代表理事 広岡政幸

代表理事 広岡政幸

代表理事 広岡政幸

ワンステップスクール(一般社団法人 若者教育支援センター)
設立 2008年
事業内容
    • フリースクールの運営(自立支援)
    • 職業訓練校の運営(労働支援)
    • サポート校の運営(高校学習指導)
    • 留学センターの運営(留学支援)
    • 介護施設の運営(高齢者支援)
    • 国際ボランティア
会社HP https://free-school.jp/

ワンステップスクールを運営している中で、一番大変なことはどのような事でしょうか?

公的な資金や助成金を軸に運営している団体ではないのですが、
支援ビジネスと言われたり批判されたりする点です。

学校やリハビリ施設の運営、活動を行う際には経費がかかります。
国や地方団体であれば、公的資金を使って活動を行うことができますが、わたしたちはそうではありません。

そのため、いつも悩まされる部分は、公的資金を使用せずにわたしたち民間企業が
いかにして社会全体の抱える問題を解決できるかということになります。
そういった意味でビジネスの側面は排除できません。

加えて専門職である心理士の方を雇うとなると人件費も必要になります。前述と重複しますが、
やはりわたしたちが社会の問題を解決しようと考えるとビジネスを成立させる必要があります。

様々なご家庭があって中には経済面に不安があって支援を受けられない方もいらっしゃいます。
経済面が理由で支援を受けられない人たちを見過ごすことは、わたしたちがこの事業を始めた目的と相反します。
事業を行っている意味がなくなってしまいます。

ビジネスとして成立させなければならない部分が存在するのは、単に儲けたいという気持ちではなく、
社会の問題を一つでも多く解決するためであるということを理解していただきたいと思います。

運営されるうえで特に心掛けていることがありましたら教えてください。

ビジネスと理念のバランスです。
やはり貧困ビジネスだとか弱者を相手にしているビジネスだとか言われることも少なくありません。

引きこもりや問題を抱えている方々に社会復帰していただきたいと強く願う一方で、
資金面もなんとかしなくてはという思いもあります。
わたしたちで支援できる範囲で一人でも多くの方に社会復帰してもらえるよう
バランスを整えることを意識しています。

ワンステップスクールで働く方にはどういった方が多いでしょうか?

自分自身が引きこもりの経験をした方や非行に及んでしまった方など、
自分の経験を、今困難を抱えている方に提供して役立ててほしいと強く願う人が多いです。

指導員や支援の資格、経験の有無は関係なく、
自身が培ってきた何かしらの能力や経験を生かして人に寄り添える人も多いです。

仕事している中で大切にしていることを教えてください。

なるべく平和に解決していくこと。
和する心を必ず大切にしていくこと。
社会との調和、家族との和解、とにかく「和」というものを大切にして仕事をしています。

この仕事は一人の人間の人生に関わり大きな影響を与えます。
また、ご本人だけではなくご家族やご親族にも関わる重要で責任のある仕事です。

困難を抱えている親御さんは既に疲労困憊していますし、
粗暴な行為や金銭欲、暴力などにお困りのご家庭は他にも問題を抱え、修復が必要であることが多いです。
そういった親御さんがわたしたちにお子さんを託すとなると、
問題や困難を家庭内から排除していると社会から認識されてしまいます。

実際には、何かのきっかけで立ち直ってほしいという藁にもすがる想いで
ワンステップスクールを頼り託してくださっています。
行政機関を頼り解決に至らず、いろいろな人に相談しても解決に至らず、
ようやく辿り着いたわたしたちが受け入れを拒むことはなかなかできません。

大切にしていることは、どんな諸事情があったとしても
最終的に社会復帰をしていただけるよう、最大限の和を提供することです。

今後のビジョンを教えてください。

「信念を曲げないこと」がわたしのビジョンです。
世の中を、社会を変えていくことはとても力がいることで難しいことだと思います。
良いか悪いか、正解か不正解かではなく、ビジョンや考え方の違いだと捉えますが、
既にある趣を大切にしている組織や新しいことに挑戦することを嫌がる方々もいます。
相反する考え方の組織や人々の間では意見がわかれます。

そういった状況をどう解決していくのか、社会福祉に対する理解をさらに浸透させるにはどうしたらよいか、
わたしたちにしかできないことの範囲や質を向上させることを目指しています。

社会福祉に対する前向きな想いや考えは、潜在的に社会に備わっているものだと思います。
様々な環境や立場の違いからワンステップスクールが貧困ビジネスと非難を受けることがありますが、
国の機関では手の届かない部分に手を出せる民間組織は社会にとって必要な存在であるとわたしは考えます。

誹謗中傷や非難によってこの仕事を辞めることを考えたこともあります。
しかし、わたしが辞めてしまったら救えたかもしれない方を救えなくなります。
また、今後社会問題を解決しようと志す若者が育たなくなってしまいます。

大人が責任転嫁をすることは好ましくありません。次世代を担う若者たちのことも考慮し、
思考と止めず信念を持ち突き進むことが大切だと思っています。

《 ワンステップスクール(一般社団法人 若者教育支援センター) 代表理事 広岡政幸 》