代表取締役 氏家 勇祐
設立 | 昭和51年11月12日 |
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事業内容 |
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会社HP | http://www.allied-thai.co.jp/ |
きっかけはタイ留学
アライドコーポレーションの創業者は私の父親で、
前々から漠然と会社を後継することを考えていました。
父親の会社を継ぐ決意を固めたのは学生時代の留学経験。
会社がタイの食材の輸入販売を生業としていたため、
大学を休学しタイへ留学した時期がありました。
タイに赴き、衝撃を受けたのは物価の安さ。
日本の10分の1ほどの価格で食事をすることができ、
なおかつおいしいものばかりがそろっていたのです。
(こんなにおいしいものを100円程度で食べることができるのか…。)
市場の可能性を感じました。
日本に戻り、大学を卒業した後にアライドコーポレーションへ入社。
社員として売り上げを立てることに奔走しました。
タイ料理を簡単に作ることのできるキットを考案するなどし、
およそ7年間で3.5倍ほど売り上げを伸ばします。
経営者として会社を盛りたてる準備はできていました。
ビジネスの世界は不公平だから
そして、2005年、アライドコーポレーションの経営者に就任します。
経営者としてまず抱いた感情は、「不安」でした。
ビジネスはスポーツとは異なりますから、
気合いや根性だけで成功するものではありませんよね。
固定観念を持たず、冷静に会社を見つめることを心がけました。
現在の事業にどれだけ将来性があるのだろうか。
製造業として日本でどれくらいのことをやっていけるのだろうか。
様々な事象から緻密な計算を立て、アクションを起こしていきました。
ビジネスにおけるセンス。
ビジネスの世界は不公平ですから、センスがものを言うのです。
どのような判断を下すか、誰と働くか、何を選ぶのか。
全ての決め手はセンスです。
自分には何ができるか、自身の力を見極め、行動に反映させる力が必要となります。
そんな自身のセンスに確信を持ち、マーケティングを行った結果、
海外展開の必要性を見出しました。
6年前のことになりますが、バンコクに支社を設立しまして、
現在ではアメリカ、フランス等、13カ国に商材を販売しています。
海外進出は会社の将来性を支える展開を見せていると言っても良いでしょう。
ビジネスの世界は不公平ですが、自身のセンスを見極めることによって
大きく飛躍することができるのです。
食品は100年続くもの
タイ料理の基盤を伸ばしながらタイの食材を売っていくことは必須です。
バンコクでの取引先の国を30カ国まで引き延ばしたいとも考えていますし、
アメリカで巨大企業ウォルマートと勝負したいとも考えています。
食品に関わる事業は、古いけれども100年続くものです。
人は食べることをやめたりはしません。
必ず大きく飛躍する道が見出せると信じています。
テーマカラー
「赤」
タイガーウッズが好きだから、です。
座右の銘
「人は城 人は石垣 人は堀 なさけは味方 あだは敵なり」
武田信玄の言葉です。
人材というものは城以上に、石垣以上に、堀以上に価値がある、という意味です。
他人は自分の知らないことを知っているものです。
経営者だからと言って、全てを知っているわけでもありません。
自分の知らないことをもたらせてくれた他人を感じる時、
やはり人材は重要だなと感じるのです。
こんな方と働きたい!!
「よく聞いて、よくしゃべる人」
日本人は総じて自分をアピールすることが苦手な傾向が見られます。
言ったもの勝ち、という話し方は好ましいとは思えませんが、
人の話をじっくりと聞き、必要な時に自分の意思を出せるような人は優秀だと思いますね。
就職活動生へメッセージ
まず、就職先が決まらないからと言って自信を失う必要はありません。
視点を変えれば新しい道が見つかるかもしれないのです。
サッカーで言えばキラーパスのようなもの。
無理なパスを出すことは大変ですが、無理なことをしようと試みることで
打開への道が見つかるはずなのです。