代表取締役 野口 和男

株式会社麗人社 代表取締役 野口 和男

代表取締役 野口 和男

株式会社麗人社
設立 1993年12月15日
事業内容
  • モナコ、フランス、イタリア、スペイン、エジプト、シンガポール、ベトナム、中国など世界各国での美術展企画から運営まで。
    及び国際美術書籍や美術雑誌の出版から、ル・サロン(フランス)など国際公募展への日本からの出展応募手続き代行など、世界に日本美術を広める様々な事業を展開。
会社HP http://www.reijinsha.com/

起業経緯

28才でアートフェアなども主催する美術系の出版社に就職。
その出版社には芸術家への広告営業で入社し、営業成績も順調でした。
国際アートフェアの開催も今思えばイベント作りの良い勉強にはなったのですが、
ある画家のニューヨーク個展プロデュースを担当したことから、
その会社のニューヨーク支局長を任命されました。

迷いましたが、芸術家へ何のメリットがなくても会社が儲かればOKという会社の方針に疑問もあり、
また少し経営が傾いていたことも手伝って33才で独立を決意しました。

野口社長が情熱を傾けているものとは・・・

“社員全員の意識統一と、団結力の向上”に向けて情熱を注いでいます。

社員によって色々な考え方があります。
それは、何のために働いているのか、何にやり甲斐や喜びを感じるのか。
それをすべて統一することはあまりにも難しいことですが、
目指す方向を揃えること(理念の共有)は可能なことだと考えています。
「3本の矢」と同じように、1本の弱い矢でも束になれば何倍もの力を生み出す。
私達の会社は、皆が同じ想いに向かい、
どんな逆境にも負けない強い組織作りを目指しているのです。
そのために、今まで色々行ってきたプランをいくつかご紹介いたします。

【不満大会】
これは会社として実施したもので、会社や仕事への不満を大きい付箋に書き
壁に張り出して、それをグルーピングするものです。
そうすると「これは社内清掃のグループ」「これは人間関係のグループ」のように、
いくつかのカテゴリーが浮き出てきます。
それに対してプロジェクトを作り、出てきた問題をどう解決するかを自分たちで考えました。
プロジェクトでの計画を実行し、問題が解消てくるとみんなはあることに気付きます。
「今まで不満に思っていたことって、自分たちで解消することだったんだ」と。
会社を作っているのは社長ではなく、社員全員だと知るための良い機会になりました。
以下は社員自らが立案し、実施したものの一部です。

【麗人社ギネスブック】
仕事に関わるいくつかの項目をつくり、麗人社だけのギネスブックができました。
記録を作ったからといって何かもらえるわけではないですが、「スゴイ!」と周りに認められることで、
その人のモチベーションはアップしますし記録を破られたくないですよね。

【メンバー指定の「コミュニケーションランチ」】
強制というと無理やり感がありますが、そういうものでは全くありません。
昼食をとるときは、どうしても仲良しメンバーで固まってしまいがちです。
そして、どんなメンバーで固まるかというと大体同じ部署の仲間。
これを敢えて違う部署の人間同士で食事をするのです。
お互い知らない仲ではないですが、意外とゆっくりと話す機会はなく、
「あっ、この人って実はこんなに面白い人なんだ」など、仕事中にはなかなか気付けない部分を知ると、
社員全員のコミュニケーションもスムーズになります。そして社内の「笑い」も増えるんです。

【サンキューカード】
これは、良いところを誉める文化を作っていきたいという想いから始めました。
サンキューカードを作り、それをみんなの前で発表をします。
これはギネスブックプランにも近いですが、「自分のやったことが、誰かに喜ばれている」という、
仲間に“認められている感”が生まれます。これは助け合いの精神の醸成につながっています。

私は10年前まで全ての業務に関わって、最前線に立つプレイヤーでした。
しかし、社長の仕事は
“みんなの気持ちを1つにまとめること”
“社員を成長させてあげること”
だと気付いたのです。

そして、経営理念に掲げる・・・

・社会と美術界の懸け橋となり、世界の文化発展に貢献する
・プロに徹し、全ての芸術家から信頼される会社にする
・会社は、自己の能力を最大限に発揮し、自己実現のできる場とする

この3つの想いを完全に叶えていくこと、そして売上ではなく、お客様である
芸術家からの信頼度と社員の質が業界トップであることを目指しています。