代表取締役社長 武川克己

代表取締役社長 武川克己

設立 2010年9月
事業内容
    • D2C事業(商品企画/企画開発/運営)
    • メディア事業(企画開発/運営)
    • コンサルティング事業(WEBマーケティング・Eコマース・メディアなど企画/制作/運営)
    • ウェブサービス・アプリ事業
    • 医療サービス事業
会社HP http://bbo.co.jp/

起業を考えていた学生時代

大学時代から起業というKWは常に頭の中にありました。
その頃は空前の起業ブームで、メディアなどではたびたび起業家たちを目にしていました。

その経営者たちと言えば、志を持ち、そして何より自分の人生の使い方を決めて、
そこに向かって突き進んでいる、私は起業家の方々を見るたびに
「自分は自分の人生を使って何を成し遂げるのか、何のために生きるのか、世の中に何を残すのか」
と問いかけるようになっていました。
ふつふつと熱い思いが生まれて「これは動き出すしかない!」と行動する決意をしたのが、
大学2年生の頃だったと思います。

とはいえ、何から始めていいのか、右も左もわからない状態で、
まずはネットで色々な情報収集をしたり、そういった人の本を読んだりしていました。
世の中の経営者がどういうプロセスで事を成そうとしているのかを知りたかったのかなと思います。
そんな時に目に入ったのが、起業支援を行っている大阪のNPO法人。
迷わず扉をたたきました。

そこで、さまざまな交流会やイベントに参加することで、
多くの経営者の方と会い、話をする機会を持つことができました。
そこで「この人と一緒にやりたい」と思う経営者の方と出会い、
その方が起業した会社にインターンとして入ることになったのです。

起業は自然の流れだった

大学を卒業後もその会社で取締役として会社運営を行っていました。
しかし、23、4歳の頃、さらに上を目指そうと、上京することにしたのです。
ただし、この東京行きは「起業」をするためではありませんでした。

学生時代は、ただただ自分の会社をつくりたいという思いがあっただけでしたが、
会社を作ることが目的ではなく、もっと本来の目的があるのではないか。
起業しなくても、自分がやりたい事は出来るのではないか。
そんな思いもあり、東京のデジタルマーケティング事業を行っている会社に就職しました。

ここでは、多くの経験を積ませていただき、勉強もさせて頂きました。
仕事も裁量もすごく自由がある会社でしたので、思ったこともできましたが、
3年程で退職し、現在の株式会社ビーボを設立しました。

一度は就職し、そこから新たに起業の道へ。
それは、ただただ自然な流れの事のようで、きっと目的を見つけたんだと思います。
そしてその時に自分がやりたいと思った瞬間がきたのでしょう。

皆で同じ方向を目指す経営

これだという事業を見つけ、ある程度順調にはきましたが、伸び悩んだ時期がありました。
それまでは力技を使って、勢いで走り抜けてきたものの、
このまま勢いだけで続けても、どうにもならないのではないかと気づきはじめたのです。

そこで、メンバーみんなで振り返って考えました。
もちろん、それまでも目の前のことを必死に頑張ってきたんですが、
どこか小手先でやっていた部分があったと思うんです。

そうではなく、一人ひとりがしっかり目指すところを目指していき、
「自分たちの世の中に対する存在意義」を改めて考え直し、
そこに向けて一人ひとりが動きだした時に、
これこそが会社なんだなという答えを見つけることができました。

そして
「一人一人が同じ方向を目指さなければ、力を発揮することはできないし、楽しくない」
ということに改めて明確に気付き、そこの作り込みからやり直しました。

これが、弊社の方向性が見えたきっかけです。
みんなどこかでそういう思いは持っていたはずですが、やはり目に見える形で残したり、
常に考える環境でないと、目の前のことで精一杯になってしまいますよね。
このような考えをみんなで話し合い、整理したことが、今に繋がっています。

また、会社自体も当事者意識を持ち育てていこうという思いから、
2014年4月1日に社名を「株式会社ビーボ」に変更しました。
「一人一人に存在する幸せの道をつくる、幸せを運ぶブルービーのように」
というミッションを掲げ、
“Blue Bee One”から“Bbo”を社名としています。
※ブルービーとは希少でなかなか見かけることができない『幸せを運ぶ青いハチ』のこと

世界で一番〝なりたい〟に本気な会社であるために

ビーボでは企業理念の一つに「〝なりたい〟に本気」というビジョンを掲げています。
お客様、自分そして仲間の〝なりたい〟を追求して、
それを本気で実現するというものですが、これは社員が考え作ったものです。
社員が、自分たちが将来どうなりたいか、そしてそれを実現するために会社が
どうあるべきかを3ヶ月以上考えた結果このビジョンになりました。

今ビーボで展開している事業は全て、このビジョンを実現するための手段であると考えています。
お客様が弊社のサービスを利用してくださるその先には必ず目的があります。
その目的を実現させることこそ私たちが提供したい価値なのです。
事業をするにあたって、常にこの価値提供にはこだわり続けていきたいですね。

さらに社員が持つ〝なりたい〟にも本気な会社でありたいです。
まさに今、社員が手をあげて「やりたい」といった事業が新規事業として立ち上がろうとしています。
これからも誰かが「やりたい!」と思って手を挙げた時に、すぐ行動でき、
素早く事業化できる会社でありたいと思っています。
もちろん、その環境は常に意識して作っていくつもりです。

予測出来ない未来にチャレンジする

現在ビーボは多角期に入っていて、次々と新規事業が立ち上がり、
海外への進出も加速しています。
弊社の基本姿勢として「失敗を恐れずにチャレンジをする」というのがあります。

新規事業など未知の領域だからこそ、チャレンジの繰り返しです。
失敗することもあるかもしれませんが、それを言っていては何も進めることができません。
 多角化し次のステージに進もうとしている今だからこそ、
曖昧な中でも強く突き進み、失敗を恐れずにチャレンジ出来る人と
一緒に世界で一番〝なりたい〟に本気な会社をつくっていきたいですね。

学生に対して何か伝えたいことはありますか?

自分の学生時代を振り返って考えると、
その時の自分に対して強く言いたいことがあります。

「その一歩は、もっと簡単に踏み出すべきだろ!」ということです。
一歩踏み出し、挑戦・チャレンジする勇気を!
これは今でも保守的になっていたり、守りに入りそうになった時に自分自身に言っています。

起業したいと言っているだけで行動しない人もたくさんいましたし、
学生時代からビジネスの世界でチャレンジしたいと言ってるだけの人もたくさんいました。
自分自身も当時は何をしていいかわからず、何か始める勇気もなく、情報収集だけして終わりでした。

自分は幸いなことに、起業支援をしているNPO法人と出会い、
一緒に働かせて頂ける方と出会い、色々な環境やチャンスを頂きました。
それでも勇気が無いせいで、チャンスを逃したんだなと今になって思うことはたくさんあります。

色んなリスクを考えてしまったこと、そしてスキルが無い事への不安だったのでしょう。
今にして思えば、大学生にリスクやマイナスなど全く無いんですけどね。
マイナスになるものが無いので、プラスしか無いはず。

もっと早いうちから、一歩踏み出すべきだったし、もっともっと深く挑戦するべきだったと、
若い頃の自分へのメッセージとともに、皆さんにお伝えしたいです。