代表取締役 信清 城

代表取締役 信清 城

設立 平成16年1月14日
事業内容
    • 金融システムの開発・運用保守
    • PCアプリケーションの開発・サポート
    • モバイルアプリケーションの開発・サポート
会社HP http://www.wiz-system.co.jp/

自分がやりたいこと

私は幼い頃から絵を描くことが好きで、
学生時代は親の後を次いで画商の道へと進む事も視野にいれていました。
しかし、全ての美術品の良さが分かる程、絵心があるわけでもなく、
「自分が良いと思えないものを他人に売っても成功はしない」
そう思った私は、自分の本当にやりたい事を深く見つめ直す時期がありました。
そしてその時にこの道に進もうと決めたのが“システム開発”です。
昔からコンピュータに興味があり、中学生の頃には遊びでプログラムを作っていました。
「本当にやりたい事を生涯の仕事にしよう」
そう思った私は、システムエンジニアの道を目指すようになります。

それからコンピューターの専門学校に入った私は、
目的であるプログラミングはもちろんのこと、
仕組みからネットワークの構築まで幅広く学びました。
そして専門を卒業し、ソフトウェア開発会社に入社。
目的として掲げた、システムエンジニアの道に1歩入ることとなったのです。

それから数年間、システムエンジニアとしての時期を経て、
エンジニアとしての自信や、「自ら企画をし、自分の作りたいソフトを作る」という夢も広がり、
会社を起業し独立することにしました。

基礎体力の向上と広がり

システム会社として、
「自分や会社のやりたいこと」「あれば良いなと思うこと」を形にして、
お客様が使用して喜んでくれる。

これが一番幸せな状態だと思います。

この状態に向かう為に必要なことは自分単体がシステムエンジニアとしてのスキルを高める事だ、と
起業した当初は考えていました。

しかし、実際にシステムを作る為には、
プログラムだけしていれば良いという甘いものでなく、
それなりの資金や営業力や運営力など、会社の基礎体力が必要。

そのため、基礎体力をつけながら、
その上で「やりたいこと」を広げていくことが大切なのだと痛感をしましたね。

ただ、目指す先は変わりません。
「良いなと思うこと、やりたいこと」を形にして、お客様に届ける。
これだけは、譲れない想いです。

「技術者」から「経営者」へ、その強みと弱み

弊社は2つの事業を中心に展開しており、
1つは、お客様の下でプロジェクトを支援する業務。
そしてもう1つは、
弊社内で企画、開発、販売、運用を行う業務です。
アプリ制作など、様々のことに携わっていますが、弊社は際立った会社の強みや差別化はありません。
もし挙げるとするならば、
私が「技術者」あがりの「経営者」といった点だと思います。

この業界は、技術者のスキルやマインドにある程度依存した業界だと思います。
技術者のスキル向上、モチベーションの向上を行えるシステム会社は有利です。

その中で私自身も技術者としてやってきたため、
技術者が何を思っているのか、何が辛く何が楽しいのか、
そういった部分で同じ目線に立てるんですよ。
だからこそ、それに合った指導が可能だと考えており、
それがそのまま会社の強みに繋がると思います。

しかし強みの反面、弱みもありますね。
根が技術者だと、営業や販売広告の部分の経験地が低いんですよ。
そういった所を営業の代理会社にお任せをし、お互いの弱い部分を補う方法を取っています。

日本の文化を海外へ

私はもともとモバイル端末が好きで、iPhoneが出た時も相当に目を輝かせました。
いち早く、アプリケーション開発に携わりましたが、
これが実際に売れるかどうかは分からず、
新規事業として深い所まで開発・運営費用を回す事には躊躇しました。
「不安定な将来」より「安定した将来」を選ばなければいけなかったのです。

しかしこの行動は結果として、私の反省点となりました。
なので、これからは自分自身の感覚を信じて「良い」と思ったものに対しては
積極的に投資していきたいと考えています。

私は日本の文化、特に漫画やアニメはレベルが高いと感じています。
素人が描いたものであっても、外国の作品と比べるとノウハウがあり、
面白い表現がされている物も多々あると思います。
それを私は海外に展開し、漫画家の卵である方たちの活躍できる場を設けたい。
また日本の文化としての玩具なども海外に広めることが出来たら面白いだろうな、と考えています。

健気なやる気

弊社で社員として働いている人は、前の会社の後輩や、求人で集まってくれた方がほとんどです。
社員の共通点を挙げるとすれば、根が技術者というか開発が好きな人が多いです。
個性的な部分も多々ありますが(笑)

特に人材として一番大事にしているのが、月並みになりますが「やる気」ですね。
面談も全て私が担当としてやっているのですが、良いなという人は雰囲気で分かるんですよ。
私とも気が合って、真面目そうな人は特に。
後は「健気さ」ですね。
言葉で表現するには難しいのですが、「健気なやる気」を感じる時があります。
それには個人的に惹かれるものがありますね。
「自分が!自分が!」でも良いのですけど、健気な雰囲気で話を聞くとスッと入ってくるように思えるので。

「好き」、それは放してはいけない

自分が好きなことを見つけるタイミングは、人それぞれだと思います。
ものすごく遅い人もいれば、学生の時から好きなことを見つけられる人もいます。
中には、見つからない、なんて人もいると思います。
だからこそ、学生の時に見つけられている人は、凄くラッキーな人だと思いますね。
なので、その「好き」だと思うものに出会ったら、絶対に手放してはいけません。
とことん突き進んで欲しいと思います。

しかし、好きなことというのは不思議で、続けていく内につまらなくなる時がやってくるものです。
そんな時は、「どうして自分はそれが好きになったのか」
そのきっかけを思い出してください。
きっとそこに迷わないためのヒントが隠されているはずです。

自分の「やりたいこと」。
それを常に忘れないでください。