代表取締役 三並 恒功

代表取締役 三並 恒功

設立 平成17年2月
事業内容
    • 販売促進に関するマーケティングアドバイス及びプロデュース、CI・VI・BIの作成及び確立、 販売促進のための宣伝物(TVCM/チラシ・カタログ・ポスター・POP・ノベルティー・HP)などの企画・デザイン・制作・印刷・品質管理、商品のデザイン及びパッケージデザイン・制作、店舗の企画、開発、デザイン、プランニング、展示会・イベント等の総合プロデュース、デザイン、施工
会社HP http://www.pbm373.com/

自分にしか出来ない仕事を

私は新卒で凸版印刷に営業として入社しました。
当時はバブルが弾ける前だったので、
特に何もしなくても勝手に売り上げが立つという状況だったのですが、
その中で私の売上成績は非常に悪いものでした。
しかしバブルが弾けると、他の営業の人は軒並みその成績を下げたのですが、
私の売り上げはほとんど変わらず、
結果として優秀と言われる成績を保つことになりました。

というのも私は「自分にしかできない仕事をやらないと駄目だ」という信念に基づき、
取引先としっかりした信頼関係を作るべきだと考えて営業をしていたからです。
通販カタログを有料化して書店で販売するという、
当時にすれば常識破りであった発想を得たときも同じ考えでした。

そのように自分のやり方を追求しているうちに、
気が付いたら会社を自分で立ち上げていたというのが正直な実感です。

PBMでしか出来ないことを

その信念は今でも変わっていません。

PBMの基本的な経営理念はPBMでしか出来ない
クリエイティブを常に考えるということです。
そのことはつまり、自分の立ち位置を常に意識することに繋がります。
お客様がPBMに求めていることは何なのか、
自分たちとお客様の間でしか為し得ないことは何なのか、
そのために自分には何が出来るかということを
常に考えなさいと社員には言っています。

そのようにしてなされるクリエイティブだからこそ
お客様にご満足いただける確かな結果を残すことが出来ますし、
そのような企画はPBMでしかあり得ないものだからこそ、
次の機会があればまたお客様はPBMにご依頼くださるのだと
私は確信しています。

制作と営業の両立

わが社は主に広告や商品などのデザインと
マーケティングなどに関するコンサルティングをやっていますが、
ここでも「PBMでしか出来ないこと」を意識しています。

わが社では全員がある程度デザインにもコンサルにも通じるような教育をしています。
そもそもデザインとコンサルというのはほとんど真逆に位置するものですが、
一方でこの二つには共通していることがあります。
それは他所との差別化を図らなければいけないということです。
ラフが描ける営業、あるいは営業の出来るデザイナーというのはなかなかいませんし、
そのような人材だからこそ提案出来ることというのが必ずあります。

もちろん最初からどちらもこなせるような人はいません。
デザインの巧いデザイナー、経営の出来る経営者は世に溢れています。
そのような中で自分たちに何が出来るかということを考えた上で、
誰もが努力してそれらの技能、発想法を修得しているのです。

意思疎通を保ちつつ、拡大を

私は今の経営方針に確かな手ごたえを感じています。
今の目標は事業を拡大することですが、
ただ人員を増やせばいいのかというとそうではありません。

わが社の社員は誰もが一人当たり三人分の仕事をこなしています。
わが社の経営理念に共感し、
自分のやるべきことをやろうとすれば自然とそうなります。
そのような中でわが社の社員は、
誰もがどこにいっても通用する人材としてブラッシュアップされているのです。

事業規模を拡大するにしても、
この意思疎通がしっかりできている現状を保つことは
絶対に必要なことだと私は考えています。
もちろんそれは簡単なことではありません。
ですので当面は五十という数字を目標にしています。
五十人で百五十人分の仕事が出来る会社。
そのような会社は他に類を見ないですが、
だからこそそれを達成することに意味があるのです。

本質を理解できるようになりたい人へ

どこでも活躍できるような人間に必要なことはもちろん様々にあるわけですが、
その中でとりわけ私が重視しているのは「本質を理解する」ということです。
本質を理解するというのはつまり先にも述べましたが、
自分の立場を常に考えるということだと私は考えています。
相手が今何を必要としていて、
そのために自分は何が出来るかということを常に考えられる人間こそ、
本質を理解できる人間に他なりません。

本質を理解しない人は仕事が雑になります。
自分がやっていることの意味をしっかり理解していないからです。
結果として仕事に波が出る。
すると、その取引先と長い付き合いを続けることは出来なくなります。
それでは駄目なのです。

本質を理解できるようになりたい人ならば、
学歴などは関係ありません。

立ち位置

人生で大切なことは、いつ、どのような立ち位置に自分がいるかだと思います。
仕事が生まれる瞬間、そこに自分がいるかどうか。
仕事の時、お客様が満足できる立ち位置にいることが出来るかどうか、
その時その時で一番ふさわしい立ち位置を見極めることが出来るかどうかです。

もちろんそれは仕事の場合ばかりに限りません。
友人関係や自分の趣味、
その人生における様々な場面においても立ち位置は非常に大事です。
ですから皆さんにも是非、その時、その場面、その瞬間で
どの立ち位置に立つことが最善なのかを見極められるように
努力していただきたいと思います。
それが出来る人間は、どこに行っても通用します。

そのように生きていくことによって
自分の人生を全うした時に「自分の人生はなんて面白かったのだろう」と
言えるかどうかが決まると思います。
結局はそのような自己満足が出来るかだと思いますが
その自己満足のためには、必ず他人の介在が必要となってくるのです。

生きている間に他人とどうかかわっていくか
そのためには本質を見極め、正しい立ち位置をつくれるかが鍵なのです。