代表取締役 阪谷 泰之
設立 | 2008年9月 |
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事業内容 |
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会社HP | http://www.living-agent.co.jp/ |
自らの意思で仕事をしたい
私に関して言うと、その他多数の社長さんとは違い、
特に社会人スタート時から明確に社長になろうといった強い意思は持っていませんでした。
ただ、幼少より人に言われたことを淡々とやるようなことがあまり好きではなく、
自分で考えて納得しない限り真剣に物事には取り組まないタイプではありました。
だから、働くことに関しても、起業をする、しないは別として、
単に人から指示されて動くといった働き方ではなく、
自分で考えて自分の意思で動かす側に回ろうとは常に思っていました。
起業する直接のきっかけとなったのは、
勤めていた会社が買収されて、自分を取り巻く環境が大きく変わったこと、
業務が組織に吸収されて機械的になっていくことを感じたことが大きかったと思います。
やはり、組織の中の小さな歯車として働くことには、どうしても抵抗がありましたし、
自分の成長を阻害する要因にもなりかねないと感じました。
自分の考え方もあり、自然と独立・起業といった選択肢が大きなものへと変わっていきました。
市場に存在価値のある会社を目指す
起業するにあたり、前職と同じ不動産業界を選択しました。
当然ノウハウを持っていることももちろんですが、
業界全体が、成約になりづらい苦戦物件に対して、特別な営業努力を行うわけでもなく、
相場のみを理由に顧客に対して不利益になることを平然と提案する土壌に
従前から違和感を覚えていました。
これだけ数多も不動産会社が存在するのに、
本当に存在意義がある会社は世の中に何社あるのだろうか、
人に必要とされる存在意義のある会社を目指したい、
その思いで従前と同じ業種を選択しながらも、
空室を収益化することに特化した会社を作りたいと考えました。
実際に起業してビジネスを行ううえで大きく感じたことは、
使える予算が本当に少ないことです。
起業したばかりですから当たり前ですが、
限られた予算の中で実績を積み重ねていくといったことは本当に大変で勉強になりました。
効率的に予算を使うためにマーケットやターゲットなどにも敏感に考えるようになったのも
起業してからになります。
当社が目指すお客様至上主義
お客様至上主義とはいえば聞こえはいいですが、
要は会社の収益、給与はお客様より頂いて始めて成立するものであるということです。
お客様に喜ばれるサービス、必要とされるサービスを提供すること、
またお客様が今必要としているサービスを考えてそれを実行することが、
結果としてそれが会社に末永い収益をもたらしてくれるものであるといった考えとなります。
不動産会社の中には売上目標ありきで従業員をコントロールしようとすること、
また他社と同様の企画・同様のサービスながら結果として価格勝負を行うこと、
がよくあると感じます。
このような方法は、私には顧客のことを第一に考えた方法論とはあまり感じられません。
本当に顧客が喜ぶときは、本当に困っている時に手を差し伸べられたときです。
その為、当社は、不動産業界によくある画一的なサービスを提供しようとは考えておりません。
他社と差別化することはもちろん、
それがお客様に喜ばれるサービスであることが大前提とします。
結果として、会社がお客様に必要とされることで
従業員がこの会社に誇りを以て働ける環境が作れるのではないかと考えております。
事業のチャンネル数を増やすことでたくさんの顧客に必要とされたい
高度経済成長期であれば景気も右肩上がりの時代でしたので、
不動産をいくら作っても売れる時代でした。
人口ピラミッドも団塊世代と呼ばれる人たちが中心で、労働人口も豊富。
ところが、現代では周知の通り世帯数は頭打ち状態、人口は減少傾向に。
マンションやオフィスビルには空室が目立ち、
不動産が余る時代になってきているのです。
そこで当社が取り組んでいるのが、
物件を一括して賃借するサブリース事業や空室オフィスを利用したレンタルオフィス事業。
