代表取締役 堀内大
設立 | 2012年8月 |
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事業内容 |
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会社HP | http://www.verygood.la |
ベンチャースピリットを身に着ける
学生の頃、社長の傍で学んだことが今の私に大きな影響を与えています。
元々私は、学生の頃より学生団体を介してインターンをしていた経験がありました。
当時行っていたのは、地方の中小企業のマーケティング支援を行うコンサルでのお手伝い。
そこでの二年間の経験が、ベンチャー的思考を私に与えたのでしょう。
社長の傍でサポートを行い、その楽しさから授業の方はそっちのけでしたね(笑)
しかし、その当初から社長になりたいという想いを持っていたわけではありませんでした。
インターンの経験から私が抱いた想いは、
中小企業のサポートをもっとしていきたいというもの。
しかし、サポートとはあくまでも外部からのものであり、
自分で何かを成そうとすることではありません。
当時はITバブルの時代。
周りの友人の中にも起業する人がいて、話の中から憧れ自体は感じていたのでしょう。
結果として、自分で何かを成すわけではないという所に満足できなかった私は、
起業へと向かう事となるのです。
社会人のスタート
卒業後、社会人生活のスタートとして選んだのは銀行でした。
実際に二年間社長のそばで働いてきて、
金銭面での悩みを抱えるという事が中小起業に多い事を知ったうえでの選択です。
金銭面の支援と言って、一番大きな組織が銀行であると考えた為にこの道を選んだのです。
もっと中小の支援をしたいという想いから来た行動だった訳です。
当時、銀行は様々な非難を浴びていました。
しかし、実際に中から見て感じたことは、銀行ありきの社会の流れ。
多くの中小企業が銀行の支援を受けて成り立っているという事実でした。
私の考えは間違っていなかった。
そうは思いつつも、今一つ満足できない所が生まれてきます。
当然のことなのですが、銀行は金銭関係の話をするところ。
基本的にどの様な経営者に会う事が出来たとしても、
お金の話しかする事がないのです。
さらに、一人で何社もの相手をするため一つの会社をしっかりと見る事が出来ない。
言ってしまえば広く浅くの関係。
そこに不満を感じていたのですね。
選んだのは転職という道。
その後も新たなステップを踏み、私の今が出来上がります。
恋愛は万国共通の興味
今の事業が始まるきっかけは、ちょうど4年前程にさかのぼります。
恋愛診断のアプリを立ち上げた所、
その反応が予想以上に大きかったことがきっかけです。
そのアプリに対して、ある時からメッセージが届くようになりました。
アプリに対してのメッセージなのですから、クレームか何かかと思ったのですが、
予想を超えた内容でした。
来ていたのは恋愛相談。
いくつもの恋愛相談が来るようになっていたのです。
それに対応する時はサービスとは無関係。
一人の人間として相談に乗る事も少なくありませんでした。
この様なメッセージが来るという事はそこにニーズがあるという事。
その考えを形にする方向で今があります。
現在は恋愛にフォーカスして、日本に留まらない発信を行っています。
この、一つのジャンルに集中することと、世界的な視点が
弊社の強みと言えるでしょう。
現在展開しているのは、
日本語をはじめ、英語圏、中国語圏、ハングルとなっています。
今の段階では日本語の内容の翻訳となっていますが、
これからは国に合わせたサービスの展開も考えている所ですね。
お客さまが欲しいと思うものを商品に
この様な業務を行っていると、
ある程度の仮想ユーザーを想定してサービス展開を行う事となります。
しかし、実際はそう上手くはいかないもの。
予想とは違うユーザー層にヒットすることも決して少なくはないのです。
例えばそれは年齢。
10代を狙ったサービスが30代にうけるなんてこともあります。
このため、一応のユーザー層想定は行いますが、
あえてどこに向けてという事は考えないようにしています。
ユーザーのニーズがあればそれに合わせ、
臨機応変な対応を心掛けて成長していきたいと考えていますね。
また、先程も述べたとおり、
弊社の強みの一つは海外への発信という所にあります。
その拡大から、27言語97か国へ展開していく事を長期的な目標に据えているのです。
それと同時に2017年度までの上場も視野に入れているのです。
当然それに伴い会社自体の拡大をしなくてはいけないでしょう。
その為にも、採用なども併せて考えていかなければなりません。
恋愛サービスを世界へ
お話した長期的目標達成の為、短期的な目標達成も考えています。
まずは、ベリーグッドの持つキュレーションメディアとしての知名度を上げる事。
そして、予定している新しいサービスの成長となります。
相談者と相談される側、
両方のプラットフォームとして確立させていきたいと考えていますね。
また、先程軽く触れたのですが、
これら目標達成のために人材の事も考えています。
弊社は、特に採用の上で男女を問う事はしていないのですが、
事業内容のためか、女性が活躍しやすい環境となっているようです。
また、スピードが問われるこの業界。
その流れを上手く掴めるかどうかも重要なポイントとなるでしょう。
そして、パソコンが使える事は大前提として、文章を書く事が好きかどうか。
これも、弊社のサービスを扱う上で重要な点です。
また、海外への発信を考えて、主要言語圏のネイティブの方の採用も積極的に考えていきたいですね。
現在は、韓国や台湾の方も活躍していらっしゃいますが、
より拡大した範囲で目標に向けて邁進していきたい所です。
起業家が増える日本へと
かつての日本は、アメリカなどと比べて起業家が育ちにくい環境にありました。
しかし今はどうでしょう。
様々な問題が解決され、起業しやすい方向へと進んでいるのではないでしょうか。
場所もある。
イベントもある。
資金提供をしてくれる機関がある。
やっと日本に出来たこの環境を、是非皆さんも生かしていくべきだと思います。
私がもし学生に戻ったら、間違いなくこの環境を生かして起業を撰んでいると思いますね。
リスクがない今の時代だからこそ、そのタイミングは目の前にあるのです。
また、起業の上で良いビジネスパートナーをどれだけ作っていけるかという事が、
大切な事としてあります。
どんな仕事でも一緒に行える関係。
率直な話が出来る関係。
様々な要因が良いビジネスパートナーの像として浮かぶかもしれません。
しかし、全てを一人に絞る必要もないのです。
どんな仕事でも一緒に行える人と、率直な話をできる人は別でも構わないのでしょう。
より広い視野をもって、パートナーを見つけていってほしいですね。