだ勉強不足、資金不足、人脈不足という事で
一度帰国し、きちんと準備して創業する事を決意しました。

起業への道のり

帰国後、「海外をまたぐ商社での仕事」、「スポーツや健康にかかわる仕事」この2軸の下に就職活動を行い、
近年上場を果たした美容健康機器の商社に入社しました。
こちらでは、海外の展示会で面白い商品の創出や、色々な商品の買い付けや販売にかかわりました。

しかし、どうしても心から自信を持って提案できる商品には巡り会えませんでした。
その頃の私が抱いていたのは、商品そのものではなく、「文化」を残していきたいという思いだったのです。
結局原点のスポーツに回帰し、知り合いの旅行会社の社長の出資も得て、スポーツと旅行を
組み合わせた事業で会社を設立しました。オーナー企業ではありませんでしたが、
日本で初めて起業しスノーボードや、サーフィンなどのアクティブスポーツの旅行やイベント、アカデミーを事業化しました。
それと同じ頃に、ITに関わるWEBデザインやシステムなども自社で行い、他社のソリューションもこなしました。

2006年に自分で作れるカタログギフトのビジネスモデル特許を申請し、
ITを使って新しい文化を創造したいと考え、2007年に初めてオーナー企業となるロイヤルゲートを立ち上げました。

IT社会に新しい文化を創造する

好きな事を仕事にできるってすてきな事ですね。とよくいわれます。
しかし、スポーツを事業にする難しさは当事者しかわからないと思います。
思いと、行動とには相違が生まれてくるのです。
スポーツは私ができる貢献を続けていこうと、現在も貢献を行っております。
また、ビジネスとしてはとにかくIT社会に新しい文化を創造し、
社会に貢献することをビジョンに掲げています。
もともとは自身のWEBの幅広い経験を活かして、有名アーティストや
大手ITベンチャーに対してソリューションを提供してきました。

現在ではITソリューションだけにとどまらず、スマートホンやタブレットなどの
モバイル電子決済システムの提供やソーシャルショッピングカートなどのASP事業にも力を入れています。

特にモバイルの電子決済においては、従来のやり方を一新し、
すべての決済のやり取りをモバイルで完結させてしまう全く新しい仕組み作りにも取り掛かっています。
いずれそれらがインフラ化し、社会がもっと便利で豊かになるよう事業を創っていきたいと考えています。

一歩前に出ることが大事

一歩前に出れる人材、一歩踏み込んでより相手の要求を超える提案ができる人材、
そんな人材を当社では求めています。結局その一歩が大事。行動に移せるかどうかが大事だと思うのです。
経営者も社員も学生も同じです。
学生の皆さんは大学に入学すると、いきなり将来の人生を決める岐路に立たされることになりますが、
私が留学や起業を経験したのと同じように、とにかく社会に出て色々な経験を経て、
自分の可能性を広げ、適性やビジョンを探すことが重要だと私は考えます。

そしてそれは決して自分が好きなことでなくてもいい。
自分がしたいことがそのまま仕事にならなくて、組織の一部として働いたとしてもいいと思います。
ライフスタイルは人それぞれですから。それよりも大事なことは自分が人生の中で何を成し遂げたいのか、
何を人生に求めているのか、それを明確に持ってください。きっと、良い仕事に巡り合えると思います。