代表取締役社長 深沢 務
設立 | 2007年7月 |
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事業内容 |
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会社HP | http://www.minamachi.jp/ |
「使われる人生」よりも
高校卒業後、通信系の会社に8年間勤めました。
夢中で仕事をし、とても充実していた時期でした。
一方、「取得した資格や知識がどこまで通じるかを試したい」
という気持ちが芽生え、IT企業の派遣社員に転職。
働けば働くほど収入を得られる環境でやりがいがあり、
マネジメントやSEとしての経験を積める職場でした。
そうしたなか、大きな組織に属して「使われる人生」を選ぶよりも、
いっそのこと会社を自分たちの手で作り上げたいと思うようになり、
「起業してみたら?」という知人の後押しで、2007年に起業しました。
「みなまち」という社名は、「みんなのまち」から生まれました。
顧客であるユーザーはもちろん、社員にも親しみやすい会社でありたい
との思いを込めて命名したのです。
IT系の企業は、カタカナの社名が多いので、
少し違った社名にしようと考えたのも、その理由です。
従業員数は、会社全体で30人に増えましたが、当初の社員数は2人。
呑み仲間だったエンジニアの仲間を誘い、イチからのスタートでした。
「あったらいいな」を実現したい
創業当初は、自社開発による画像処理システムのプロジェクトに力をいれていましたが、
最近は、ITアウトソーシングや企業サイトの構築・運営、オリジナルアプリの開発など、
エンジニア集団として多岐にわたる事業を展開できるようになりました。
具体的には、お客様のニーズに合わせた効果的なネットワーク/サーバの設計から
構築、運用・保守・管理まで一連の業務を担っているほか、
オープン系・Web系アプリケーションなどソフトウェアの設計・開発を行い、
システム提案、開発、運用、カスタマイズまで幅広く展開しています。
iPhoneやAndroidなど、
スマートフォン向けコンテンツやアプリの開発にも取り組んでおり、
今後は自社開発の比率を高めていく予定です。
日本でインターネットサービスが開始された1990年代初頭、
IT技術は日進月歩で進化してきましたが、それは
「あったら便利だろうな」
という機能やシステムを先人たちが一つ一つ、形にしてきたからこそ生まれたものです。
私は、世の中にまだまだ潜在している「あったらいいな」を具現化していきたいと思っています。
「仕事は楽しくないと意味がない」
設立から6年。
若い会社ながら、やっと起動に乗り始めて事業も拡大し、
伸び盛りの時期と言えると思います。
当社は、周囲からよく「面白そうな会社」と言われます。
社名の「みなまち」も特徴的ですが、
仕事をご一緒した方々からは
「新しいことをどんどんやるし、楽しそうに仕事をする」と見られているようです。
実際に今、一緒に働いている社員たちは当事者意識が強く、
自分たちが作ったものを世に出すことの楽しさを知っています。
そして、「自分たちが楽しむ環境はみんなで一緒につくりあげていこう」
との意識が高いメンバーばかりです。
「仕事は楽しくないと意味がない」
――新卒で入社したばかりのころに先輩に言われた言葉は、今の私のモットーになっています。
たとえ残業が多かろうと休みがなかろうと
楽しければそれは決して苦にはなりません。
嫌々仕事をして、言われた仕事を効率的にこなすのではなく、
みんなでワイワイ言いながら、
楽しくアイデアをカタチにする会社を創っていきたいですね。
これから必要な人材とは?
IT企業が直面している問題の一つは、IT技術者が不足している点。
みなまちはIT技術者に特化したアウトソーシングを提供することで、
この課題に正面から取り組むことを第一のミッションに掲げています。
そんなわが社が求める人材は、「いずれはこの会社のトップになってやる」くらい勢いのある人。
具体的には、SEとしてお客様とコミュニケーションできる折衝能力があって
自分から能動的に動ける人が必要です。
そして、長期的な目標を持って、目標のためにすべきことを毎日着実にできる人。
なんらかの目指す方向があれば自然と努力するようになりますし、
必要なものもきちんと身につけていけるようになるはずです。
アイデアを形にしたいと思っている人や、
ベンチャー企業で力をつけたいという人も当社向きです。
エンジニアの仕事は内向きのイメージが強いですが、
他社と違い、みなまちでは、エンジニアを孤独にさせません。
無理強いしない程度に、オン・オフどちらもコミュニケーションを心がけ、
人と人のつながりを大切に、
何かあればみんなでワイワイやりながら問題を解決していけるような雰囲気づくりに努めています。
いろんなアイデアをITを軸に実現
社員一人一人がそれぞれの個性を生かして仕事を続けられること。
それが楽しさにつながりますし、
そうすることで自然にコミュニケーションをとるようになります。
そんな自由でオープンな風土をこれからも大事にしていきたいですね。
また、主要事業であるITとは直接関係がありませんが、
コースターなどのオリジナル製品の物品販売を検討中です。母親が温泉に勤めている関係で、
物品の販売先などは少しずつ確保していけそうです。
「MOE1(もえワン)グランプリ」や地方アイドルなどが流行っていますが、
購買意欲を湧き立てるような事業と地域振興などをつなげることができないか
というアイデアの具現化も視野に入れています。
実家が農業を営んでいることもあり、
将来的には、効率よく農地を確保し、
安定した収穫ができる農業にもチャレンジできたらと思っています。
ITを軸にしつつ、あらゆるアイデアを持って、
社員それぞれのアイデアを具現化していくことで、社会全体が面白くなっていけばいいですね。