共生バンクグループ 会長・CEO 柳瀬公孝(栁瀨公孝)
設立 |
1997年7月1日 (※都市綜合計画研究所株式会社) |
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事業内容 |
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会社HP | https://www.kyosei-bank.co.jp/ |
柳瀬公孝会長のこれまでの経歴についてお聞かせください
私は1966年生まれで、兵庫県神戸市の出身です。1992年、26歳の時に資産家向けの投資コンサルティング事業に携わるようになりました。現在、共生バンクがグループを挙げて手がけている不動産開発、不動産投資ファンドといった事業に本格的に取り組み始めたのは1997年のことです。1997年、私は共生バンク株式会社の前身である都市綜合計画研究所株式会社を設立しました。都市綜合計画研究所は不動産の証券化や不動産開発、ホテル営業、社会福祉施設運営などに取り組んできました。そして10年後の2007年に、それまでの実績もあり、不動産特定共同事業法に基づく東京都知事から許可を取得し、不動産ファンド事業をスタートさせています。
そして現在ですが、私が経営している共生バンクは不動産開発を手がけるほか、都市綜研インベストバンク株式会社や都市綜研インベストファンド株式会社、みんなで大家さん販売株式会社など、20社以上のグループ会社の経営統括を行なっています。
また日本という国を少しでも良くしていきたい、と考え、2011年には与野党保守系国会議員64人から成る超党派の「国家経営志士議員連盟」設立に関わり、事務局長として参画いたしました。
柳瀬公孝会長は「共生」という言葉を大切にしていらっしゃるとうかがいました。
私たち共生バンクは「人や地球のために生きる『共生(ともいき)』の思想に基づいた企業活動」を行なっています。共生バンクが掲げているこの経営理念にある「共生(ともいき)」は人々が真の健康を求め、人と共に生き、環境と共に生きるということです。
現代社会を見ていると、その社会構造変化の中で人々の欲求は変化してきています。これまでの物質欲を追求する型の資本主義的な経済の考え方や価値観では通用しなくなる時代が来ているのではないでしょうか。これからの時代は人間の本質的な欲求が精神的な喜びや心の成長にあると捉えて、人や環境の「為に生きる」ことを基本とするようになっていくのではないかと。これが「共生」というものであり、私はポスト資本主義が「共生主義・ともいき主義」になると思っております。
柳瀬公孝会長は成田国際空港周辺の開発プロジェクトも先頭に立っておられるんですね
今、わたくしども共生バンクグループが総力をあげて取り組んでいる事業が成田国際空港周辺の不動産を開発するプロジェクト「共生(ともいき)日本ゲートウェイ成田」です。この不動産開発プロジェクトは日本の空の玄関口「成田」に、日本が世界に誇る商品やサービス、ビジネスを集積させた「本物志向の街」を作るというものです。わたくしどもは成田インターチェンジの目の前、成田国際空港へ車で3分の場所にある14万坪の緑豊かな土地を確保しております。
この「共生(ともいき)日本ゲートウェイ成田」には、日本へやってくる世界中の人々が本物の日本文化を五感で体感することができる商業ゾーンとして、47都道府県の特産品が集まるショッピングモール「にっぽんもーる」と国際常設展示場を設置する予定です。加えて、メイド・イン・ジャパンの品質を世界に広めるビジネス支援ゾーン「にっぽんBizもーる」、アニメミュージアムやスタジアム、原寸大の安土城、さらにはバスターミナル、ホテル、温泉、24時間営業のレストラン、高度医療センターなどが建設予定となっております。
わたくしども共生バンクグループが手がけている、この大規模な不動産開発事業「共生(ともいき)日本ゲートウェイ成田」は、今後の日本経済を支える新規産業集積都市を目指していきます。
会社を経営される上で、柳瀬公孝様が心がけていることを教えてください。
最初にも述べました通り、わたくしども共生バンクグループは「共生」を経営の理念としています。「共生」という考えに基づいた企業活動、企業経営は、自社の商品やサービスを通じていかに社会に貢献し、生活者を満足させることが目的となります。
しかし、この共生という関係を社会で築き上げていくためには「オーナーシップ」という概念が不可欠になります。自分自身がオーナーであるという意識を持てば、自主性や積極性、そして責任感が生まれます。一つの例を挙げると、一人ひとりが地域社会や国のオーナーなのだ、という自覚を持てば、現在の日本が抱えている諸問題を解決する道が広がっていきます。地域社会のために、国のために、どうしたら良いのか?どう行動すべきなのか?と考え、動くようになるでしょう。
もっと大きく考えて、自分たちが地球のオーナーなのだ、と考えれば、つまり「グローバルオーナーシップ」を発揮すれば、地球規模の諸問題を解決する糸口も見えてくるのではないでしょうか。
わたくしは共生バンクグループ全社員に対して、「自分たちは国のオーナーなのだ、という自覚と責任心情を持ち、社会に対して何ができるのか、どんな貢献ができるのかを日々考えて欲しい」と言っております。そして、社員はそれを理解して行動してくれています。
柳瀬公孝様が社会や業界に対して、または自社サービスの消費者に対して、伝えたい想いや発信したいことを教えてください。
わたくしども共生バンクグループのコアとなっているビジネスは、不動産開発と不動産投資ファンドの運営です。皆様方がご存知の通り、不動産投資ファンドという商品にリスクがないとはいえません。その一方で、どれだけの利益を出せるのかということもいえません。これは法律的に損得について確定する発言はできないからです。
投資家の方々に損させないようにするためには、ファンドの組成と運営、管理、販売する企業の経営力にかかっています。これまで、わたくしども共生バンクグループが組成・運営・管理・販売してきた不動産投資ファンド商品「みんなの大家さん」シリーズは、想定利回りで運用することができております。
共生バンクグループとしては、わたくしどもの不動産投資ファンド商品「みんなで大家さん」に出資していただいている方々との関係性を大事にしたいと思っております。出資者の方々は大きなビジョン、公的なビジョンを共に達成するための大切なパートナーです。共生バンクグループとして、そして会社として、もちろん経営者のわたくし自身も、出資いただいている皆様方に絶対損をさせたくないという思いを強く持っております。
そのためにリスクの回避案として、万が一のときには、それを助けることができるだけの資産を別に作る会社に作っておくというようなこともしておきたい、それくらいの準備はしていく、という方針で経営しております。
柳瀬公孝様の今後のビジョンを教えてください。
現在の日本の資本主義社会における問題点は、お金や物への欲求を優先し、それを満たすことに喜びや幸福を見出そうとするところにあるのではないでしょうか。しかし、かつての高度成長時代から続いていた成功体験は今後、通用しなくなるでしょう。
統計的に見て、少子・高齢化の荒波が押寄せていることから、今後40年間で4000万人近くもの人口を失うという社会的構造が変化する時代が到来するからです。そうした変化に伴って年金・医療・社会福祉制度、社会インフラ、そして経済、財政、国家が危機的状況に陥る可能性があります。
わたしたちはこれから新しい社会構造を作っていかなければならないでしょう。そのための考え方が「共生(ともいき)」だと思っております。私たち共生バンクグループはこの「共生」という考えに基づき企業活動を行なっております。
わたくしども共生バンクグループは、商品やサービスを通じていかに社会に貢献し、生活者をどれほど満足させることができるかを目的としております。
わたしたちは人と共に生きる、環境と共に生きる、「精神」「心」「魂」の価値追求を第一とする「共生」の実現を目指し、「共生」という言葉の中にある理念や考えに基づく社会づくりに取り組んでいきたいと思っております。
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