代表取締役 桐原大輔
設立 | 2013年11月14日 |
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事業内容 |
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会社HP | https://www.redrock.co.jp/ |
ビジネスプランコンテストで優勝
学生時代、私の学校では起業文化がとても盛んでした。
21の頃には、周りに起業している方も大勢いましたね。
そして私はそれを見て、漠然といいな。
と思っていたのです。
その当時、私は「ITで何かビジネスを起こす」といったテーマをもつ研究会に所属していました。
その中でビジネスプランコンテストに応募したところ、優勝。
その勢いで初めての起業を体験しました。
しかし、起業したモデルの携帯サイトが上手くマネタイズできず、
日銭が必要となり受註案件を行うようになったのです。
学生ということもあり、オペレーションが非常に難しくなりました。
全員が必死に作業をする状態となり、
いつしか本業の携帯サイトには手が回らなくなってしまったのです。
その時にふと、「何のためにやっていたのか」と考えました。
それから1年半やり続けていましたが、
このビジネスでは誰も幸せになっていないと思い事業を止めました。
優勝からの勢いで始めた事業でしたが、
世の中そんなに甘くはなかったと実感しました。
ただ、そのことに早めに気付くことが出来たのは良かったし、勉強になりましたね。
専門性を鍛え再度起業へ
学生時代の失敗から、もう一度起業を挑戦することを胸に秘めて就職をしました。
「自分に足りないのは何か」と考えた時、専門性だと考えたからです。
そこで私は起業の為にスキルを身に付け、
尚且つ若いうちから仕事を任せてもらえる会社を選びました。
6年間マーケティング部に所属していて、最初の頃は日本で仕事をしていました。
後に、ヨーロッパ本部に行かせていただき、
ヨーロッパ、アメリカ、アジア、アフリカの様々な国の同僚と一緒に
担当製品のグローバルマーケティング戦略を担当する
貴重な経験をさせていただきました。
特に日本を離れ、アメリカやドイツ、中国を主なターゲットとして仕事をしていたので、
マーケティングの本質である
「自分と違う人に対して刺さるマーケティング戦略を立案する」
ことを学べるいい経験ができました。
そして、専門知識が高まったと感じた頃、
現在弊社の取締役であるトーマスから一緒に起業をしないか、という相談をもらいました。
彼はそのとき既に経営者で、
「新規事業をしたいが、アイディアもないし自分の会社で手一杯」
という状態でした。
そこで私と組み、立ち上げの資金をトーマスが、私はビジネスプランの作成を担当することになりました。
起業にあたり、「自分の強み」と「周りの強み」が一番活かせるモデルを大事にしましたね。
アイディアだけではあまり価値はなく、それをいかに上手く実行できるのかが大切ですから。
日本に眠っている創造力を「価値」にする
「ビジネス」と「個人」の2つの目標についてお話します。
まずビジネスとしては、「日本に眠っている想像力を価値にする」ことが目標です。
クラウドソーシングには様々な形がありますが、
大半は「企業のお仕事」と「仕事が出来る人」をマッチングするというものです。
それも非常に素晴らしいビジネスモデルだと思いますが、
弊社は少し違っていて、日本中から様々なアイディアを
持っている人を集めて、その中から良いものを見つける「集合知」を活かすことをしています。
このサービスは特に日本でやる意味があると考えています。
日本は世界的にも随一のクリエイティブな国なのです。
なのに、日本人は手を挙げて発信することは苦手。
それなら匿名のリスクフリーで、アイディアやスキルを投稿できる仕組みがあれば
世界一のアイディアを生めると考えました。
そしてそれを価値にすることが大切です。
個人としては、自分たちの力で世の中にない新しい仕組みを作りたいと思っています。
自分が生まれてきたからには、世界がちょっと良くなることをしたいですから。
その為に自分が出来るのは、起業だと考えました。
「自分だからこそできる」
そういった事業を志していきたいですね。
海外のビジネスモデルから選びぬいた事業
集合知をつかうビジネスは日本ではまだ稀で、特に動画広告に関しては弊社が初です。
海外では事例がいくつかあり、話題になっていますね。
現在「動画ビジネス」は、とてもホットで次々とベンチャーが参入している業界です。
しかし、創業者がマーケティング出身の企業はがあまりいない。
なので、弊社のようにマーケティングから考えている会社は、
そこを差別化することが強みとなっていますね。
また弊社の強みの1つは、単純に「広告が好き」ということです。
広告は本当にマーケティング戦略を含め、面白いです。
例えば、水をたくさん売りたい。となった時、
取扱い販売店を増やすことや、値段を下げることなど方法はいくらでも出てきますよね。
しかし、これは投資に対するリターンが全部直線的だと思います。
それに比べ広告やマーケティングは、
同じ量のCMを流しても「効果のある広告」と「そうでない広告」とでは
冗談ではなく、20倍30倍ほど成果が変わるのです。
そういった振れ幅が生じるビジネスは、この業界以外ほとんどありません。
なので、広告やマーケティングはビジネスの上で重要で、かつ面白いと感じています。
人々のふとしたアイディアを価値に変えたい
今後の考えとして、2つあります。
1つは、現在行っている動画広告の実績を増やしていくことですね。
大手企業のお仕事を、年内で20本受けることを目標としています。
同時に「集合知」を使って、今までにない動画広告を作ることです。
新しい物は、社会的に受け入れられるまで時間は掛かるものですが、
弊社は幸いなことに有名なスポンサーに付いていただいているので、
これを更に拡大していきたいと思っています。
そしてもう1つは、「集合知」を動画広告以外で使うことです。
集合知はあらゆる可能性を秘めていると思っています。
弊社ではアイディアコンテストを実施しているのですが、
実際に募集をかけたところ10日間で120案ほど出たのです。
その中にはいくつか面白い物があり、企業の方には大変喜ばれました。
動画広告以外でも「集合知」といった仕組みは広がりを見せていけると思います。
そして目指すべき所は、日本中の学生から主婦の方まで様々な人がスキマ時間を使って出した、
優れたアイディアを形に出来る社会を作りたいと思っています。
「やりたいこと」と「負けないもの」
一番大事なことは、「自分のやりたいことがはっきりしている人」だと思います。
やりたいと思うのは何事にも変えがたい強い原動力になります。
例えば、
「何がやりたいか分かりませんが、一緒に働かせてください」
と言われますと、こっちもどう接していいか分からないものです。
それが
「将来起業をしたいからマーケティングを学びたい、教えてください」
となれば、
こちらもこういった仕事を任せよう、こういった研修をさせてみよう。
と動くことができます。
「自分のやりたいこと」と「弊社のビジネス」がマッチしていれば
お互いが幸せになれると思いますね。
また「変化を楽しめる人」が強いと思います。
やりたいことがあり、環境変化に順応できる人は人間の軸がしっかりしていますから。
そして「人と違うこと」をしてください。
大手に入る人や企業が求める人というのは、最低限の資質と何かしらの差別性がある人なのです。
勉強や読解力、コミュニケーションなどの基礎的なことは、学校やインターンを通じて学んでください。
ただそれだけではやりたい仕事はもらえません。
重要になのは、差別性です。
「自分は絶対にここでは負けない」
と言える物を作ってくださいね。