代表取締役社長 小野瀬冬海

代表取締役社長 小野瀬冬海
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設立 | 2017年8月2日 |
事業内容 |
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会社HP | https://deel.co.jp/ |
将来の夢はサラリーマンか公務員だった
自分はもともと夢もやりたいことも特になかったので、なんとなく安定した有名企業や大企業に就職してサラリーマンになるか、公務員になろうと考えていました。
なので、自分が知っている有名な企業を中心に就職活動をしていたら、有難いことに何社か内定をいただけて。
じゃあどこに入ろうかと考えていた矢先、祖母が交通事故で他界したんです。大型トラックに轢かれて亡くなるという、悲惨な事故でした。
幼少期から祖母と一緒にいる時間が多く、おばあちゃん子だったので、当たり前にいると思っていた祖母が突然亡くなって、悲しくて、何も考えられませんでした。
でもお葬式が終わり、家に帰ったあと1人でじっくり考えていく中で、「もしかしたら事故にあっていたのは自分だったかもしれない。もし自分が事故に遭っていたら、後悔しないだろうか?私はいつ死んでも後悔しないような生き方ができているだろうか?」と自問自答していきました。
すると、
「こんな適当な考えで、なんとなく就職先を決めていいのか。このまま人生を適当に選んでいたら、きっと明日を必死で生きようとしている人に対して、すごく失礼だ。そして何より、死んでいった祖母に失礼だし、死んでいった祖母に顔向けできない。」
「たった一度きりの人生、残りの人生を懸けて何か大きなことを成し遂げたい」
そう思いました。
もちろん、具体的にその「何か」が決まっているわけでもやりたいことが急にみつかったわけでもありませんでしたが、今考えばその時が「起業」を志したきっかけだったんでしょうね。
そこからは行動は早かったです。
大学4年生の初夏に、頂いた内定を全て辞退しました。
もちろん内定を保持しながらという保険をかけることもできたと思いますが、そんな中途半端な覚悟では自分に甘えがでてしまうと思いました。
退路を経って、後戻りできない環境を自分でつくりたかったんだと思います。何より、なんとなく生きていた時の自分にもう戻りたくはないという思いも強かったんだと思います。
祖母の死をきっかけに起業を志し、社員数10人規模のベンチャーに就職
大きなことを成し遂げた人たちのことを知るために、偉人たちの本を読み漁ったのがきっかけです。色々なやり方がありますが、一番私の心に刺さったのは、事業を通して世の中にインパクトを与えて、経済を回して、社会貢献もできる。それが全てできる「起業家」という生き方が、いちばん自分に刺さりました。
でも、起業家になることが決まってもやりたいこともなければ、どんな事業を立ち上げるかのアイディアもありませんでした。
なので今度は起業家の本を読み漁りました。
すると起業家には学生から起業した人もいれば、会社員を経験してから独立して起業した人がいて、私のように特別やりたいことや具体的に事業プランなどが決まっていない場合は、後者が1番良さそうだと思って、そうして更に会社員を経験してから起業した人のことを調べていくと、裁量や成長機会が多くあるベンチャーに入って、そこで圧倒的な成果を出して活躍してから独立されていたことが多いこともわかりました。
「それなら自分でも頑張ればできるかもしれない。」そう思いました。
だから自分は、就職先に設立6年目の社員数10人ほどのITベンチャー企業を選んだんです。
そしたら内定を頂いた当時は10人ほどしかいなかった会社なのに、どんどん拡大していき、3年後には社員数100人を超える上場企業にまで成長していったんです。
名もなき小さなベンチャー企業が上場企業になっていく過程を中から社員として体験できたことは私の人生の財産ともいえる貴重な経験をさせてもらったなと前職には感謝しております。
そしてそれとともに、30代の若い社長が一代でベンチャーを立ち上げて東証一部上場企業にしていった過程を中から見ていく中で、「こうすれば上場できるんだな。自分ももしかしたら頑張ればできるかもしれない。」そんな自信が湧いてきました。
そして、24歳の時に株式会社ディールを起業して今に至ります。
D2C・EC業界を成功に導くマーケティングDX支援SaaS企業へ
株式会社ディールは何のために存在している会社なのか。それは、企業理念の「顧客を成功に導く」ことに他なりません。
