理事長 猪塚武

理事長 猪塚武

理事長 猪塚武

vKirirom Japan 株式会社(キリロム工科大学)
設立 2014年10月1日
事業内容
    • 日本をはじめ「英語が出来ない」「お金がない」国の若者で、「リーダーの素養を持つ」者をグローバル人材に育成する
公式HP https://www.kirirom.info/

猪塚様の幼少時代について教えてください

幼少期は、香川県の田舎町で育ちました。津田の松原という松の木が有名な場所です。
本当に田舎でしたから、すべてが最先端の東京と自分の境遇を比べて、
すごくハンディキャップを感じで18年間を過ごしました。
地元ではかなり勉強が出来たほうだと思います。特に数学と物理は圧倒的に出来た記憶があります。
一方、英語と国語はひどいレベルで、英語と国語が出来なくても入れる早稲田大学の物理学科に進みました。
その後、東京工業大学の博士課程に進むのですが、英語の論文で大変苦戦しました。
この「英語ができない」ことが後々も私の人生に大きな影響を与え、
実はいまのキリロムのプロジェクトにもつながっています。

猪塚様の経歴についてお聞かせください

大学卒業後は、新卒でアクセンチュアという外資系コンサルティングファームに入社しました。
大学でエンジニアとしての経験があったため、同期の中でもっともプログラミングが出来たにも関わらず、
英語が出来なかったため無能扱いされました。ここでも英語ができないことで苦戦することになります。

ただ本格的に英語力のなさでつまずいたのは、自ら創業したデジタルフォレストという会社での経験です。
日本のアクセス解析ツールの中ではトップシェアの製品を持っていたのですが、
Google Analyticsの上陸によって市場を大幅に縮小させられ、
恐怖と不安で眠れない数年間を送ることになります。
この経験から導いた結論は「英語ができなかったため世界のトレンド把握が遅れ、
インドなどの英語圏に開発をアウトソーシングすることもできず、
資金調達額も米国企業よりも1桁低い額になってしまった」ということです。
英語が出来ないことは本気で罪だと思いました。この結論が、
「家庭が貧しくても、英語ができない国に生まれてもグローバルリーダーになれる。そんな世界を実現したい」
というキリロム工科大学のコンセプトにつながっていきます。

キリロム工科大学の開校の理由を教えてください

デジタルフォレストをNTTグループの会社に売却したあと自身も退任をし、
次にやるビジネスを考えるため世界中を見て回りました。
カンボジアに来たのは、とあるイベントを開催するためだったのですが、
ここでカンボジアについて詳しく知ることになり、また人のご縁で
キリロム国立公園の広大な敷地を、政府から借りられることになりました。
松林で覆われたキリロムは私の故郷と風景が似ていたことも決断を後押ししたと思います。

カンボジアの首相になったつもりでカンボジアに必要なことは何かを考え抜き、
出た答えが「全寮制大学」をスタートさせることでした。

キリロム国立公園という自然豊かな恵まれた土地に実証実験的な学園都市を作ることで、
日本とカンボジア両国の架け橋となり、日本の成長企業の高度IT人材不足を補い、
カンボジア人の若者にチャンスを与え、将来カンボジアのリーダー層を輩出するのに
役立つのではないかと思ったのです。

キリロム工科大学の学生はカンボジア人のみなのでしょうか

キリロム工科大学の学生は、2014年の開校当初はカンボジア人のみでしたが、
2018年からは日本人学生の受け入れを開始、現在では日本人の学生も積極的に英語で授業を受けています。
今後は、インドネシアやマレーシア、アメリカなどからも学生を集めて、
経済的な理由で大学に進学できない人々に教育を受けられる機会を提供していきたいとも考えています。

キリロム工科大学の授業や入学試験について教えてください

大学の授業はすべて英語で行われています。
そのため英語ができなければ授業についていくことは難しいです。

入試のレベルは高いです。
IQ、英語、数学、および英語での面接を入試科目としていますが、
特にカンボジアからの志願者が多く、カンボジア人に限って言うと入試合格率は10%以下と、
相当な英語力と数学的なセンスがないと入試を突破できません。

また、キリロム工科大学ではセルフラーニングの習慣を身に付けさせることに重きを置いています。
そのため、卒業生はITスキルに加え、英語力を武装することで、
欧米諸国からのITの最先端情報にアクセス・アップデートし、自身で高度化できる人材となれます。

今後のビジョンについて教えてください

複数回のビジネスピボットを重ね、現在はスタートアップスタジオをいうコンセプトを上位の概念にしています。
キリロム国立公園内でのエコツーリズム事業をベースとして、教育・ビジネスを融合させ、
可能性に満ちたビジネスシードを多く生み出すイメージです。
私はもともと政治家を志していたほどで、日本をなんとかしたいという思いが強いため、
この大きなプロジェクトを通じて、日本に良い刺激を与え続けたいとも考えています。

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