代表取締役社長 楠山健一郎
設立 | 2011年10月20日 |
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事業内容 |
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会社HP | http://www.principle-c.com/ |
人には人それぞれの起業スタイルがある
私は大手国内企業、大手外資系企業、その他ベンチャー企業、を経験したあと起業をしました。
そのため起業をした時の年齢は38歳。
一般的には遅い年齢での挑戦となりました。
20代で起業をした人と比べると、
デメリットを感じる部分も多くありますが、
メリットもあります。
それは、「人脈」です。
周りの方々には起業をする時に助けて頂いたのですが、
これは私が15年間企業で働き続けて、信用を得たからこその人脈です。
特に弊社のお客様は、大手企業が多いです。
もし私が25歳などの若い時に起業をしていたら、
お付き合いすることが出来なかったお客様だったと思います。
人それぞれステージがあるものです。
「大手企業に行き、学んだ後に起業するも良し」
「自分の実力に自信があるのなら、そのまま起業するも良し」
自分にあった道を見つけることが大切になります。
私は、大手企業もベンチャー企業も体験をしてきました。
この二つの最大の違いは、
「会社の看板でお金を作るか、自分でお金を作れるか」
どうかになります。
企業というのは、お金を稼ぐために営業をしなくてはいけません。
しかし、大手企業と違い、
ベンチャー企業では仕事を取って来られなければ、すぐに企業の存続にかかわってきます。
自分は大手では、会社の看板で仕事をしていましたが、
ベンチャーに入ったらプライドも捨てて泥臭い営業をしました。
今でもこの経験は、私にとって財産となっています。
弊社が傾いた時に、私自身で一から営業することが出来るからです。
得意な所と得意な人
私はネットマーケティングに10年以上携わってきました。
今では欠かすことの出来ない手法となりましたが、
この業界はあまりに変化と進歩が激しいため、なかなかついていけない人たちもいますし、
例えばモノづくりや事業に携わるような人が、
常に最新のネットマーケティングについていくことは大変です。
だからこそ得意な所を得意な人がやればいいんです。
appleがiphoneでやっていたことですが、
得意なデザインは自社でやり、製造は台湾のメーカー、販売はソフトバンクに任せるなど、
強みにリソースを特化しています。
例えば、日本の物作りで良い物を作る人たちには、
それに集中してもらえるようにするのがベストです。
また事業に集中されているお客様は、
ネットマーケティングについては私たちにアウトソースすれば良いのです。
それが私たちの仕事であり、弊社の立ち位置だと思っています。
弊社にしか出来ない、価値を送り続けたいです。
優秀な人材を部下に持つということ
現在、ネットマーケティングのコンサルティング、
特にデータを扱うデータ解析が弊社のベースとなっていて、
自分自身が培ってきた経験に+アルファを加えた形で収益を出しています。
データ解析というのは優秀な人材がいればいるほど良いものなのですが、
実際に今私がやっているのは、
能力がある人を引き出す場を提供しているだけに過ぎません。
これは私以上の能力と知識を持っている人が、多く周りにいるからです。
つまり、私が何かを言って扱える人ではないということです。
しかし、そういう人にも得意、不得意はあって、
自分はビジネス経験、採用やビジョンを示す、働きやすい環境をプロデュースするなど
得意な分野で価値を出すのが仕事です。
その人たちが「やりたいこと」「夢」などを、方向性を会社の方向性と合わせていく。
「自分より優秀な部下を持て」。
それを実践しています。
しかし、これを管理するのはまた大変なことです。
人には自分を超える存在には「恐れ」を持ちやすく、
それがネガティブな人間関係を生み出すことが多々あると思います。
それを超えて、自分の強み、そして相手の強みを理解してその人が働きやすい環境を作る、
そして会社のビジョンを浸透させる、
それが難しくも大切だと思います。
全ての物事の必然性
起業する前から、私は2つやりたいこと“夢”を内に秘めていました。
1つは、「海外で自分の力を試したい」ということ、
そしてもう1つは、
「自分で会社をやりたい」ということです。
後者については、現状のままこれからも継続していきたいと思っています。
しかし、前者はまだ達成できていません。
私はこれを必然とも考えていて、
日本をよく知った上で、挑戦する必要があると思っていますし、
それがまた強みとなってくると思います。
今、自分が日本にいる意味を受け入れ、目の前のできることを精一杯やり遂げる、
それが私の役目だと考えています。
学生のような早い時期に海外に行ってしまうと
半分は外国人になってしまって、日本人というのを意識しなかったかもしれません。
また20代で成功したりしたら、今とは違った人生になっていたかもしれません。
何が人生良いか分からないことではありますが、
全ての物事には必然性があると信じていて、
今の自分を受け入れ、自分の役割を全うするまでです。
起業を目指している人が最も欲しい人材
起業をしたいと常に考えていると、
起業をする時に必要なこと、必要な人物をイメージするようになります。
そのイメージの中で、
「こういったステージが出来た時にはこの人に声をかけよう。」と、
心の中で常にイメージをしていました。
その人が来てくれるかどうかは、分かりません。
ただ大きなビジョンを熱く語り持つことで、
それに共感を得られるのならば、
自然と人は集まってきてくれるのだと思います。
今のメンバーはそうやって出会ってきました。
弊社のスタッフは30代~40代で、
業界の中でしっかりとした実績を残してきた能力の高い人が多いです。
優秀な人がいると、そこに様々な知識が集まってきて優秀な人が更に集まります。
今後はそのスタッフが中心となって、教育できる仕組みを作り、
今年も1名いますが、新卒の採用も積極的に行っていきたいと思っています。
そして弊社の理念や仕事を理解してもらってから入社してもらう、
という採用コンセプトで考えると、
これに一番近いのがインターン生になります。
現在も大学で統計学を勉強している優秀な人が、
理論の実践の場と応募してくるケースが多いです。
その中で、弊社が最も採用したいと考えるのが、起業を目指している人です。
弊社では、自分たちでビジネス経験がないコンサルタントの提案は説得力がないと思うので、
まずはインターンの学生には
自分たちでやっているEC事業や、データ解析の営業・マーケティングなどのビジネス、
つまり事業を任せることをしています。
その経験がコンサルティングに活かされ、説得力が増すと思われるからです。
実際に起業家を目指している人には楽しいと感じてもらえると思いますし、
事業を体験することで、本当の意味での実力もついてくると思います。
自分を見つめ、自分のやりたいことを見つける
今の学生はリスクを取らないというか、
目をギラギラさせた人が少なくなってきたと思います。
なので、「自分のやりたいことに対してリスクを取って挑戦することは良いのだ」と伝えたいです。
私自身、挑戦することの難しさは分かっています。
特に優秀であれば、
当然大企業や公務員など、安定した選択肢も増えますし、親の期待などもあるかと思いますが、
そこで大切なのが、
「自分が何をやりたいのか」です。
まだ見つかっていない人も多いとは思います。
しかし、自分のやりたいことというのは、
今までの人生の選択の中で隠されているものです。
どうしてこの学校を選んだのか、
どうしてこの選択をしたのか、
自分をもう一度見つめて、考えてください。
また、自分のルーツを引き出してください。
それは人の出会いによって、見つけることが出来るものです。
先生や友達、これから出会う人。
人と出会うこと、そうすることで「自分」を見つけることが出来ます。
人に「○○さん、らしいね」と言われることがあると思います。
この言葉こそ、あなたの独自性を表す言葉です。
自分の好きなことを見つけ、リスクを恐れず挑戦してください!