代表取締役 宮沢 文彦
設立 | 1999年4月13日 |
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事業内容 |
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会社HP | http://www.vortex-net.com./ |
「面白い」と感じる仕事との出会いから起業へ
大学時代はとても良いとはいえない成績で、
アルバイトとサークルとサッカーを中心に大学生活を送っていました。
サークルは、ツアーやパーティーを計画するイベント系で、
大学時代は遊ぶことばかりを考えていました。
大学4年生の時に、私は旅行会社に就職先が決まっていましたが、
敢えて留年の道を選びました。
理由は単純で、社会に出たくなかったからです。
その当時、自分には仕事ができるとはとても思えなかったのです。
就職活動中は、私自身が変わり者でしたので面白い人材と思われたのか、
いいところまでいくのですが、最終選考で落とされていました。
落とされる理由は、はっきりしていました。
スーツを着ないで面接へ行ったり、面接日を忘れたり・・・。
結局、決まった就職先は中堅の証券会社でした。
就職後は年々ボーナスが下がり、年収も下がっていきました。
その後、お金を稼ぎたかったので
一般的にはイメージの悪い不動産の販売業者へ転職しました。
不動産の販売業は、私にとってはとても面白い仕事に感じ、
この転職が私の起業への筋道を立てたのです。
エネルギーをかけ常識を変えていく
その会社に入社して間もなく、社長がワンマン経営ということもあり、
設立メンバーの先輩達が辞めていってしまいました。
私は新人でしたが、努力の結果突出した営業力を短期で身につけていましたので、
先輩が独立した新会社に誘われましたが、その誘いを断りました。
会社に残った理由は、社長にはしっかりとしたビジョンがあり、
なにより社長の人格に惚れていたからです。
会社の売り上げをつくっていた核となるメンバーが辞め、
社長はショックのあまり会社をたたむと言い出しました。
しかし30歳の私には、その当時マネジメントの経験が全くありませんでしたが、
自分に自信だけはあり、プレイヤーとしての営業のセンス=売る技術がありました。
「自分にやらせて欲しい。営業は任せて欲しい」と社長に言って任せて貰いました。
入社して半年のド新人が責任を持って数字にコミットしてやれたのは、
我慢をしながら『できることはやる』、そして『体力とガッツでやり抜く』でした。
私は仕事に執着しながら、エネルギーをかけて営業していましたので、
その会社でオーバーローンの頭金なしのセールスで売れていた不動産を、
頭金を出すセールスに切り換えることができました。
逆説的な新たな考えの先にロマンがある
私は「自分が認められたい」という思いから、
小さい頃から既成概念に対し反発をしていました。
不動産業での「自分の存在価値」は、
不動産が節税対策として考えられていた常識をクオリティの高い商機対象へ変化させ、
新たなマーケットを創出できたことです。
物事への既成概念に対して常に疑問をもつことで、
社会に今までとは違う逆説の新たな考え方を浸透させることに、私はロマンを感じます。
私個人で売っている不動産は、今では1契約2億円です。
会社全体では、今季240億円の数字が出る勢いですが、
私が作っている契約はそのうちの3分の2いくかいかないかです。
今でも一日3件商談へ行っています。
不動産は、高い商材です。
最短最速で契約を決めていくので、うまくいくと今でも痺れます。
弊社は、日本で初めて
不動産業界にある既成概念の逆説をいく区分所有オフィスに特化しこだわり続け、
パイオニアとして事業の拡大をしてきました。
世の常識を疑うことで、新たなマーケットをつくりました。
そのマーケットには本質的な価値が存在し、それをお客様に提案し続けることで、
独自の地位とサービスを確立することに成功しました。
日本の投資に対する考え方を引き上げる啓蒙活動をしたい
お金を使うことには、消費か投資しかありません。
不動産で言えば、賃貸は消費活動です。
購入はいくばくかモノが残るので、投資活動にあたり財務上に残ります。
つまり財務が厚くなるということです。
投資活動の方法や量によっては、法人の財務戦略に影響を与えることが可能となります。
不動産投資において投資価値が高いのは、お客様が好まない様な割安物件です。
投資信託でも、毎月分配した方が売れますが、実際は投資の運用枠が小さくなるのです。
これは投資は利益の追求という観点から、
間違っているファイナンシャルインテリジェンスです。
私は、日本の投資に対する考え方を引き上げたいと思っています。
それには、説得力をつけるために様々なブランディングが必要です。
不動産投資を感覚的な判断ではなく、合理的な判断基準から見直す必要があります。
安定したキャッシュフロー、高い稼働率、二次流動性、管理の煩雑さの低減、税務アドバイスなど、
質の高いアセットマネジメントは必須であり、実現可能です。
例え売れなくともこの考え方がわずかな人達に理解してもらえれば、
その人達が投資に対する考え方や行動を変えることにより、
いつか基盤が変わると信じています。
努力を惜しまない素直な人を求めています
一般常識や価値観に迎合しない人。
常識を疑うことで、本質的な価値を見出すことができる人。
世間での常識をひっくり返そうとする無謀な発想ができる人。
その無謀な発想に論理的思考に基づき、仮説をたてて実証できる人。
優等生やいい会社に入った人やお金持ちの人と比べると、
私は劣等感を持ち合わせています。
だから、サラブレットのような人間よりも、
雑草魂を持っている人間を好みます。
仮に、評価の低い人に対しても、
私はその人に先入観念を持たないで、その人の良いところを探しています。
我社の社員に対しても、
仕事ができないと評価されている社員に対して、
その評価通りの見方はせずに、私の見方でその社員を評価します。
また、私の経営者としてのイズムに共鳴し、継承し、
そのイズムを完全に社内に浸透させる人も求めています。
そして何よりも、お客様へのサービス向上の為に愚直な努力を惜しまない人です。
一生懸命取り組んだことは後に武器となる
どんないい学校や、どんないい会社に入ったところで、
そこで何もしなければ意味がありません。
そこで、何をやるかに意味があるのです。
大学時代、私はサークル活動を中心に過ごしていましたが、それが営業に役立ちました。
プレゼンテーション能力は今も活きています。
学生時代の私の周りにいる人間と比べると、
私は中堅の証券会社に入社したときは負け組でしたが、
そこで蓄えた営業や金融知識が、今役立っています。
入ったところで一生懸命やることが、
巡り巡って流れをつくり後になって武器になるのです。
私は浪人し留年し、会社を3社ほど転職していますが、どんなことも経験だと思っています。
人生の選択肢には、失敗はありません。
全て成功への過程なのです。
どんな状況でも、どう振る舞い、そこでどれだけエネルギーをかけるかが大事です。
エリートであろうと、会社がつぶれれば、稼げなくなります。
どこかに入ったとしても、安泰はないのです。
どれだけエネルギーをかけて仕事に取り組めるかが大切なのです。
例え今、何もやりたいことがなくても、何かは感じているはずです。
その何かを具現化するために、
今は意味がないと思うことでも一生懸命やることが大切なのです。