代表取締役 嗣江 建栄

代表取締役 嗣江 建栄

設立 2010年 2月 4日
事業内容
    • 医療画像情報管理システム”PACS”の開発・製造・販売
    • 遠隔読影支援システムの開発・製造・販売
    • 在宅医療支援システムの開発・製造・販売
会社HP http://viewsend-ict.co.jp/

神様に導かれて

私は、もともと弊社のシステムである「ViewSend」の販売代理店に勤務していました。
しかし、当時は通信のインフラがまだまだ十分ではなく、設備も不十分だったことから、
代理店が事業そのものを撤退することに…。
しかも、このシステムの開発会社であるアメリカのオーナーも高齢となり、
この事業から手をひくことになったのです。

もともと、将来の高齢化や在宅医療を見据えた時、
このシステムの必要性、そして魅力を感じて入社していた私は、
この技術をどうしても守りたいと考えました。
今、自分がやらなければ、この素晴らしい技術が消えてしまう…と考えたのです。

そこで、私はこの技術をさらに発展させていこうと、起業をする決意をしました。
もともとが経営者になりたいという思いからのスタートとではありませんでしたから、
きっと、神様に偶然やらされたのではないかな(笑)と
今でも思っているんですよ。

未来の医療社会

現在、高齢化社会を迎え、在宅医療のニーズが急速に高まっています。
そこで、遠隔医療のシステムで自宅で診察できたら…。
また、医師の少ない地域で遠隔医療が受けることができたなら…。
きっと、日本の医療の未来は大きく変わることでしょう。

弊社の遠隔医療システム「ViewSend」は、
CTやMRIなどの大容量の医療画像も画質を落とさないで、送信することができます。
このシステムを取り入れることによって、
地方の診療所や病院が、中央の病院にいる専門医に診療の依頼ができるようになるのです。

これは病院はもちろんですが、
介護施設や、在宅医療など、多くの分野に言えること。
今後も幅広い分野で必要とされていくと思います。

医療の仕組みを変えていくために

弊社が目指すところは、日本に遠隔医療を浸透させていくこと。
高齢化社会の今、医療費はどんどんが膨らんでいますから、
それに対応するための仕組み、現在の社会の医療の仕組みを変えることが
私たちの仕事であり、使命だと思っています。

例えば、誰でも病気や風邪をひいたら病院にいきますよね。
でも実際には、病院にいって問診を受けるだけで帰ることって
多々あると思うんです。
それが、今はインターネットが普及し、ITという便利なツールがありますから、
3割くらいの方は、病院に行かなくても
同じアドバイスを医師から受けることができると思います。
そうすることによって、医師の負担も軽減できますし、
病院に行くまでもない症状の方が自宅で診察してもらえるんですよ。

このような新たな医療の仕組みが世の中であたりまえになることを目指し、
私たちは日々取り組んでいます。

数年後の実現を目指して

弊社の事業は、新しいマーケットを作りだしていく、まさに遠隔医療のパイオニアです。
「国際医療・在宅医療・地域医療連携」を視野に、
ViewSend技術による『遠隔医療』を推進しています。

社員も私と同様に、会社の製品、会社の技術に興味持った人ばかり。
本当に優秀なスタッフに恵まれています。
この技術を一人でも多くの人に使っていただきたい、
自分たちのイメージしている社会にしていきたいという強い気持ちを持って、
必死に頑張っています。

現在は、一生懸命実験をしています。
開発をしたうえで、研究、実際に現場での実証をしていくことが必要ですから。
今後、3年~5年の間にはこの技術が浸透していくことを目指します。
一日でも早く、多くの人の笑顔を生み出すために。

社会に対する責任感

ビジネスパートナーとして一緒に働きたい人は、
社会に対する責任感を持ち、まじめで、技術を開発する想像力がある人。
企画力と発想力がとても大切ですね。
これらを磨くためには、学生時代に様々なことを経験するべきです。
それは、部活でもいい、アルバイトでもいい。
どんな事でも良いと思います。
実際、私自身も、
たくさんのアルバイトを経験し、その経験が今につながっていると思いますよ。

あとは、人の話を聞くことができ、話をひきす力を持つこともも重要です。
私たちの仕事も、まずはヒアリングからです。
現場の人が何をのぞんでいるかを知ることから全てがはじまると思っています。
学生時代から、仲間、そして人とのつながりを大切にし、
ぜひコミュニケーション能力も養ってください。