最高顧問 大須賀 祐
設立 | 2009年1月16日 |
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事業内容 |
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会社HP | http://www.importpreneurs.com |
俺はヨーロッパに戻ってくる
私の小さい頃の夢は、外交官になることでした。
大学生のときに、ヨーロッパとアメリカをそれぞれ40日間ほど滞在。
当時、みんながアメリカに憧れる中、私はヨーロッパに惹かれ、憧れたものです。
そしてなぜか、将来的にはまたヨーロッパへ戻ってくると感じました。
大学生時代は、起業など考えてもいませんでしたね。
むしろ落ちこぼれで…(笑)。
毎日、遊ぶことばかりを考えていましたよ。
大学側の強い要望により(笑)5年掛かりで卒業、就職活動もしましたが、
就職は厳しく、一社だけ受かった会社に選択の余地なく入社しました。
その会社で営業として3年働きました。
しかし面白さを感じられなかったんです。
日本は定価制度ですが、定価があるってことは、どうにもやりようがないわけで。
値段が決まっていて、得意先や集金日も固定されているし、
仕事としてやっていることはおつきあいや接待、
クレーム処理で頭を下げるばかりの毎日でした。
すると
「営業の仕事って何だ? こんなことをして一生過ごすのか…? 」
と思ったんです。
3年間働いて、その会社の全国ナンバーワン営業になったのですが、
達成感も喜びもあまり感じませんでした。
むしろ、もういいかなと。
そして、独立を決意しました。
貿易業からコンサルタントへ
退職後、しばらくして、輸入ビジネスという貿易業の世界へ入りました。
そして10年前、「ジェトロ認定貿易アドバイザー」の試験に合格しました。
貿易業の仕事をする中で、この資格を持ったアドバイザーに会いました。
そして思ったのです・・かっこいいなって・・
そしてアドバイザーという教える側に挑戦したいなって
当時、福島県の会津若松にいたのですが、
試験の合格率も低く、資格を持ってる人が少ないので珍しかったようです。
その年は、東北地方で受かったのが私だけでしたので、地方新聞の記事にも載りました。
すると、福島県内で貿易相談や講演などの仕事や依頼が入ってくるようになりました。
そして2006年にある出版社との出会いがあり、
最初の著書を出版することになるのですが、
幸いにもこれがヒットしました。
本を出版してからは輸入業以外に講演依頼も来るようになり、
会社の事業を分けた方がいいということで始めたのが、
㈱インポートプレナーなんです。
クライアントへ成功の最短経路を
実際の事業としましては、
本を書いたり、セミナーや講演活動、そして海外でのコンサルティングを行っています。
その柱ともいえる圧倒的な強みとなっているのが、
28年間、貿易業をやってきたという自分の経験です。
コンサルティングの中に、
海外の展示会にクライアントと同行して交渉術を教える、海外実践講座があります。
海外の展示会の現場で交渉術を見せるというものです。
クライアントさんが回り道せずに、具体的なステップを経て、
望む方向にできる限り近道を示すことができる。
これが最大の強みです。
コンサルは、行動を前提にした知識と、具体的な行動を示されなければ意味が無いんですね。
理念やミッション、事業計画の作り方などだけ得ても、
実際にどうするのかわからなければ、机上の空論です。
それよりも、明日から何をするのか、今から何をするのか
具体的な行動を教えることが最も重要だと思います。
今後、日本は外国人との取引が当たり前になっていきますが、
そのためには、世界共通のルールがあることを学ばなければなりません。
マナーや商的なルールなど、世界スタンダードを知ることです。
それらを知った上で、日本らしさを出していくのが理想ですね。
輸入実業家を育てるために
事業を分社化するまでは、
一つの会社でコンサルティングも実業も同時に行っていました。
自ら事業をやりながら、人にも教えるというのは、非常に難しかったです。
なぜなら、ライバルにもなり得る同業者に、
大事なツボは教えたくないという気持ちがでてくる。
苦しかったですし、心の底からクライアントに対して親身になりきれないんですよ。
コンサルタントやアドバイザーの中には
、実業経験がなかったり、会社に入ったことがないという人も実際におり、
現場を知らない方もいるものです。
私の場合、地方で一人で貿易業をしていましたので、
輸入ビジネスの一連の流れがすべてわかりますし、知識と経験があります。
コンサルティングをしていると、クライアントが聞いてくることは同じ悩みなんですね。
それは、私が最初に抱えた悩みと同じでした。
ということは、みんな同じ悩みを抱えるのではないかと思いました。
それらを教えられるだけの貿易の知識もありますし、
自分も同じ経験をしているからこそ、
相手に最大の利益を与えられると思っています。
日本という価値に気づき、世界のリーダーへ
私が掲げているミッションは、輸入ビジネスを通して日本人の国際化競争力を上げることです。
今の日本は、あらゆる面で世界一ではないでしょうか。
細かな問題こそありますが、教育レベル、ものづくり、サービスの質、便利さなど
何をとっても日本より上はないと思うのです。
ですが、日本に住んでいる人たちの多くが、それに気づいていません。
日本人は、どうも海外に出ると萎縮してしまう傾向にあるようですが、
それは自分たちの価値に気がついていないからなんですよ。
海外からの評価は高いですし、日本に憧れている人はたくさんいます。
そのポテンシャルに気づいて欲しいですし、世界を引っ張る存在になってもらいたいです。
世界が自由マーケットに向けて進み出している中で、
国を跨いだ輸出・輸入のレベルではなく、
経済的に一つの国になっていき、
国内取引と同じ感覚になっていくのではと思います。
「自分は関係ない」などと言っているわけにもいかず、
そういった競争がやってくるので、
今のうちにノウハウをたくさん積み上げておくべきですね。
正しさよりも楽しさを
私は今、58歳です。
残りの人生を考えて、自分と一緒に作ってくれる人、
自分の代わりになるような後継者を育てる活動もしていきたいですね。
そして、世界の日本人リーダーを増やす人材育成も考えていますので、
それに関連した事業をやっていきたいです。
どんな人材を求めているかというと、それは
「相手の立場に立って物事を考えられる人」
です。
相手が何か言ったら「ノー」ではなく、まずは「イエス」。
これは、交渉の技術でもあります。
最初に相手の言い分を聞いてから、自分の意見を言ってみる。
生まれ育った環境や立場が違えば、考え方も違ってきます。
その中で、相手の立場に立つということを考えるのです。
相手が培った考え方があり、立場もあり、行動規範がある。
人は反論や否定を嫌がります。
否定から入ると、相手の話すことが聞けなくなってしまうものです。
まずは認める。それから、これはどうだろうと提案してみる。
善悪や正しさで物事を運ぶよりも、どちらが双方にとって楽しいのかと考えたいですね。
これは、お互いにより良い結果にするためのコミュニケーションでもありますから、
柔軟なものの考え方や話し方、接し方ができる人は、
国際的に成功すると思います。