代表取締役 平良 真人

代表取締役 平良 真人

設立 2014年1月20日
事業内容
    • オンラインマーケティングのコンサルティング業務
会社HP http://rubymarketing.jp/

働くより音楽

学生時代はとにかく音楽に夢中で
ロックンローラーに憧れ、サラリーマンとして働くなんて
これっぽっちも考えていませんでした。
勉強もそっちのけでロックを聴いたり、ライブに行ったり、
映画を観たり、運動をしてみたり…
学生時代を十分に謳歌してきました。

勉強は嫌いでしたが、哲学書を読むのは好きだったので、
最初に考えついた仕事が「学者」でした。
しかし、そもそも学者になるための勉強が嫌いでしたから
この夢は即座に却下。

「自分には何がいいんだろう…」

よく考えた結果浮かんだキーワードは「エンタメ」「海外」「高給」でした。
エンタメが大好きで、海外で働くことと、どうせなら給料は高い方がいい。
そこでマスコミと商社に絞りこみました。

先輩がいた縁もあって幸運にも大手商社に就職でき、
「衛星放送などのエンターテイメントの仕事ができる!」
・・・と期待に胸膨らませていましたが、
実際に配属をされたのは、自動車メーカーなどに鉄を供給する鉄鋼部でした。
社会に出て一番初めに学んだ事ことは、思い通りにはいかないなぁということです。

しかし、捨てる神あれば拾う神有りとはよくいったもので、
上司はじめ先輩など周囲の人に恵まれていました。
人間的に尊敬でき、刺激的な人が多かったため、
多くのことを社会人として学べた気がします。

情報がお金になる

鉄鋼部に配属されて約3年、
ちょうどこの頃にサイバーエージェントなどのIT企業が登場してきた時でした。

インターネットがあっという間に普及し、
ユーザーと企業が直接つながる時代が到来し始めた頃で、
企業とエンドユーザーの橋渡し役をしていた商社は
もはや必要ないのではないかとまで言われていました。

実際、社内でもインターネットの登場は、仕事のスピード感を飛躍的にアップさせ、
主に自動車メーカー相手に法人営業を行っていた私にも
その恩恵とともに影響は少なくありませんでした。

余計な在庫を抱えたくないメーカーは、
欲しい時に欲しい量を仕入れる、ジャストシステムにこだわっており、
これまでも「ヒト、モノ、カネ、情報」を扱ってきた商社にも
「情報」という商材の位置づけが大きく変わってきました。

情報がお金になる、この仕組みを知った時に「面白いな」と思いました。
そこで次はインターネットを使った仕事がしたいと考えつきました。

今振り返ると、商社では知らず知らずのうちに
ビジネスのイロハを学べていたような気がします。
大学を出たての若者で何も知らなかったこともありますが、
それだけに仕事は一生懸命やりました。
とにかく言われるがまま、無我夢中でやってきましたが、
結果的にそれが良かったのかもしれません。
ずっとビジネスの基本を身につけるために、
筋力トレーニングをしてきたようなもので、
入社して4年が経つ頃には自然に筋肉がついていたのです。

ですから、自分を鍛えてくれた先輩や上司には今でも心から感謝をしています。

ビジネスマンになりたくて

今思えば、業界は何でも良かったと思います。
たまたまインターネットが面白いと思ったことから、
今でも携わっているだけであって、
その興味の対象がピザのお店だったとしても不思議ではありません。

要は何かを立ち上げたり、ゼロからイチを起こすことに興味があるのです。

商社を退職してからは、インターネット業界に転職し、
大手家電メーカーの仕事で海外勤務も経験をしました。

海外で働きたいという願いの一つが実現ましたし、
この時も必死で営業から商品企画、コールセンターやマーケティングなど何でもやりました。
海外では決裁権を与えられ、のびのびと仕事ができたので、それも良かったのでしょうね。
日本に戻ってきてからものびのびと仕事がしたいなと思いったことが、
起業を決意したきっかけでもあります。

起業してからはやりたいように仕事ができるので、とても充実しています。
ビジョンやミッションを考え、頭の中で妄想し、
それが次第に形になっていく感覚がたまらなく面白いです。
まだ組織も小さいので、やりたいと思ったことをすぐにできるのもいいですね。
そして何よりお客さんに喜んでもらえるという点で、一番充実感を得ています。

得意分野で中小企業のビジネス支援を!

事業内容は中小企業に特化したオンラインマーケティングの
自社運営化(内製化)のサポート業務です。

外資や大手の広告代理店にて、
営業経験をしてきたスタッフを中心に設立したこともあって、
中小企業とのお付き合いは長く、
中小企業がどのようなことで困っているか、
業界において弱い部分はどこかを熟知していました。

そこで、自分たちのノウハウを生かして
中小企業を支援したいと思い至り、現在のビジネスにたどり着いたというわけです。

そんな当社の最大の強みは、中小企業の困りごとに詳しいスタッフが多いこと。

社員の多くは前職時代の部下や仲間なのですが、
それぞれが中小企業のお客様を相手に仕事をしてきたメンバーばかりです。
また、常に最先端の知識を仕入れ、
最善の提案ができるように適切な状況把握をしなければいけないのですが、
それを続けてきたからこそ、短期間での成長が実現できたのだと思っています。

ただ同時に、強みは成長によって変わっていくべきものとも感じています。
現在は数十社のお付き合いですが、これからその数が増えるにつれ、
もっともっと多くのお客様の声に応えられるようになっていきたいです。

そのためには、現状と同じことばかりやっていたのでは駄目です。
お付き合いするクライアントが増えれば、それに比例して困りごとの数も増えていきます。
より多くの悩みに対応できるように、
より一層のノウハウの蓄積を積んでいかなければいけないのです。

現在はマーケティングをメイン事業にしていますが、
必ずしもマーケティング専門の会社にしようとは思っていません。
ミッションにもなっていますが、ルビー・マーケティングの真髄は
「インターネットで中小企業のビジネスを支援すること」。
だからこそ、BtoBというスタイルは大きく変わらないでしょうが、
貢献できる仕組みが変わりながらも、支援をしていくつもりでいます。

好きなこととパッション

働く社員の共通点は会社の目指していることに共感してくれていること。

そしてその中でも活躍している社員の共通点は自主性があること。
やろうとしていることに共感した上で、

「どのようにしたらもっとお客様に喜んでもらえるだろうか?」
「会社がもっと成長するためにはどうしたらいいだろうか?」

と自分で考えて動ける人は同じ仕事をやらせてもやっぱり行動が違います。
そういった社員が増えていけばいくほど、会社も成長していくのだと思います。

最後にこの記事を読んでいる学生の方にメッセージを送ります。

好きなことを見つけて熱中してほしいということです。

それはとても難しいことですが、
どんな分野、どんなくだらないことでも構いません。
大事なのは、そこに情熱を傾けられるほど熱中しているかどうかです。

好きなことであれば、どんなに苦しくても成し遂げられます。
たとえ思い描いたような成果が出なくても、前へ向かう力が湧いてきます。
ただ、学生の頃から、そこまで明確に好きなことを持てる人は多くはいません。
大多数の人が、何をしていいか分からないから、困っているのですから。

自分が何をしていいかわからないという人は、
好きなことを見つける努力をしてください。
アンテナを張っていない人は、身体が動いていません。
アンテナを張っていれば、何かしらの行動につなげられるはずです。

まずはそこからです。
皆さんのような若者に期待をしています。

大いに頑張ってください。