代表取締役 吉田将紀

代表取締役 吉田将紀

設立 2007年6月
事業内容
    • 飲食事業
    • スクール事業
    • 介護事業
    • 研修事業
会社HP http://www.z-no1.jp/company/index.html

完璧でなくても良いリーダー

私が目指しているリーダー像。
それは「完璧でないリーダー」です。
皆さんは最近の漫画と昔の漫画の主人公に違いを感じませんか?
昔の漫画と言えば、
主人公一人がひたすらに強く大きなカリスマ性をもちながら、
一匹狼を保っている様な物が多い(北斗の拳のケンシロウなど)。
それに対して、最近の漫画の主人公はどこか抜けていますよね(ワンピースのルフィなど)。
これが「完璧でないリーダー」と表現したものとなります。
周りの人がちょっと抜けているリーダーを自分の出番だと思ってリーダーを支える。
私は、その様な暖かい環境を作り出していきたいのです。
仲間に好かれて、リーダーの力になりたいと思ってもらえる様な事が重要。
たしかな芯と、正義感を持っている事も必要です。
それらを兼ね備える事で、緊張が少なくリラックスした環境づくりが可能となるでしょう。
業種によっては緊張感を強く保っていなければならない業種もあると思います。
それとは逆に、楽しさやあたたかさを保つことが重要な業種もあります。
私たちが行う事業を見た時、そこに必要なのは間違いなく後者。
介護や飲食に求められる笑顔やホスピタリティは、
熱く真っ直ぐなだけではなく、
そこに笑いや楽しさを伴う事から大切なことが得られると思っています。

笑顔を届ける介護事業への参入

学生時代に教師を目指していたこともあり、
事業を通して経営者だけではなく、
教育者としても突き進んでいきたいと思っていました。
そこで教育事業として行ったのが、速読教室です。
そして最近では、介護事業の領域へ挑戦しています。

今でこそ行っている介護事業ですが、
これは起業当初から行っていたものではありません。
元々は飲食店の経営していたのが絶好調なのです。
しかし、同時に飲食以外の事業で、
今までの経験を活かし、人間力やチーム力、人財力を活用し、
さらにお客様の笑顔が見える事業を探していました。
それで介護業界に進出したのです。
漠然と創業前から構想として、介護事業を行いたいと思っていました。
これを決定づけたのは、ホームヘルパーの研修経験に他なりません。
介護の現場を知り、この業界の改善の必要性を強く感じたのです。
老人ホームや独居老人の現実。
当たり前のことが当たり前に行われていない現実を変えたい。
その想いから始まった事業となっているのです。

当たり前のことを当たり前に行う

多額のお金をかけて、老人ホームを利用する高齢者の方々。
しかし、私が研修で見たのは、その方々をロボットの様に扱っている職員の姿でした。
衝撃でした。
利用者さんとお話しさせていただくと、何気ない会話に涙を流す方がいました。
ただ話をするだけでなく、「心を通わせて」話をするだけであたたかくなる、
つまり当たり前のことをするだけで大きく違うのに、
それを行わない現実がそこにはあったのです。

私は、そこにいた職員が悪いなどとは考えていません。
悪いのはその環境。
「これで良い」と現状を受け入れてしまうような環境なのです。
その部分を直し、当たり前のことが当たり前に出来る職場としてすることを弊社は大事にしています。
この様に、想いは強く持っていましたが、
新しい業界への新規参入はやはり簡単にはいきませんでした。
経験がなく、ご家族やケアマネージャーから信用を得るのにも多くの時間を必要としました。
何度も何度も会い、何度も何度も想いを伝え、
ようやく信用が得られました。
そして、さらに感謝をしなくてはいけないこと。
儲けようと考えるのではなく、
お客様の笑顔のために尽くすという事を意識しているからこそ、
今の弊社の姿があるのです。

小さな輝く星になる

弊社では、様々な事業を行っている事は少し先述しました。
その中で、飲食メンバー、速読メンバー、介護メンバーと事業ごとに人が集まっています。
しかし、このように分かれていながら、社員が他事業に参加するという試みを弊社は行っています。
先程挙げた二事業の人も介護を体験し、その逆も行っているのです。

これより介護から、人は人間力を挙げる事が出来るのだという事を私は確信するに至りました。
介護を体験するとなると、多くの人は不安を感じます。
しかし、その体験を終えた時、その眼には確かな光が宿っているのです。
皆キラキラとした目で、良いメッセージを送ってくれますね。
「お客様の笑顔のために」という事が、その人の持つ人間力をあげてくれるのでしょう。
この「お客様の笑顔のために」を突き詰め、
弊社は小さな輝く星になりたいと考えています。
当たり前の事を当たり前の様に行い、
皆が憧れる星ではなく、皆がこうしたらいいよねと真似できるような存在でいたいですね。
その為に、我々にしかできない事をしていきたいと考えています。

笑顔が見える経営を。

弊社が経営している飲食店では、オープンキッチンの形式をとっています。
お客様が料理を作る姿を見る事が出来るという良さもありますが、
キッチンからお客様を見る事が出来るという利点が大きいのです。
たとえば、女性のお客様がある料理を注文したとします。
キッチンからその様子をうかがえていれば、
「料理のカットの大きさをを小さくしようかな」と気遣いをする事が出来るはずなのです。

これによって見えるのはお客様の笑顔。
この、笑顔を直接見る事が出来るという点は、弊社の何よりの優先事項となります。
笑顔が直接見られない事業はしない。
それは経営理念にもつながってくるのです。
そして、理念の浸透が弊社が持つ他社との差別化ともなるでしょう。
理念が伝わる先は、メンバーもちろんお客様を含めた、関わる人すべてであってほしい。
そう感じているが個の強みなのです。
もちろん、私が直接お客様に理念を語るわけではありません。
私が持つ理念を確かに持った社員が、それに沿った働きを見せる事で、言葉にせずとも伝わる。
それが現在の絶好調の姿です。

誰とやるか

学生の皆さんは何を考えて仕事を選んでいるでしょうか。
「何をやるか」という点のみで選んでしまっている人はいないでしょうか。
私が皆さんにお伝えしたいのは、
「何をやるか」ではなく「誰とやるか」が大切だという事です。
特に中小企業だと、社長の存在は大きなもの。
その社長と、果たして自分があっているのかどうか、方向が同じなのかどうか。
それをしっかりと考えるべきだと思います。
それを基準にして選んだ先は、
もしかしたら自分のやりたかった事と異なる場であるかもしれません。
しかし、どの様な場であってもやりがいを見つける事は出来るはずなのです。
その為に必要なのは感謝の心を常に持ち続ける事。
様々な思いをもって自分を選んでくれた会社への感謝が、あなたを動かす原動力となるでしょう。
自分の為には動けなくとも、誰かのためにと思えば頑張る事が出来るはずなのです。
様々な経験を通して、あるいは人との出会いによって、
人は自分が磨かれていく事に気が付くでしょう。
そして、その磨かれた次は皆さんの番です。
「誰とやるか」で考えられた時、自分が選ばれる。
そんな人間になってほしいですね。