代表者 久保田 正広

代表者 久保田 正広

設立 平成21年06月
事業内容
    • 住宅相談・資産運用相談
    • 生命保険相談・相続対策相談
    • 不動産相談
    • ファイナンシャルプランニング業務
    • 金融商品仲介業
会社HP http://fpbank.co.jp/

一番になれることを探して

私の幼少期は高度成長期の時代であったので、スポーツと言えば野球が花形でした。
しかし、私はあえて柔道の道に進みました。
格闘技に興味もあったのですが、最大の理由は、
一番になれる可能性が高いと考えたうえでの選択でした。

中学時代は、試合に出ては勝つという状況が楽しく、
ますます柔道にのめりこんでいきました。
オリンピックで金メダルもとれるのでは!なんて思っていた時も。(笑)
そして、高校、大学まで柔道と勉強を必死に頑張っていましたね。

柔道は本当に厳しい世界。
今思えば「最後までやりぬく根性」というものが、柔道によって培われたんだと思います。
加えて得られたものは、指示を出されたら「はい」と言えることですね。
人に何かを言われた時に、例え自分に言い分があったとしても、
非もあるという想像もしたうえで、「はい」と答えて瞬時に動く力のことです。
これは、今でもとても大切な事だと考えています。

大手企業での経験を経て起業を決意

大学卒業後の就職先は、大手の銀行でした。
大きな取引もあり、とにかくやりがいのある仕事でした。
その反面、大きい会社であるからこそのよくない部分も見ましたが、
それも含めて多くのことを学んだ期間だったと思っています。

退職のきっかけは、ケガでした。
大学時代のケガが再発し、手術を何度も経験しました
復帰も試みましたが、銀行の世界は朝から深夜までととにかくハードです。
仕事をしたいのに身体がついていかないというジレンマに悩まされました。

ちょうどその頃に、生命保険を扱っている会社から誘いの声がかかりました。
フルコミッションで出社義務もないという条件は、当時の私には魅力的に映りました。
ここでならば、
自分の体力を調整しながらも、第一線を引くことなく頑張れると考え、
思い切って転職をしました。

保険の仕事をしてからは、銀行の時の年収の何倍にもなり、充実もしていましたが、
「5~6年経った頃から、このまま保険のセールスで生涯を終えていいのだろうか」
という気持ちがふつふつと湧いてきました。

その後、先輩が保険代理店として独立をすることになり、
5年程、財務担当役員としての経験を積みました。
そして、このまま先輩の会社に居続けて満足できるのかと自問自答した結論が「起業」でした。
一度きりの人生。自分でやっていきたいと思い、株式会社FPバンクを設立したのです。

本格派FPとしてのコンサルティングを

銀行、保険会社での経験も活かして起業した会社は
ファイナンシャルプランナー(FP)の事務所です。
お金に関する様々な相談業務、コンサルティング業務を行う会社です。

ただ単に相談にのるだけではなく、
銀行、保険会社、証券会社の各機能を提供できる、
金融商品の販売とコンサルティングをセットしたような、
本格派のFP事務所を作りたいと考え事業を展開しています。

世の中には、FPと言われている人がたくさんいます。
しかし、フタを開けてみると、
実は、資格しか持っていないFPや、
保険しか解決手段が提供できないFPが大多数というのが実態です。

私は、そうではなく、中立的な立場で何でも相談に乗れる本格派のFP事務所を作りたいと考えました。
起業当初から、目指すところは、その形でした。

お客様の本質的な問題を解決していくことこそが使命

FPというと、どうしても資格が前にたつ傾向がありますが、
それよりも、もっと重要な事があります。

それは、お客様に起こっている本当の問題点を提示し、
そのことを共有したうえで、改善の提案できること。
いわゆるコンサルティング力が大切なのです。
それができる、その力があるFPの方が最も必要だと考えています。

例えば、30代の方。住宅購入適齢期と言われていますが、
実際は、経済的な心配で買えない、収入が低いなど
様々な事情で家を買えない現象が起こっています。

その問題を解決すべく、住宅ローン、家づくりのコンサルティングをして、
実際に購入を可能にするためのお手伝いをしています。

社会保障的な考え方では、若い世代の方と高齢者の方の間には、
一億円くらい世代間格差があると言われている時代です。
私たちのミッションは、その若い人たちにもきちんと資産形成をしていくお手伝いです。
本来であれば、国や会社、学校が教えてくれるべきだと思いますが、
今はそういう世の中ではありません。
だからこそ、日本にも本当のFP「本格派のFP」という存在が必要になってきたのです。

金融商品はFPに聞こう!と思わせる意識づくりを

スピード感やFPの認知度を上げていくためにも、
私達と同じような志を持った方々を全国にひろめていく活動を始めています。

保険については詳しいが、住宅ローンには弱いとか、
意欲はあるけれど、収益の上げ方がわからない、
このような人達に教育をしているのです。

そういう方が今30人くらいいます。
それが、100人、1000人と増え、
本格派のFP事務所の拠点が1000、2000と増え、
日本にもFPの活躍する場を広めていければと思っています。

例えば、住宅ローンで困ったならFPに行こうと言われる時代がきたらいいですね。
ハウスメーカーに言われるまま、銀行に勧められるままにローンを組むのではなく、
相談できる場所があるのだと、日本でも認知される時代がくることを願いながら、
この活動を続けていきます。

「世の中を見える目」を養ってほしい

学生の方には、資格さえあればよい、就職活動をすればいい会社に入れるのだと
安易に考えて行動をするのではなく、
世の中をよく見て、何が必要なのかを見極めたうえで、勉強をしてほしいと思います。

一つの例が英語です。
これだけグローバル化が進んでいて絶対に必要になることがわかっているにもかかわらず、
まだまだ留学人口が少ないというのは、非常に残念なことですよね。

また、今の世の中「人の役に立つ」いわゆる貢献型の活動のみが
受け入れられているような風潮があると思います。
自分の事を犠牲にしても、人のために尽くすこと。
本当にそれだけでいいのでしょうか。

もちろん、大切な事なので、否定するつもりはありません。
しかし、家族をしっかりと養い、不安なく生活するためには、
どんなことがあっても食べていける力も必要だと思うのです。

就職でも起業でも、どんな形でもいいのです。
ただ、企業や他社に依存するのではなく、
この腕一本さえあればやっていけるぞ!という自信と実力をつけてほしいのです。
危機意識をもって、将来のことを考えるきっかけにしてください。
そうすれば、自然と今するべきことが見えてくるはずです。