当社は創業当時、売り切り型のフロービジネスからはじめった会社でした。
受注しては納品し、納品してはまた受注する日々が続き、まさに受注失注に日々一喜一憂する人と時間に依存しやすい労働集約型のビジネスモデルでした。
転機は、何度も定期的に発注してもらえるリピーターのお客様の存在でした。
そこで私は「目の前の顧客の課題を、短期的ではなく長期的かつ継続的に末永く解決し続けることで、顧客を成功に導き続けたい」と考え、従来の売り切り型のフロービジネスから、ストック型のサブスリプションビジネスに事業転換することを決意しました。
そして2019年6月にSaaS事業のインフルエンサーマーケティングツール「ECキャスティング」の提供を開始し、SaaS事業を軸としたサブスクリプションモデルへの転換を図り、やがてSaaSの損益分岐点を超え、売り切り型のフロービジネスから、自社プロダクトのSaaS事業を軸としたストック型のサブスクリプションビジネスへの事業転換に成功致しました。また、2021年4月には第2のSaaSとなるUGC活用ツール「UGCクリエイティブ」、2023年には動画コマースツール「VIDEOクリエイティブ」、EC決済チャットボットツール「ECチャットボット」、Instagramチャットボットツール「ECインスタボット」の提供を開始し、現在5つの自社開発SaaSプロダクトを展開するD2C特化型SaaS企業へと変貌を遂げました。
当社が主力とするSaaSのサブスクリプションビジネスは、顧客の成功に長期的に寄り添うビジネスモデルであり、顧客に長く愛され続けてもらえるSaaSでなければ商売として成立しません。SaaSは、顧客を成功に導くことができなければ、顧客は離れていきます。逆に、顧客が価値を実感し、顧客を成功に導くことができれば、顧客と末永くお付き合いし続けることができる。まさに、SaaSのサブスクリプションビジネスは、顧客の課題に本気で向き合い成功に導き続けてきた企業こそが生き残る矛盾のない美しいビジネスモデルであり、日本のおもてなし文化を体現した顧客の成功なくしては成立しない、商売の本質であると確信しております。
また、当社は創業から一貫してD2C・EC・単品通販企業を成功に導くための事業を展開してきました。EC業界(D2C業界)は、劇的に成長を遂げるインターネット・IT業界の中でも、特に著しい成長を遂げており、今後も成長が予想される業界です。当社は今後も成長が予想されるEC業界(D2C業界)に対して、SaaSなどのマーケティングDXを推進させる自社プロダクトを開発・提供することにより、企業理念の「顧客を成功に導く」の多くのEC通販(D2C)企業を成功に導いて参ります。
スイミー経営を目指し、「何をするかより、誰と働くか」に共感した仲間を募集します
起業する時に、事業内容などは決まっていない中で、ざっくり「大きな会社を創ろう」それだけを決めて勢いで会社を設立しました(笑)
その思いは当時原宿のマンションの一室で私ともう1人しか社員がいなかった時から、あれから5年以上が経過して社員も増えた今も変わっていません。
会社とは、1人では実現できないことを実現させる場所だと思っています。私がプレイヤーとして1人で稼ぐだけなら、個人事業主・フリーランスのほうが良いと思います。
そうではなく、個ではなくチームとして大きなことを成し遂げていきたい。
そう考えて株式会社という営利組織を設立しました。
なので、上場はもちろん、いずれ社員数が1万人を超えるような企業に成長させたいと思っています。というのも、当社の行動指針のひとつに、「スイミーのようにチーム・ディールで成し遂げる」というスイミー経営を大事にしておりますし、「社員は大事どころではない、社員は会社の主役であり、競争力であり、原動力である」というのをいつも言っています。
絵本のスイミーのように、1人でできないことも、同じ方向を向いた社員が大勢集まることで大きなことを成し遂げられる会社にしたいと思っています。
スイミーってほぼ同じサイズの1匹が100匹、1000匹、1万匹と合わさることで結果的にマグロよりも大きくなったように、1人では実現できないことも、100人、1000人、1万人と集まることで大きなことを成し遂げることができる。そうやって同じ方向を向いた社員が企業理念「顧客を成功に導く」の実現のためにチーム・ディールで一致団結することにより、いずれ社員数1万人を超えるような日本を代表する会社をつくりたいです。
なので「何をするか」よりも「誰と働くか」を大事にして、ディールで働く社員に魅力を感じて選んでくれた人と是非一緒に働きたいと思います。
《 株式会社ディール 代表取締役社長 小野瀬冬海 》