代表取締役会長兼社長・最高経営責任者(CEO) 水島徹

代表取締役会長兼社長・最高経営責任者(CEO) 水島徹

代表取締役会長兼社長・最高経営責任者(CEO) 水島徹

株式会社LTTバイオファーマ
設立 2003年(平成15年)1月
事業内容
    • 医薬品、医療機器・器具の研究開発
会社HP https://www.ltt.co.jp/

水島 徹様が社長に就任された経緯やきっかけを教えてください。

私はこれまでLTTバイオファーマで15年近く働いてきましたが、会長であると同時に研究者でもあったので、研究開発を継続して行ってきました。

社長に就任した経緯は、2019年に、社長として研究以外を担当していた方が退職するタイミングで、私が研究と経営の両方を担う流れとなったことです。社長になった現在も、湘南にある研究所に週1回は通い、研究を行っています。

水島 徹様が株式会社LTTバイオファーマを経営されていて、これまでに一番苦労した出来事はどのようなことでしたか?

弊社は医薬品を作る会社なのですが、医薬品を開発するということは決して簡単なことではなく、同業のベンチャーでも成功している会社はほとんどない状況です。
日本に同業のベンチャー企業は数百社ありますが、これまでに成功したのは2〜3例しかなく、この業界はチャレンジングでリスクが大きいと思います。

一般的に、医薬品の開発には15年ほどかかり、コストも数百億かかります。弊社も過去に成功した例はありますが、最近は新しい薬を出せておらず苦労しています。
そこで、LTTバイオファーマでは「スマート創薬」を目指して、研究開発に取り組んでいます。スマート創薬というのは、「低コストかつ効率的に薬を開発すること」で、私が作った言葉です。
このスマート創薬を採用することで、弊社で行っている開発では、コストや時間をかなり削減することが可能となってきます。

収益に関しては、LTTバイオファーマが「医薬品を作る」という特殊な会社であるため、見込んだ通りに達成できるわけではないというのが現状です。やはりリスクは大きいですが、だからこそ、薬の開発はたくさんの会社との共同作業であると、私は考えています。
自分たちが持っているものが役に立つことがあれば、何でも提供していきたいですし、それらが業界全体の成功に繋がれば嬉しいですね。特に、アカデミアでの創薬を支援し、一緒に薬を作って行くことを目指しています。

水島 徹様が考える、株式会社LTTバイオファーマの強みを教えてください。

創薬ベンチャーは、資金面において明日がどうなるかわからないという会社が多いですが、LTTバイオファーマは「定常的に収入がある」というところが強みだと考えています。

これは、1995年から弊社が取り組み始めた、中国での事業の成果です。
医薬品開発にかかるコストを考えると、どうしても新しいことに踏み出せず、成功率もその分下がってしまう傾向にあります。ですが、弊社は安定した資金をもとに研究を行うことができており、10〜20年先を見据えて研究開発をすることが可能となっています。

会社を経営される上で、水島 徹様が心がけていることを教えてください。

経営者として、株主様や社員、各関係先などとの関わり方はもちろん意識しています。そのうえで、私自身は「使命感」を大切にしています。

医薬品開発において、誰かがリスクを負わないと新たな薬が世に出ることはありません。そのため、リスキーな状況であっても、LTTバイオファーマは常に前に進んでいかなければならないという使命感を持っています。

また、医薬品の研究開発という仕事自体、使命感がないとなかなかできる仕事ではないので、弊社の従業員の多くが同じ認識のもと業務にあたっています。

水島 徹様が社会や業界に対して、または自社サービスの消費者に対して、伝えたい想いや発信したいことを教えてください。

薬作りは、ハイリスクでコストも時間もかかるので、基本的には他社との共同作業がメインです。LTTバイオファーマとしては、薬作りの手助けになるものであれば何でも提供していくという方針で動いているので、同業の方々にはぜひ声を掛けていただきたいと思っています。

また、現在弊社は第2の創業期を迎えています。これまで行ってきた医薬品開発は変わらず継続しながら、もう一方で、新たに力を入れ始めたことがあります。それは、1995年から取り組んできた中国事業のさらなる発展です。
同じ業界でも、日本と中国のどちらか一方にしかないものや、どちらかのほうが優れているシステムなど、国間でも違いがあります。その背景には、歴史・技術・文化・政府の方針などがありますが、患者にとって一方でしか受けられない治療があるのは辛いものです。
そのため、LTTバイオファーマが双方の懸け橋になることで、両国に貢献したいと考えています。

昨年、日本とビジネスをしたいという中国の大手製薬会社から、弊社に窓口になってほしいとの依頼があり、現在、日本と中国それぞれが持つ優れた医薬品の提案を積極的に行っています。

もし、「中国に自社の技術を持っていきたい」「中国の〇〇が欲しい」など中国とのビジネスを考えている方がいらっしゃれば、ぜひLTTバイオファーマに声を掛けていただきたいと思っています。

水島 徹様の今後のビジョンを教えてください。

LTTバイオファーマは、「人々の健康に貢献していきたい」という思いのもと、引き続き新薬の研究開発を行いながら、注力し始めた中国事業をさらに幅広く展開していきたいと考えています。
今後、会社として成長を遂げる中で、新たな事業や業務が生まれて人力が必要になってくると思います。その将来を見据えて、人を増やし、いつでも対応できるように攻めの姿勢で進んでいきたいと考えています。そして、その先には上場することも視野に入れています。

なかなか新薬を生み出せていない状況の中で、今後、100%正しいかどうか分からず決断に迷うことがあれば、「まずはやってみないとわからない」という意識を持って、引き続き取り組んでいきます。

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