代表取締役 鵜川徹

代表取締役 鵜川徹

設立 1998年8月12日
事業内容
    • コンピュータシステムの導入コンサルティング
    • ASP様向け各種Webアプリケーション開発
    • Linux全般のサポート及び教育
    • Linuxのシステム設計・開発
    • ハードウェア、ファームウェア、ミドルウェア開発/制御盤 設計・施工/コンピュータ及び関連機器販売
会社HP http://www.dht-jpn.co.jp/

学生時代から就職まで

起業や社長職に関して、学生時代は漠然としか考えていませんでした。
意識しだしたのは社会に出て2年目。
ソフト開発の会社に入社し働いていましたが、
当時、まだIT業界という言葉もなく、プログラミングの技術も今より未熟な時期。
昔から人と違う事をするのが好きだったのと、
特化した事、未知な領域をやってやろうという思いがあったので、
その頃から起業への気持ちが芽生え始めました。
ちょうど、景気も良い頃でしたし、プログラマーの世界でフリーでも十分にやっていける時代でしたので、
入社して2年目、フリーランスでやろうと思ったのが 起業の一歩目でしたね。

フリーランスから一人で起業

フリーランスで、好きな事をやって、好きなものを創っていきたかった。
今思うと、一人で起業した事が大きな間違いだったかもしれません。

たまたま友人の外資系会社の手伝いをさせてもらっていて、
そこの社長にうちの社員にならないか?と声をかけてもらったんです。
でも、社員になってしまうと、
それまでのパートナーとしての平等な関係が崩れてしまうのが嫌で断ったんです。
そうしたら、じゃあ、会社を立ち上げないかと。
今思うと試されていたのかもしれませんね。

そこで、出資金を3分の1を出して頂いて、8月会社を立ち上げスタートさせました。
ところが、年度末を迎え、親会社の売上が18%程82%は自分の御客様からと好業績
もう、好きに一人でやれと放り出されたんです。
そうやって結果的に一人で会社を回していく事になりました。
今から17年ほど前の30代初めの頃の話です。

その社長からはビジネスの仕方や、物事の考え方まで、多くの事を学ばせてもらいました。
今ではビジネス上のおつきあいはありませんが、
プライベートでは常に多くを教えていただく人生の師です。

一つの会社として、自分に何が出来るか

それから、ずっと一人でやってきたのですが、8年くらい前から社員を雇い始めました。
自分が40歳を迎えて、このまま一人でずっとやっていくのは志と違うなと感じ始めたのです。
自分に残せるものは何かと考えたとき、”自分の生き様”が残せたらと思ったのです。
人を育てて、その人が自分の行き方に共感してくれる、
そんな自分に影響されて幸せに生きている人が何人かいたらいいなと感じたのです。
自分に出資してくれた社長、応援してくれた方々、
かわいがってくれた先輩方が自分にいろいろ影響を与えてくださったように、
自分のポリシーを会社という形にして、後輩たちに残していきたいと考えています。

我が社特有の社員教育

その人の持っている変わるタイミングを、会社が後押ししてやればいい。
仕事としての技術はもちろんのこと、社会的にも成長できることが私たちの教育の特徴です。

モチベーションを上げる仕組みも数字だけではありません。
ものが作れること、後輩の指導が出来るようになる事、声を出して人前で話せる事
この3つのキーワードが教育の基本方針ですが、そこさえ備わっていれば、
技術屋に縛られるのではなく、営業してきてもいいし、講師をしてもいい。
自給自足の精神です。
「なかったら生み出せ」これがプログラミングをする人間にとっては一番必要な感覚かも知れません。
我が社の研修も実はこの考えに基づいています。
中小の我が社に最初から能力の高い人間を採るのは難しい。
でも、いないなら、会社で育て上げればいいじゃないか、そうして我が社の研修は生まれました。

「会社は君らにとって鎧兜なんだよ」とよく言います。
君たちは戦場で戦っている戦士、鎧兜は君らを守ってくれるし、武器にもなる。
戦い方次第、自由にやっていいと。それがうちの社風です。

今後の展望

IT業界は他の業種に比べて変化のスピードが7倍と言われています。
常に変わり続けています。お客様も変わっていきますし、当初は電機業界がメインの客層でしたが
今はネット関係、コンテンツ系に変わりつつあります。
私たちには、そんな周りの変化をどん欲に吸収していく積極的な勉強姿勢が不可欠です。
それに対応できる有望な社員を育て上げることが目標です。
毎年2、3名づつ採用し、3年後の20期目には社員数は30くらいにしたいですね。
そして、一番始めに入社した社員が8年目を迎え、今ちょうど30代始めです。
自分が起業した年頃ですから、そろそろ、後継者を念頭においた仕事分配もしていくつもりです。

我が社が求める社員像

「自分の力を120%出してみたいヤツ」
「何でもやってみたいヤツ 」
これが我が社の求める人材のキーワードです。

うちの研修はきついですから、これはやりたくないという人間は生き残れません。
でも、変わってみたいという気持ちさえあれば、
我が社にそれを後押しする環境がいくらでもありますから
ぜひ挑戦していただきたいですね。

それと当たり前ですが、男女に関係なく採用しています。
事実、IT業界の女性の割合は1割の中、我が社は2割です。
この業界はもっと女性が活躍していい世界だと思いますし、
最近の女性はガッツ、がありますから。