代表取締役 山本篤廣
設立 | 2005年12月1日 |
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事業内容 |
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会社HP | https://www.adbrave.jp/ |
就活に失敗
大学生の頃、私はバイトばかりしていました。
そのお金でスキーの板や服を買い、飲み会などに参加するなど楽しんでいましたね。
ただ何より、バイトが非常に楽しかったんですよ。
もともと勉強が好きじゃなかったこともありますが、カフェのスタッフやインストラクターなど
様々な業種でバイトで活躍している時間は充実していました。
勉強よりも(笑)
昔から広告が好きだった私は、広告のサークルにいくなどして勉強をしていました。
広告業界を志望していましたが、ご縁が無く
広告と同じくらい興味があったアパレル業界に気持ちが傾いたんです。
それからアパレルの会社を数社受けて、志望の2社が最終面接まで行きました。
しかし私はどちらかが受かるだろうと、他社の活動を全部止めてしまったんですよ。
良くある話しですが、最終面接の2つが落ちてしまった時、
私の就職活動は失敗してしまったんです。
私は気落ちしたまま必死に様々な会社を受け、
アパレルの小売店に何とか入社することが決まったんです。
もちろん当時は自分が起業するなんて思ってもいませんでした。
成り行きで起業
当時は小売店では半年で店長になり、頑張っていました。
しかし、バブルが終わってから3、4年でアパレルが非常に厳しい立場に立たされている時代だったんです。
そのためお店を100社以上、閉じなければいけなかった。
これもいい機会だと私は会社を辞め、ラジオの広告代理店に移ったんです。
しかし、当時すでにラジオは斜陽で、
売上もテレビ、新聞、雑誌、そしてラジオの順番だったんです。
ですので、現場は常にひりひりとした状況でした。
辛かったのですがその時の環境は、非常に勉強になりましたね。
それからもっとスキルを高めたいと思った私は、
ダイレクトマーケティングの広告代理店に移ったんです。
そこでは、レスポンスが出る企画を売ることや作ること、
費用対効果が高い広告の企画立案やセールスを実践しました。
様々な企画を立ち上げ、色々な業種のお客様と仕事をしている過程は
非常に勉強になりましたね。
そのうち転職か起業かの選択を求めらることになり、
そこで初めて“起業”を考えるようになります。
そして私は、その会社で培った知識や技術を使って起業することを決めました。
楽しみ、極め、貢献する
弊社の経営理念は3つあり、「楽しみ」「極め」「貢献する」ことです。
これは、「仕事を楽しみ、専門知識を極め、社会に貢献する」という意味で
よく社員に話をしています。
そもそも楽しむというのは、実は非常に難しいもので、
楽しんでいるから、個人としての成績が上がるかといえば違います。
弊社に来たから楽しいというわけでもないんです。
入社直後は楽しくても、成績が上がらなければどんどん楽しくなくなってきますしね。
つまり仕事が出来ているからこそ、楽しいということもあるわけですよ。
「楽しい」の基準は人それぞれです。
仕事が好き、会社のメンバーと一緒に働くことが好き、お客様が好き、広告が好きなど、
何か好きなことがあるからこそ人は頑張れます。
また好きで楽しくやるからこそ、
仕事が正確であったり細かいことに気付いたりすることが出来る。
弊社に入った時にも、入社直後ではなく半年や1年仕事をした後に、
「楽しいです」と言ってくれると私は嬉しいですね。
ダイレクトマーケティング
弊社はダイレクトマーケティングの広告代理店を主としてやっています。
お客様のほとんどが通販会社で、いくら広告を出したら何件売れたのか、
また問い合わせが何件来たなど、費用対効果を求められる広告を実践しています。
現在広告は非常に変わってきていて、WEBの比重が相当に高くなっています。
ただ、WEBだけで良いのかと言えばそうではありません。
紙や電波も大事です。
通販会社も様々でWEBだけで動いている通販会社もあれば、
WEBに明るくない50代60代を対象とした通販会社もあります。
こういったように、それぞれのお客様に合ったプロモーションがある時代なんです。
昔はある程度簡単ではありましたが、
今の“最適なプロモーション”を見つけるのは難しいんですよ。
だからお客様と深く話し合わないといけないんです。
それが面白くもあり、大変なことでもありますね。
弊社の強みは「お客様の思考で考えることが出来ること」です。
どうしたらより売ることが出来るのか、
それをお客様より深い知識を使って成功に限りなく近づける。
「知識」「想像力」「実行力」を最大限に活用し、動き続けたいですね。
また去年から人材紹介業を始めました。
もともとお客様から「良い人がいない」といった声をよく聞いていたんです。
最初は事業でも何でもなく、ただ知っている人の紹介をしていました。
しかし適当にやるのならば本腰でやろうと決め、実際に事業として立ち上げたんです。
お客様の役に立つこと、それが私たちの使命でもありますから。
起業したいなら起業すればいい
この世界には、色々な起業の仕方があります。
なので、「起業したいなら起業すればいい」と私は思っています。
したいからこそ、仕事に対する意欲も高いと思いますし、
あらゆることを吸収しようと考えているでしょうから。
また目標到達した後の先を考えることも、私は良いことだと思います。
1番になるも良し、会社を大きくすることを夢見るのも良いことだと。
ただ問題は起業をした後です。
社長というのはすぐになれるものですが、それを維持し続ける過程は大変ですからね。
学生や社会人3年目などの早い内に新しいビジネスモデルを見つけて、
大きな会社を経営している人もいます。
その中で、いつか起業を。と考えている人に言えるのは、
どこでもいいから会社に入って、そこで1番を取ってください。
1番をとった時には、そこそこのレベルまで到達しているはずですから。
ただ1番を取るのはそこまで簡単なことではありません。
なので、1年や2年もしかしたらそれ以上に時間がかかるかもしれないんです。
それだけの覚悟を持ってください。
努力をし続けるのは大変ですが、目標があれば可能かもしれません。
学生の皆さんも、やりたいことがあるなら一直線に向かってくださいね。