代表取締役 酒井一樹
設立 | 2009年9月 |
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事業内容 |
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会社HP | http://alst.co.jp/ |
起業の原体験は、学生時代にあった
起業の原体験は、学生時代に「Dachinco!」という就活サイトを運営した経験です。
立ち位置は雇われ社長のようなものだったのですが、
大学の先輩の作ったベンチャー企業で、Dachinco(現在は就活バリューと改名)
という就活支援団体の代表を任せてもらっていました。
当時は全くの知識ゼロの状態で
営業なんてやったこともなかったし、経営の知識もゼロ。
何回も失敗しながら、すべて実践の中で学びました。
なぜ一度、就職したのか?
その学生ベンチャーでは2年間代表を務めた後、
後輩に引き継いでもらい、引退しました。
「この事業は学生の手で運営してもらいたい」という考えがあったため、
自分自身は別のビジネスに挑戦したのです。
大学卒業後は、人材系のベンチャー企業に就職しました。
そのまま起業するのではなく、一度就職したのは、
「自分がターゲットじゃないビジネス」を経験してみたかったからです。
それまでやっていたDachinco!の事業は、学生がターゲット。
そして自分自身も大学生だったので、
自分の経験を振り返るだけで事業が構築できました。
でも、自分が今後大学生でなくなることを考えたとき、
「自分がターゲットでないビジネス」の経験は必要になると思ったのです。
最初の1年間は法人営業を担当させてもらい、
ベンチャー企業の社長に「社長の右腕となる人材」を紹介する事業をやっていました。
不況だからこそ、何をするにもチャンス!
しかし、学生時代の経験から、
自分には経営の道が向いている、と感じていた私は、
その会社で定年まで働くことは元から考えていませんでした。
入社から2年が経った時、新卒採用の仕事が一区切りついたこともあって
独立を決意しました。
よく、「起業するなんて勇気いりませんでしたか?」と質問されるのですが、
学生時代に一度経験していたので
起業が怖いという気持ちはほとんどありませんでした。
「不況なのに起業するなんて大変なのでは?」という質問もよくあるのですが
それに関しては、逆にチャンスだと思っていました。
経営も投資も同じで、そのときの市況がどん底なら、あとは這い上がるだけ。
不況だからこそチャンスだと思ったんです。
自分の頭で考えて行動できる人を増やす!
そして、自分が何をやりたいのか、改めて考えた結果
「自分の頭で考えて行動できる人を増やしたい」
という結論に達しました。
自分が就職活動をしている時、
「受け身ではなく、自分から積極的に動ける人材は少ない…」
そんなふうに思ったことがあったのです。
学生だけでなく社会人も含めて、
情報をもっと色んな視点で見ることができる人、
考えるだけでなく行動までできる人になってほしい。
そのためのお手伝いを、ネットメディアを通じてしていけたらと思っています。
そして設立されたのが、エイリストという会社です。
ガツガツしてない?草食起業家
テーマカラー…難しいですね。
あまり意識したことはないのですが、
強いて言えば「緑」なんてどうでしょう。
学生時代からそうなのですが、
よく、起業家なのにガツガツしてないって言われるんですよ。
(自分自身は褒め言葉だと思って受け取っています。)
草食起業家とでも言いますか。それで、緑です(笑)
座右の銘は「幸せは自分のため、成功は人のため」
一度就職してみて思ったのは、
「自分一人が幸せになるのは簡単」だということです。
でも、成功というのは周りを巻き込んで、
周囲も幸せにしていかないと得られないもの。
起業家こそ成功して、周りの人たちを幸せにするべきだと思うんです。
これが社会貢献にも繋がると思うんです。
自分のためだけだったら、私も起業してなかったと思います。
だから、「この志を共有でき、幸せにしていきたいか?」
という基準で、一緒に活動するメンバーも選んでいます。
クライアント企業に関しても、
相手の成長があってこそ、自分達への成長がある。
この会社に関わって良かったと思われる会社を創っていくことが
大切だと思っています。
正解は見つけるのではなく、創るもの
今、就職活動している皆さんは、ラッキーですよ。
就職活動は自分を見つめなし、鍛えなおす絶好のチャンス。
それに、今も人を採用している会社というのは、
この不況下でも生き残れるだけの体力と実力のある企業だということ。
そういった会社に絞って就職活動を行える、
このチャンスを活かさない手はないと思いますよ。
ただし、完全に今の自分にマッチした会社なんて世の中に存在しません。
大事なのは、自分自身が変わること。
自分自身が成長し、変化していくことで、
結果的に正解と言える選択肢は増えていきます。
もちろん、就職活動は大変です。
でも諦めずに動き続けることで自分自身を鍛えられますし、
変わっていくこともできます。
正解を見つけるのではなく、正解を創る!くらいの気持ちで臨んで下さい。