代表取締役 上池裕之

代表取締役 上池裕之

設立 2012年6月
事業内容
    • ITシステム・サービスの企画、開発、販売、保守、運用
    • コンサルティングに関する業務
    • 広告、宣伝、デザインの企画、制作並びに広告代理店業
会社HP http://www.laquda.com

業界に踏み入れる

文系、パソコンを持っていない、プログラミング経験は授業のみ。
これは、私のこの業界でのスタート地点です。
ここに挙げた状況を見てみると、
なぜこの業界に入る事が出来たのかも疑問でしょう。

私が社会人になった2001年頃。
この頃は今とは違い、
未経験者でもSEになる事が出来た時代でした。
普通の就職なんてつまらない。
ならば物を作り出せる仕事をしたい。
その思いから、時代の流れもあって、
全く自身の分野と違うこの業界へ足を踏み入れたのです。

SEと名の付く募集にひたすらアプローチをかけ、
ようやく初めの入社を果たします。
パソコンすら持っていなかった私でしたが、
どうやら適性検査やグループワークの成績が良かったとのこと。
入社研修を経て、本当のスタートを切りました。

しかしすぐに、
この業界でスタートする社会人の中でも、
さらに特殊なスタートを経験します。
「ITを柱に新人だけで、100億円の事業を作ってくれ。」
これが、スタートと同時に課せられたミッションだったのです。

起業への道のり

このミッションを達成するために新しく設立された部署が私の配属先でした。
新人ばかりの部署であったため、社内で教えてもらえる環境は無く、
技術を学ぶために他社に出るなど、
とにかくスキルを磨きました。
そうして私にプログラミングの才能があったらしく
技術力をひたすらに磨く事が出来ていました。
また先輩がいない分、
やるべき事を自分達で考えて、行動するスキルをこの時に身につける事ができました。

とても良い会社ではあったのですが、
当時は技術者のキャリアパスがなく、技術者を評価する仕組みもありませんでした。
若い自分にはそれが不満だったのでしょう。
更なる技術者としての早期キャリアアップを求め
ベンチャーへの転職を決意したのでした。

以降、合わせて二度の転職を行い、
事業部の技術責任者やCTO等を通して様々な経験を積むことが出来ました。
その経験を通して、
いつしか自分達で運営するサービスを作りたいと思うようになります。
ただ自分がいた会社では、
新規事業の立ち上げに対する、想いの周囲との差が大きく、そこに不満が残りました。

しかし、その不満を解消する術など簡単です。
そう、自分がやりたい事が出来る場を作ってしまえばいい。
これが、ラクーダの出発でした。

やりたい事を実現するために

今までの私は、お客様が要望するものを提供することを考えてきました。
しかし、もっとそこからの進展を望んでいたのです。
それは、自分が好きで作った物が人に受け入れられるということ。
メディアサービスに憧れを持ち、それを自分で一から作っていく為に、
ラクーダとしての活動が始まります。

しかし、最初からその挑戦をしても上手くはいきません。
まずは、今までの経験を生かす形で、コンサルタント業に手を付けました。
平日はその仕事に集中し、土日でメディア事業をこなす。
この様なサイクルが出来上がるのです。
今でもそのサイクルは続き、
その甲斐あってか去年の11月に成果を形にする事が出来ました。

大変ながらも、充実した毎日。
しかし、その日々をうまく回すために、
今までの経験だけでは、足りていない知識がまだまだあります。
私自身、ものづくりの世界に長く身を置いていた人間であり、
決して起業家の世界にいたわけではありません。
起業家のコミュニティに通うようになり、
ここ最近で、新たな知識や経験を入れることが出来るようになりました。

Which now!

Which now!

起業家としての知識、そしてものづくりの世界で得た知識や技術。
これらを合わせて、形となった物が我が社が運営するWhich now!というサービスです。
このサービスはQ&A+SNSという形で成り立ち、
「どう思う?」をシェアすることで、
つながりや発見を加速する世界を作ろうという目標を持っています。

何かの疑問に対し答えを、という形のサービス。
皆さんも同じようなサービスを利用したことはあるでしょう。
従来Q&Aサービスは質問者が回答を得るために利用するサービスですが、
投稿される質問には、
解答を求めるものと、意見を求めるものの2種類が存在しています。
ただし従来型では回答者層が限定されるため、
多くの回答者を集めるというよりは、
早く回答がもらえる方向性にシフトしていました。
そこで Which now ! は意見を求める質問にフォーカスしたサービスとして立ち上げ、
SNS と融合させることで、コミュニケーションの手段としてQAを位置づけています。
これによって、好きな人しか見ないのではなく、人がいれば繋がっていく。
そんなサービスを実現したいと考えています。

こんな人と仕事をしたい

今紹介したWhich now!を運営する上で、
数多くの事が学べています。
今はまだ課題だらけですが、
一つ一つの課題と向き合い、
改善仮説→実行→検証→改善のサイクルを続けていきたいです。

スタートアップの仕事は簡単に結果が出ないし、やるべき事は多いし、本当に大変です。
とにかくアクションする事が重要で、アクションしないと進めません。

今はインターン数名と私一人で行えているこのメディア事業なのですが、
当然規模の拡大には人が必要です。
根気強く、モチベーションの高い人がいいですね。
さらに言えば、失敗してもそれを一緒に受け入れられる相手。
これを私はもとめています。
一緒にやれると心から信頼でき、生きるも死ぬも良い意味で諦めがつく人材を欲していますね。

「出来る」と思わせる

社会に出た時、意識してほしい言葉があります。
「若いうちに苦労は買っとけ。」
これは、ありふれた、よく聞く言葉でしょう。
しかし、よく聞くだけあってとても理にかなった言葉でもあるのです。
不思議なもので、初めのうちに「この人は出来る人だ」という印象があれば、
それだけで上手くいくもの。
すごいと思われている人に雑用をやらせたいと思う人がいるでしょうか。
そんな仕事をやらせてはもったいない、そう人は思うものでしょう。

初めに「出来る」印象を与えておけば、
それ以降の仕事の内容にも差が出来ます。
そして、その差は年ごとに倍々になっていくのです。
是非、早いうちに。
スタートを大きくきる事を意識してみてください。