さらに、需要が少なく、資産の目減りが激しいワンルームに付加価値をつけて貸し出す、
ワンルーム収益化対策事業も行っています。
キーワードは“空室”をいかに収益化できるかです。
現代はモノを作ってただ売る時代ではなく、
必要なニーズに必要なソフト(中身)を作り、そしていかに売るか。
当社はリフォーム部門も持っていますので、
他社よりも低コストでリフォームできるのも強みです。
まだまだ市場から敬遠される不動産空室はたくさんあり、そして増加しております。
その空室に対する収益化の答えは不動産ごとにより様々です。
当社が空室に対する答えとなる事業のチャンネルを増やすことで、
あらゆる空室に対し必要なソフトを提供したくさんの顧客に喜ばれる、
目標は“空室=当社”と認識されることです。
人に必要とされることが、
長い目で見ると堅調に企業を成長させる要因になると考えております。
自発的で素直な人財
会社を更なる成長に導くためにも必要不可欠なのが人財の確保。
当社も広く門戸を開いて人財を募集しております。
ただどんなに人員不足でも、
言われたことを忠実にこなす典型的なサラリーマン?お役所的?な社員は
いらないと思っています。
一緒に働いていてもシナジーが働きにくいし、
ただのトップダウンだけではいい組織とは言えないと考えるからです。
大事なのは自分で考えて、それを提案して行動に移せる人。
そういう人と一緒に働くのはやっぱり気持ちいいし、楽しい。
社員にはベンチャー企業ならではの仕事の楽しみを味わって頂きたいと思っております。
自発的に行動を起こせる人は、
自分で勉強して知識を増やすなど、自己研鑽を必ず行っています。
それが、結果として知識を豊富にして、
自分の仕事を、自分のビジネスを、
自分の言葉で説得力を以て説明することができるのだと思います。
また、当社では「他人評価」をとても大切にしております。
自分がどんなに一生懸命やったと主張しても、また自己の仕事の評価を高く主張しても、
その社員の業務の結果が、顧客から評価を得られないものであるならば、
その従業員を会社として評価をしてはいけないと思います。
それが、「自己満足の為の仕事」から「人の為、顧客の為の仕事」への第一歩であり、
その心が人財を恒久的に成長させていくと信じております。
若者・学生にメッセージ
最近の学生たちの間で「安定」「保証」を望む人が多く、
就職活動においても大手志向であることをよく耳にします。
しかし、最近は長年続く大手企業でも倒産する時代。
大手だからと言って楽観視してはいけないと思っています。
会社の規模が大手にしろ、中小にしろ、
自ら分析して自ら仕事に取り組んでいくことができない人は厳しいと思います。
大企業に入れたとしても、その先に成長を求めない限り、
リストラなどの憂き目にあってしまう可能性が高くなるでしょう。
私は、その後の長い仕事人生のベースを構築するためにも
若い内が肝心だと思っております。
若い人の話をよく聞くと、
プライベートと仕事を分けたがる人が多い様ですが、
若い時こそしっかり修業を積む必要があると思っています。
早くからビジネスパーソンとしての下地を作っておかなければいけないということです。
昨今、貧富の差、格差の差と声高に叫ばれていますが、
ただ単に頑張る人と頑張らない人の差がはっきりしただけです。
差が生じるのは資本主義社会だから当然のこと。
私から見ると各社員が出す成果の割に、
まだまだ会社が支給する収入の格差が小さいように感じます。
とかく日本人はお金を稼ぐということに関してネガティブな印象を抱いています。
もちろん、お金がすべてではありませんが、
お金があればそれだけ人生における選択肢が増えるということでもあります。
ちなみに私の言う頑張る人とは、競争社会の中で生き抜こうとしている人間。
だからお金を稼ぐことに抵抗を感じたりする必要はないと思います。
逆にたくさん稼いで、たくさん税金を納めることが一番の社会貢献でしょう。
ぜひ、当社のようなベンチャー企業にたくさんの若者が就職を志望する。
どんどん切磋琢磨して若者が、経済が活力を以て発展いていく。
そしてそこからベンチャー企業が次々誕生する。
そんな活気ある世の中を期待しております。
それでは、当社への就職志望を待っています。